3例目


死亡したのは80歳代の男性で、既往症に初期の食道がん(放射線治療中)、胃ポリープ、高血圧、前立腺肥大がありました。


2月4日に既往症の経過観察のために病院で上部消化管内視鏡検査を実施。同日に他病院を腰痛、頸肩腕症候群などのために受診。そこで新型インフルエンザワクチンを接種し、さらにケトプロフェン ワクシニアウイルス接種家兎炎症皮膚抽出液、オキセンドロン、テストステロン を注射されました。


その後バスで帰宅しましたが、ワクチン接種の4時間後に降車したバス停留所にてぐったりしている男性を発見。救急車到着時には心肺停止状態で、蘇生処置を施しながら近隣の病院へ搬送されました。心臓マッサージによって一時的に心拍の快復が見られましたが、その数時間後に死亡が確認されました。


死因は心不全。摂取されたワクチンは「微研会HP07D」。腰痛・頸肩腕症候群の主治医はワクチン接種当日に上部消化器内視鏡検査による医薬品や脱水との因果関係も否定できないが、時間的経過からワクチンとの因果関係も否定できないと述べています。


ここでお伝えしていなかったワクチン接種と死亡に因果関係ありの2例目もお伝えしておきます。


2例目


昨年度の死亡例ですが、厚生労働省が今月2月5日に発表しています。


三重県在住の70歳代の女性。既往症は糖尿病です。昨年11月25日にワクチンを接種。同29日に部屋で死亡しているのが発見されました。

また、新型インフルエンザ感染者の死亡は2月8日時点で192例となっています。

厚生労働省によれば、現在までの新型インフルエンザ感染者の死亡数は184人となっています。まだまだインフルエンザの季節は終わりません。ご自愛ください。既に花粉症の季節に突入していますが、花粉症もインフルエンザ同様の症状が出るので「ただの花粉症だろう」などと軽視せずに心配であれば医療機関の受診をお勧めします。

               

さて、「新型インフルエンザワクチン接種との因果関係あり」との死亡例がありました。


1月29日、厚生労働省は新潟県在住の80歳代の女性が急死した原因が新型インフルエンザワクチン接種による因果関係があると発表しました。これまで新型インフルエンザワクチン接種後の死亡は同27日までに117件確認されていますが、ほとんどが「因果関係なし」か「評価不能」という判定であり、「因果関係あり」は初めてとなります。

                

女性は26日に新型インフルエンザワクチンの接種を受け、副作用が出ないことを確認してから病院をあとにしましたが、約10分後に女性が路上で倒れているのを発見。搬送先の病院で死亡が確認されました。女性には高血圧と心臓弁の働きが弱い持病がありましたが、直接の死因は不明ということです。

                          

主治医はワクチン接種注射による過敏反応「アナフィラキシー・ショック」に併せて突然の不整脈や肺塞栓などが起こった可能性が考えられると説明しているようです。


「備えすぎて憂いあり」


テレビ報道を見ていたら、新型インフルエンザワクチンが有り余っていることにかけて「備えすぎて憂いあり」なんていうキャッチコピーを目にしました。思いのほか感染が沈静化して通常のインフルエンザに同化してきたせいなのか、それともワクチン接種に不安を感じているのか・・・国産ワクチンだけで間に合ってしまったようです。上記の新潟県の80歳代女性のようにワクチン接種したばかりに亡くなったということもあるようですしね。

今日は千葉県鎌ヶ谷市にある日本ハムファイターズスタジアムの取材に行きました。鎌ヶ谷市とファイターズの結びつきについて記事化するのです。


昨日の雪が残り、スタジアム内では芝生上に積もった雪かきの小型ブルドーザーが走りまわっています。雪に覆われたグラウンドに雪かきでむき出しになった芝生の緑色の筋が渦巻状に描かれて行きます。


担当者さんに話を伺うと球場は「東京ドームと同じ大きさ」だということ。ざっと見まわすとそれほど大きな球場には思えませんが、大きさはともかくとしてなかなか立派な球場です。実は近くに住んでいるのに一度も来たことがないのです。


球場の事務所での取材を終えてロビーに出ると過日に亡くなった小林繁さんの献花台らしきものと記帳のようなものがありました。献花は先月末に終了しており、今では花さえありませんが、台の上には日本ハムのユニフォームを着て爽やかに微笑む小林さんの写真が入った写真立てがありました。いまだに訪れる方が少なくないのでしょうね。片づけることができないのでしょう。


