こんばんは。
雫石雪乃です。
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初めての方はこちらからお読み下さい。
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中学生の頃。
数学が分からな過ぎてキレていた。
高校生の頃。
化学が分からな過ぎてキレていた。
大学生の頃。
教育教材を作るためのプログラミングが分からな過ぎてキレていた。
社会人になって。
エクセルの使い方や最新の経理ソフトの使い方が分からなくてキレていた。
私がキレる時。
それは分からな過ぎてキレている。
（こうやって改めてみてみると、いつも理数系がダメすぎてキレている私。笑）
でも。
どんな時も、忍耐強く、理解できるまで何度も何度も繰り返し学習して、
理解できるようになると、キレなくなった。
だから今は、難問にぶつかった時
「分からないから頭に来てるだけだ。
ちゃんと分かるまでコツコツやろう」
と思えるようになりました。
それなのに、今日も私はキレていた（笑）
家の中があまりにも荒んでいるからきれいにしようと思ったのだけれど、
片付け方が分からなくて
何をどこにどのように仕舞えばいいのか分からなくて、
始めて３分で絶望。
同じ仲間同士で分類して、
それぞれをケースなどに入れて、
収納する。
と言われても。
何と何が同じ仲間なのか分からない。
どんなケースに入れればいいのか分からない。
ケースに入れられたとしても、そのケースをどこにどのように収納すればいいのか分からない。
そして、分からなすぎてキレる。
ADHD脳恐るべし。
本当に３分で力が抜けて、己に絶望しました
でも、ここでもやっぱり思いました。
分からないから絶望しているだけなのだと。
わかればきっと大丈夫になる。
そのためには、まず何が分からないかをきちんと把握すること。
まずはそこから。
そう思って気持ちを立て直したところで今日は終了（笑）
先日の朝日新聞デジタルで『ネガティブ・ケイパビリティ』という言葉に出会いました。
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ネガティブ・ケイパビリティ（英語: Negative capability）は詩人ジョン・キーツが
不確実なものや未解決のものを受容する能力を記述した言葉
私はディルクにさまざまなテーマで論争ではないが長い説明をした。私の心の中で数多くのことがぴたりと符合しハッとした。特に文学において、人に偉業を成し遂げしむるもの、シェイクスピアが桁外れに有していたもの――それがネガティブ・ケイパビリティ、短気に事実や理由を求めることなく、不確かさや、不可解なことや、疑惑ある状態の中に人が留まることが出来る時に見出されるものである。
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ちゃんと理解していないのですが、ネガティブ・ケイパビリティとは、そういう「分からないこと」に対して、早急に答えを出そうとするのではなく、じっくりとその不安に耐えながら、その状況を受け入れる能力を指すようです。
今、いろんな人が先の見えない不安に翻弄されてイライラしています。
分からないと人は不安になる。
でも、その分からないという苦しみから逃げることなくじっくりと味わいながら前に進み続けると、急に目の前が開けて、それまでの苦労が一気に消えて無くなります。
数学が分からなかった時も同じ。
エクセルが分からなかった時も同じ。
分からないからと言って、分からない、分からないと自分の殻に閉じこもっているだけではダメで、分からないという苦しみを味わいながら、なんとか分かるようになるために前に進み続けたら突然分かるようになって、それまでの苦労が苦労ではなくなりました。
先がどうなるか分からないからと言って「分からない」と不安に絡めとられてしまってはそこでお終いです。どんな時も焦らないこと。
じっくりと起こっていることの全てを受け入れ、今の自分にできることが見つかるのを待つことです。
不安で焦っていろんなことに手を出すよりも、
深呼吸をして心を落ち着かせて、今できることをただただ黙々とこなした方が早く答えが見つかります。
どんな状況も嫌がらずに受け入れましょう。
分からないという不安も怒りも全部受け入れて、その上で
と心から強く信じていれば、みんな大丈夫。
ちゃんと、ちゃんと、受け入れてくださいね。
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