ペルーで洪水です。
南アメリカ西部に位置するペルーは共和制国家です。古代文明が栄えた同国は16世紀までは世界で最大級の帝国「インカ帝国」の中心地(1,000万人を超えていたと推測されます)でした。その後、スペインに征服され植民地時代にも中心地で、ペルー革命後の独立後には大統領制を敷きましたが、政情は常に不安定で治安も悪化しています。日系人のアルベルト・フジモリ大統領の悪政が特に有名ですね。2007年にはペルー大地震が起きています。被災者数は85,000人、死者540人という大被害を出しています。ちなみに(wikipediaより)
さてペルー洪水です。
24日、ペルーにある世界遺産のマチュピチュ遺跡近郊の村で、豪雨による土砂崩れで鉄道が遮断され、観光客約2,000人が取り残されているそうです。洪水によって遮断された鉄道は、この村に入る唯一の交通手段なのだそうです。ペルー日本大使館によれば、取り残されている観光客の中に日本人観光客が62人、ほかに個人旅行者もいるようです。洪水による死者も出ているようです。
25日、ペルー政府は同地域に非常事態を宣言。ペルー軍はヘリコプターで食料や水を運ぶとともに、けが人や高齢者を優先して観光客らを救出しているようです。
過日のハイチ地震といい、政情治安の悪い国での災害は、社会インフラの遅れやなどで被害甚大となるようです。それは先進国においても同じです。時代や政情変化や景気などによって人の考え方やルールは大きく変化します。今の日本で大きな災害が起きたとすればどうなるのでしょうね。