僕は献花台の写真を1枚撮影してから写真に手を合わせて球場を後にしました。


クラウド・バスターの安全対策

合掌・・・。小林さんのご冥福をお祈りいたします。


追記:生前、小林さんは鎌ヶ谷市内の飲み屋さんでよくお酒を飲んでいたそうです。一度、お目にかかりたかったです。

外資系生命保険の代理店研修で、その外資系企業がなぜ日本に進出してきたのかを知りました。


大阪万博のために来日した創始者のひとりが、大勢の日本人が風邪予防のためにマスクをしていたのを見て「衛生に対する日本人の意識の高さ」に感心して日本進出を決めたということでした。


今でもインフルエンザの季節にマスクをする方々は多いのですが、それより多いのはどうみてもインフルエンザに罹患しているのにマスクをせずに人ごみや密閉された環境の中でくしゃみや咳を平気でしている方々も多くなっています。時代が変われば人の意識も変わるということですね。残念なことです。


さて、生保情報のおまけです。これは自分自身の勉強のためでもありますので我慢してください。


上記の外資系生保企業は生保の第三分野(医療保険・疾病保険、がんなどの特定疾病保険および介護保険のこと *注)として「がん保険」を日本で発売し始め、99年には日本生保市場でがん保険の85%以上というシェアを占めるまでになりました。


その後、96年の規制緩和から、当時、既得権益保護を主張していたアメリカとの協議を経て01年に自由化されたことで、現在ではほとんどの生保、損保企業が「がん保険」を販売しています。


* 第一分野:終身保険、定期保険、養老保険などの生保固有分野、第二分野:火災保険、自動車保険などの損保固有分野)


自由化となった第三分野では、2005年から翌年にかけて保険業界のモラルが問われる不祥事事件が発生しました。所謂、「保険金不払い事件」(契約者が請求しているにもかかわらず保険金を支払わないなど)です。


2006年には三井住友海上火災保険の悪質な不払い事件が発覚しました。その後、東京海上日動火災、損保ジャパン、日本興亜損保、あいおい損保、ニッセイ同和損保、富士火災海上、共栄火災海上、日新火災海上、スミセイ損保、明治安田損保、外資系のAIU、アメリカンホームなどの生保企業で不払いがあることが判明しました。


wikipedeaによれば、この背景には“保障よりも保険販売に力を注いだ”利益先行思考によって募集人(販売する人間)や代理店(生保企業認可の個人販売店)が免責事由などの説明不足不備、保険企業が大量に溢れる商品の把握ができなかったことなどが挙げられています。僕も気をつけなければ・・・。


この事件は保険業界の信頼を喪失させてしまう結果となりましたね。保険企業だけでなく企業経営継続のために「信頼」は基本です。信頼されない企業はあっという間に潰れてしまうでしょうね。

秋葉原通り魔事件の初公判が始まっています。

“秋葉原通り魔事件”(wikipedia参照)
2008年6月8日の午後12時30分過ぎに秋葉原の中心を通る交差点に暴走した2トントラックが突っ込み、横断歩道を歩行中の5人をはねました。その後、トラックを運転していた男が降車して歩道に戻り、はねられた被害者や救護していた通行人、警察官ら14人に所持していた両刃のナイフで次々に襲い掛かりました。その後、男は警官によって取り押さえられましたが、17名が被害に遭い、死者7名、重軽傷10名という犠牲者を出しました。

当時、僕は現場に近い出版社に勤めていましたが、幸いにも事件発生が日曜であったために事件に遭遇することはありませんでした。事件現場は僕の通勤路なので、その後しばらくは交差点角の家電量販店前に設置された献花台を見ることとなり、ここで多くの方々がなくなったと思うと、なんだか複雑な心境であったのを記憶しています。

秋葉原通り魔事件には東京DMAT(Disaster Medecal Asistance Team 災害派遣医療チーム)が出動して被害者の方々の救助にあたりました。

東京DMATとは医師、看護師、救急救命士、事務官から構成された医療チームで、災害や事故の際に素早く現場に駆けつけて救命医療を行います。2004年に全国に先駆けて東京都に設置されました。東京都消防庁と連携して活動し、東京消防庁の判断によってDMAT指定医療機関(*)に出動が要請されます。

