前回の続き
私、夫、息子が義母宅に行った時
👵「盗聴されている」
って義母が突然言い出した。
聞けば固定電話が盗聴されていて、
電話での通話だけじゃなく部屋の中も盗聴されていると思っている。
私たちは本当に軽く考えて
「だから、通話を録音してるだけで
何かあった時のために記録を残してるだけだよ。」
とか
「つーか、、本当に録音してるかどうかではなくて、詐欺をしてくるような奴を牽制するメッセージを流してるだけだよ」
とか笑いながら義母を相手にしなかった。
その後も会う度に盗撮されているとか、
気持ち悪いとか
〇〇さんが携帯を無くしたから、私の番号がいろんなところに流れたとか言い出したりし始めた。
数ヶ月後、どうしても気になるようで、その機械は返した。
まぁ、それで気が済むならいいんじゃない?って
私たちは、またも軽く考えていました。
でも義母はその機械を外しても盗聴問題が気になって仕方がないようになってしまい、
まず、電話機を買い替えた。
そして、携帯電話も変えた。
それでもおさまらずに、
携帯から聞かれてる!って使わない時は電源を切ってバック入れてタオルに包んでクローゼットに閉まってる
って言い出した。
携帯はカメラが付いてるから、盗聴だけではなく
盗撮?っていうか、家の様子を監視されている。と
そして、その様子をインターネットで流されいる。みんなが見ている。
と
なにそれ?そんな事するやついるわけないよ!
こんなただのおばあちゃんの様子見て何か楽しいの?
若いきれいなお姉さんでもないのに!!
なにその自意識過剰の妄想!
怖いよ!!!
って大学生の息子が言った。
私と夫は思わず笑ってしまいました。
でもね、後から知った話では
これって馬鹿にしたり、笑ったりしたらいけなかったんですよね。
その時は認知症?なにそれ?って感じで
だって親戚にも知り合いにも認知症の人はいなかったし
被害妄想が認知症の症状の一つなんて
認知症は物忘れの事で
最終的にはあなたはだーれ?みたいな
そんな知識しかなかったんです。
これは前回の入院を挟んで
一年間くらい続いた。
そのうち馬鹿にされるからって
あんまり、私たちには言わなくなった。
たまに言うけど。
今でもずっと盗聴、盗撮は信じてる。
本人には事実だからね。