こんばんは。
雫石雪乃です。
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初めての方はこちらからお読み下さい。
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家の中が荒れ放題です（笑）
写真を撮るなら、クッションとソファぐらいはせめて直そうぜ！という感じですね（笑）
撮りたかったのは、荒れた部屋の様子ではなく、手前のウェッジウッドのマグカップ。
20年ほど前、友人の結婚式の引き出物でいただいた物です。
昨日使っていて、ふと
「あ、そういえば、このマグカップ、20年も使っているな」
ということに気がつきました。
カップは他にもたくさんあるのに、いつも手に取るのはこれ。
手に馴染みがよく、サイズ的にも私にはぴったりなのです。
そうか、これが「気に入ってる」っていうことなんだな、と。
「これがとってもお気に入りなの、うふふ
」
という気持ちでは使っていませんでしたが、物にこだわりや執着がない私にとって、本当に大切で、好きだと心の奥で感じているものは、こんな風に無意識に手にとってしまうものなのかもしれません。
先日、向田邦子さんの『向田邦子の本棚』という本を読みました。
その中に、器が好きだった向田さんが
「自分の気に入らないものは目の中に入れたくない」」
と言い切っていたという記述があり、自分の感性をものすごく大切にするその姿勢と潔さにますます憧れました。
フジコ・ヘミングさんにもそういうところがあって、私の好きな女性たちはみんな自分が美しいと感じるものをずっと、そして深く愛しつづける力が強くて、そんなところがとても素敵だなぁと思います。
私の人生も折り返し地点を過ぎたので、自分の感性をもっともっと大切にして本当の気持ちに沿うものを選んで行きたいと思いました。
嫌いなものを排除するのではなく、好きなものをより愛することによって他のものに目もくれなくなる姿勢というか。他を批判するのではなく、好きなものにまっしぐら・・・というそんな感じ。
好きだという気持ちを真っ直ぐに、素直に受け入れる姿勢とでも言いましょうか。
伝わってますかね？
分からないですね（笑）
最近、つくづく思うのは、やはり全て「違いでしかない」のだなぁと。
「ただの違いでしかない」というのは、フィリピンで頑張っていた（今は名古屋？）Mちゃんの名言なのですが、本当にそう思います。
このコロナ騒動で、リモートワークを強いられている方もいて、それらの反応を見ていると
「会社の人間関係に煩わされないから楽だ」
と思っている人と、
「一人で仕事をするのが寂しくて仕方がないから会社に行きたい」
と思っている人がいるのがわかりました。
今日、子供達と3人でそのことを話していて、
「常に誰かと一緒じゃないと寂しくてたまらない人と、誰かといるのはしんどいからなるべく一人や二人でいたい人がいるみたい。それはどっちがすごいとか、どっちがいいとかいう話じゃなくて、そういう違いがあるだけでさ。自分がどっちのタイプの人間か分かってたら、すごくいろんなことが楽になるよ」
というと、長男君（中１）は
「僕は多すぎるのは嫌だけど、3人ぐらいがちょうどいい」
次男君（小６）は、
「プップ（自分のこと）は、一人が好きだけど、人と話すなら二人でじっくりが好き」
と言っていました。
私も何をするにも一人が好き。
カフェも美術館も映画も一人が一番ホッとします。
大勢が好きな人は、私のそんな姿勢を
「すごい大人に見える」
と言って、尊敬の眼差しでみてくれますが、私にとっては大勢でいられる人の方がよほどすごく見えてしまいます。
でも、
大勢の人と仲良く、上手くやれる人がすごい訳じゃない。
いつも一人の人がダメな訳でもない。
大切なのは、自分がどちらが好きかというそれだけ。
自分の好きを大切にしたらいい。
好きなもの、好きな人間関係、好きな働き方。
それがどんなものだっていい。
自分の好きを卑下したり、
他人の好きを馬鹿にしたりするのではなく、
ただただ
「私はこれが好き、あの人はあれが好き」
とお互いの”ただの違い”を認めて、自分の好きを大切に出来たら、
人も地球ももっともっと優しくなりますね✨
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