基本は東京都内で起こる災害や事故などを対象に出動しますが、将来起こるであろうと予想される東海地震などの広域災害の場合には都外にも出動するようです。ちなみに2004年に発生した新潟中越地震では新潟県まで出動しています。

2005年には厚生労働省が「日本DMAT」を発足させましたが、東京DMATは国に従属しないし、指導を受けないと独立性を強調しているようです。

(*)DMAT指定医療機関:
日本医科大学付属病院、東京都立広尾病院、東邦大学医療センター大森病院、昭和大学病院、東京医科大学病院、帝京大学医学部付属病院、東京女子医科大学東医療センター、東京都立墨東病院、医療法人社団誠和会白髭橋病院、杏林大学医学部付属病院、東京都立府中病院、武蔵野赤十字病院、公立昭和病院、独立行政法人国立病院機構災害医療センター、東海大学医学部付属八王寺病院、東京医科大学八王子医療センター、青梅市立総合病院
ペルーで洪水です。

南アメリカ西部に位置するペルーは共和制国家です。古代文明が栄えた同国は16世紀までは世界で最大級の帝国「インカ帝国」の中心地(1,000万人を超えていたと推測されます)でした。その後、スペインに征服され植民地時代にも中心地で、ペルー革命後の独立後には大統領制を敷きましたが、政情は常に不安定で治安も悪化しています。日系人のアルベルト・フジモリ大統領の悪政が特に有名ですね。2007年にはペルー大地震が起きています。被災者数は85,000人、死者540人という大被害を出しています。ちなみに(wikipediaより)

さてペルー洪水です。

24日、ペルーにある世界遺産のマチュピチュ遺跡近郊の村で、豪雨による土砂崩れで鉄道が遮断され、観光客約2,000人が取り残されているそうです。洪水によって遮断された鉄道は、この村に入る唯一の交通手段なのだそうです。ペルー日本大使館によれば、取り残されている観光客の中に日本人観光客が62人、ほかに個人旅行者もいるようです。洪水による死者も出ているようです。

25日、ペルー政府は同地域に非常事態を宣言。ペルー軍はヘリコプターで食料や水を運ぶとともに、けが人や高齢者を優先して観光客らを救出しているようです。

過日のハイチ地震といい、政情治安の悪い国での災害は、社会インフラの遅れやなどで被害甚大となるようです。それは先進国においても同じです。時代や政情変化や景気などによって人の考え方やルールは大きく変化します。今の日本で大きな災害が起きたとすればどうなるのでしょうね。
この季節は静電気が悩みの種です。特に意識していない時にいきなり“バチッ!”と指先などに感じる痛みと火花放電には驚かされます。絨毯の上を歩くことで床と人体の間に静電気が発生したり、化繊製の衣服の摩擦によって身体に静電気が帯電されて電圧が高くなる(怖いですね)と火花放電を発したり、放電によって酷いものではやけどになる場合もあります。

静電気といっても人間の生命に概ね支障はないのですが、可燃性気体や火薬などを扱う場所での静電気による火花は大変な危険を伴います。

そのために静電気による危険性の高い業種では、静電気を起こさないように静電気が発生しにくい衣服や靴の着用が義務付けられ、さらに入退室の際にもアースされた金属板に手を触れて静電気帯電を放出させ、電位を中和させてからドアを開けるなどの対策が施されています。電子機器や半導体部品などの生産現場などがそうですね。

最近ではセルフタイプのガソリンスタンドでの事故例が多いようです。揮発したガスが静電気の火花によって発火するのですが、多くの場合、給油客の衣服などに静電気が帯電が要因となっているようです。給油時の火花放電によって事故が起きるのでしょうね。

また精密電子機械が増えた医療の現場では医師、看護師、医療技術者の方々は静電気が帯電しにくい専用の靴を履いています。

一般の生活においても何かの拍子に火花放電による引火・・・という事故が発生しないとも限りません。冬場は特に気をつける必要がありますよね。冬場の火事の原因も静電気放電によるものが多いようです。

