この季節は静電気が悩みの種です。特に意識していない時にいきなり“バチッ!”と指先などに感じる痛みと火花放電には驚かされます。絨毯の上を歩くことで床と人体の間に静電気が発生したり、化繊製の衣服の摩擦によって身体に静電気が帯電されて電圧が高くなる(怖いですね)と火花放電を発したり、放電によって酷いものではやけどになる場合もあります。

静電気といっても人間の生命に概ね支障はないのですが、可燃性気体や火薬などを扱う場所での静電気による火花は大変な危険を伴います。

そのために静電気による危険性の高い業種では、静電気を起こさないように静電気が発生しにくい衣服や靴の着用が義務付けられ、さらに入退室の際にもアースされた金属板に手を触れて静電気帯電を放出させ、電位を中和させてからドアを開けるなどの対策が施されています。電子機器や半導体部品などの生産現場などがそうですね。

最近ではセルフタイプのガソリンスタンドでの事故例が多いようです。揮発したガスが静電気の火花によって発火するのですが、多くの場合、給油客の衣服などに静電気が帯電が要因となっているようです。給油時の火花放電によって事故が起きるのでしょうね。

また精密電子機械が増えた医療の現場では医師、看護師、医療技術者の方々は静電気が帯電しにくい専用の靴を履いています。

一般の生活においても何かの拍子に火花放電による引火・・・という事故が発生しないとも限りません。冬場は特に気をつける必要がありますよね。冬場の火事の原因も静電気放電によるものが多いようです。

まずは静電気を発しにくい木綿製の衣服と帯電しにくい靴を履くことが重要です。

ミドリ安全さんには静電気放出機能が搭載された静電 シューズ があります。身体に帯電した静電気を内蔵された導電材を通して靴底から床に放出させる機能があるものです。

安全靴の老舗メーカーさんですから「ハイベルデ」「ラバーテック」「セフティスニーカー」「ハイグリップ」などの安全靴シリーズにも静電機能が搭載されたものがありますし、さらの医療機関向けの「メディカル・エレパス」シリーズがあります。これもクリニック・医療事務向けのシンプルなサンダルタイプのものから救急現場や医療技術者などのハードな現場にも対応できる安全靴同様の機能があるものまで豊富に用意されています。

安全靴同様の機能が搭載されたものは静電気だけでなく、ストレッチャーが足に落下した時などに足を守る安全靴のような先芯が内蔵されています。しかも樹脂製先芯ですから靴は軽量で履き心地が良く、多くの医療機関で使用されています。

ミドリ安全さんにはほかにも静電気対策床材・シートなどもあるので、一度、ミドリ安全さんの通販サイト を覗いてみてはいかがでしょうか?

wikipedia「静電気」を参照しました。