こんばんは。
雫石雪乃です。
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初めての方はこちらからお読み下さい。
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昨日、直子さんと岡本太郎記念館に行ってきました
やはりここでも強く心が惹かれたのが、太郎さんのアトリエ。
藤子・F・不二雄先生の仕事部屋もそうでしたが、なんでしょうね、その人の宇宙が見えるみたいな、そんな感じです。
仕事場というのは、その人を形成しているものやエネルギーの全てが宿っているというか・・・。
太郎さんのアトリエだからなのでしょうかね。
ぐーっと惹きつけられて、しばらく直子さんと二人で佇んでいました。
建物そのものも、建築好きの私たちには堪らなかったです✨
あ、建築といえば、今頃『江戸東京たてもの園』の大きな大きな金木犀が見事なはず。
江戸から明治・大正にかけての建築物に興味のある方はぜひ
そして、途中で立ち寄った長谷寺の麻布大観音がとんでもなく美しくてびっくり。
それなのに、写真にはその美しさも慈愛とあふれたオーラも全く写り込んでいなくて、残念なことこの上ないです
なので、お近くの方はぜひ観に行って自分の目で確かめて下さい。
予想もしていなかった大きさと美しさに驚くこと間違いなしです。
美しいもの、美しい言葉、美しい音楽は心を豊かにしてくれますねぇ✨
どっぷり芸術の秋を満喫中です。
少し前に図書館で高村光太郎の『智恵子抄その後』という詩集を借りてきました。
その中に「あの頃」という詩があります。
人を信じることは人を救う。
かなり不良性のあったわたくしを
智恵子は頭から信じてかかった。
いきなり内懐に飛び込まれて
わたくしは自分の不良性を失った。
わたくし自身も知らない何ものかが
こんな自分の中にあることを知らされて
わたくしはたじろいた。
少しめんくらって立ちなおり、
智恵子のまじめな純粋な
息をもつかない肉薄に
或日はっと気がついた。
わたくしの眼から珍しい涙がながれ、
わたくしはあらためて智恵子に向かった。
智恵子はにこやかにわたくしを迎え、
その清浄な甘い香りでわたくしを包んだ。
わたくしはその甘美に酔って一切を忘れた。
わたくしの猛獣性さえ物ともしない
この天の族なる一女性の不可思議力に
無頼のわたくしは初めて自己の位置を知った。
人は傷ついて、傷ついて、傷つきすぎると、
もう傷つきたくはないから、心をぎゅっと硬くします。
そうして、硬くなってしまった心は
自分の感情を麻痺させる代わりに、
他人の心の痛みも分からなくなってしまいます。
だから、どんな言葉が人を傷つけるか分からなくて、
平気で傷つけるようなことをしてしまったり、言ってしまったりする。
自分が嫉妬していることにも気がつかないから、
どうしようもない嫌味を言ってしまったり、
激しい怒りをぶつけてしまったりもする。
高村光太郎という人は、きっとたくさん裏切られる経験をして
傷ついて、傷ついて、誰も信じることができなくなって、
卑屈な人生を送っていたのでしょう。
自暴自棄になって、自分も他人も傷つけるような生き方をしていたのでしょう。
智恵子に会うまでは。
智恵子という人は、そんな光太郎の中に怯える彼自身を発見し、
見えている部分の彼ではなく、その怯えている本当の彼を心の底から信じ、彼の胸に純粋に飛び込んで行った人なのでしょう。
誰も入ってこれないように、
高く高く積み上げた心の壁を
遠慮なくバリバリと引っぺがして彼の心に入り込み、
怯える彼を救い出した。
その勇気ある救いの手に彼は涙を流したのでしょう。
人は、相手に変わってほしいと願います。
けれども、本当に必要なのは相手を変わらせることではなく、
知らぬ間に自分の周りに作った壁の中から
「怖がらなくていいよ」
と言いながら、優しく引き出してあげることではないでしょうか。
人は怒られれば怒られるほど、壁を作り、
否定されれば否定されるほど、壁を作ります。
「大丈夫だよ」
と言われれば言われるほど
「大丈夫じゃないのに、わかってもらえない」
と壁を作り、
「君ならやれるよ」
と言われれば言われるほど、
「できないから苦しいのにわかってもらえない」
と壁を作る。
そうして、自分で壁を作っておきながら、
誰も自分の心の奥底まで入ってきてくれないことを悲しむ。
誰とも分かり合えない
誰とも通じ合えない
そんな風に思って。
そのことに気づいた人から順に、まずは自分で自分の壁を取り払いましょ。
自分が他人に対して心をオープンにして。
そうして、慈愛の心が生まれたら、
今度は誰かをそっと優しく壁の中から出してあげましょ。
「怯えなくいいんだよ」
「心配しなくていいんだよ」
そう言いながら。智恵子のように。
怯える人々を次々と救い出してあげましょうよ。
たった一人でも良いから。
先日の記事を読んだBさんからこんなメッセージをいただきました。
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雪乃さーん
お久しぶりです
私の調子も復活し
またまた雪乃さんにLineしたくなりました
ブログ読みました。
お友達が雪乃さんや長男くんたちと
お話できてよかったなあって思いました。
長男くんのお友達に
教室の中でみんなに向かって
特に暴れん坊の子に向かって
心の叫びを言わせてあげたいっ！
暴れん坊に向かって
言いたいこと全部言いなっ！
だれも文句言わないから
と思いました。
最近私の性格が男っぽくなってます
うちの兄弟の子たちは
学校で本気の兄弟ゲンカをしてきて
学校の先生たちは、呆れて
途方にくれてましたけど
私の内心は
よく学校という場で
本気のけんかをしてきた！
えらい！
と思いました
学校の先生の言うことは
すべてではないと感じます
助言として
取り入れる必要なところは
取り入れるけれど
先生たるもの
先生の担任は1年だから
人生見届けるのは親だから
今この先生の助言が子供に
必要なのかどうか
見極めるのは親だと
最近確信を持って言えるように
なりました
たくさん子供に鍛えられ
出てきた結論でした。
先生の言動でハテナマークを
キャッチしたら
本気で私は自分の思いを伝えることができるようになりました。
雪乃さんのブログから
みんなみんな悩みながら
一歩一歩前に進んでいる姿に
勇気をもらいます。
雪乃さんのブログに集まるみんなは
自分の人生を本気で生きる！
ことができる人たちだと
私は思います
いつもいつも
ありがとうございます
ぜんぶとっぱらって
安心、しあわせの中
自分の生きたいように生きるのだ
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正しいも間違ってるも、
良いことも悪いこともないの。
だから、「責められる」「怒られる」なんて思わずに、
少しずつ自分で作った壁を壊して、
自分の殻から出てきてくださいね。
自分が大切だと思う物を大切に。
自分が好きだと思う物を大切に。
そして、誰かが大切だと思っている物を、同じように大切に思ってあげて、
誰かが好きだと思っている物を自分も好きになれるように。
どうしても受け入れられないものならば、
せめて否定したり、批判したりしないように、
誰かの「大切」や「好き」を大事にしてあげられるように。
そんな人にみんなでなって行きましょ。
まあるく、素直で、優しい心で。
自分で行う感情解放の方法