まずは静電気を発しにくい木綿製の衣服と帯電しにくい靴を履くことが重要です。

ミドリ安全さんには静電気放出機能が搭載された静電 シューズ があります。身体に帯電した静電気を内蔵された導電材を通して靴底から床に放出させる機能があるものです。

安全靴の老舗メーカーさんですから「ハイベルデ」「ラバーテック」「セフティスニーカー」「ハイグリップ」などの安全靴シリーズにも静電機能が搭載されたものがありますし、さらの医療機関向けの「メディカル・エレパス」シリーズがあります。これもクリニック・医療事務向けのシンプルなサンダルタイプのものから救急現場や医療技術者などのハードな現場にも対応できる安全靴同様の機能があるものまで豊富に用意されています。

安全靴同様の機能が搭載されたものは静電気だけでなく、ストレッチャーが足に落下した時などに足を守る安全靴のような先芯が内蔵されています。しかも樹脂製先芯ですから靴は軽量で履き心地が良く、多くの医療機関で使用されています。

ミドリ安全さんにはほかにも静電気対策床材・シートなどもあるので、一度、ミドリ安全さんの通販サイト を覗いてみてはいかがでしょうか?

wikipedia「静電気」を参照しました。

新型インフルエンザ感染者の死亡が176人なりました。詳細は後述します。


厚生労働省サイト「報道発表資料」はこちら。


病状の重軽には個人差があるので「自分は安心」と思わずに感染予防に努めましょう。


マスクはここで・・・(CM)。


2月21日までに新規にネット通販会員になるとSH202という最新サージカルマスク10枚セットが貰えるそうです。申し込みはお早めに・・・。

映画「チェンジリング」を今頃になって見ました。

映画の元となる話は「ゴードン・ノースコット事件」(以下ゴードン事件)です。

1920年代にアメリカで実際に起きた連続殺人事件です。犯人は養鶏業者のゴードン・スチュアート・ノースコットで14歳の甥サンフォード・クラークを強制的に共犯者にし数十人もの子供を殺害遺棄しました。現実にはゴードンの母親も殺人に加担していますが、映画ではゴードンとサンフォードによる犯行となっています。

映画「チェンジリング」は、以下のような内容です。

ゴードン事件の被害者のひとりウォルター・コリンズが自宅から失踪、行方不明となり、五ヵ月後にウォルターはロサンジェルス市警によって発見されましたが、母親のクリスティン・コリンズは、彼が自分の息子ではないと証言したために市警は母親を精神病と決めつけて精神病院へ監禁しました。その後、ゴードンの共犯者サンフォードの自供によってゴードン事件が明らかになり、母親は解放されました。

すべてがロサンジェルス市警によって仕組まれたことで、動機は「ロサンジェルス市警の威厳を守るため」。偽ウォルターを仕立て上げて(偽ウォルター:アーサー・J・ハチンズ・ジュニアに騙されたと言っていますが、幼稚な嘘です)母親を苦しめたのです。

ゴードンが殺害した子供たちはみな生石灰をかけられて埋却され白骨化していました。生石灰は水を含むと100度以上に発熱するのです。

そういえば思い出したことがあります。トリインフルエンザの殺処分後の埋却処理の映像を見たことがあると思いますが、処分された鶏に白い粉を沢山かけていますね。あれが生石灰なのです。

トリインフルエンザに感染したニワトリは殺処分されます。その後焼却か埋却かを選択することになっていますが、焼却はすべてに及ばない可能性があるのと費用がかかるので、日本での感染鶏はみな石灰をかけられて埋却されています。石灰には防疫、消毒効果があるからです。

日本石灰協会・日本石灰工業組合のホームページ市場技術動向には「鳥インフルエンザ防疫・消毒用の石灰使用について」と題する記載がありましたので参照してみましょう。

まず「家畜伝染病予防法」という法律があって、「第21条:処分した家畜は埋却しなければならない」と「第25条:発生した畜舎等の施設を消毒しなければならない」というのがあります。

さらに「同法施行規則第29条」には、焼却、埋却等の基準として「農林水産省令で定める基準 別表第二の通り」とあり、そこでは「別表第二の二埋却の基準(埋却の方法:2死体の上に厚く生石灰をまいて土でおおう)、「別表第二の三消毒の基準(薬物消毒1消石灰による消毒、生石灰に少量の水を加えて消石灰の粉末として直ちに消毒目的物に十分さん布する)」とあるのです。

今回は、映画の話からだいぶ話がずれて安全対策に結び付けてしまいましたがご勘弁ください。