「心筋梗塞」とか「動脈瘤破裂」とか・・・なんだかいろいろと心配になって昨夜は一睡もできぬままに、先日のCT結果を聞きに病院へ行きました。


病院へ着くとすぐに名前を呼ばれ診察室に入ります。


「で・・・先生、どうでしたか?」


「はい・・・ちょっと待ってくださいね」と目の前のパソコンをカチャカチャ、マウスをカタカタと動かして画面上のカーソルを動かせて心臓のCT画面、胸部の画像を診ながら「ふんふん・・・」


「まず心臓ですが、心臓の周囲の血管にも脂肪による梗塞はありません。きれいなものです。心臓に問題はありません・・・と、胸部の写真ですが、ま、先日も申しあげたように、うっ血というか少し肺に炎症が見られますが、循環器的には問題はないでしょう。それに癌による影も見られませんから、普通に健康と言ってさしつかえないでしょうね」


「肺の炎症というのは肺炎のことですか?」


「違います。それほどのものではなく・・・」


「最近咳が止まらないことが多いことからきているとか・・・」


「もしかしたらそうかもしれませんが、循環器科として私が言えるのはここまでで、あとは内科で診てもらってください」


「はあ・・・」僕が不安そうにうつむくと・・・医師は誤解してもらいたくないというように慌てて言葉を付け足しました。


「あ、この炎症も軽いもので、全然心配はないですよ。咳で炎症が起こった可能性もあるので、咳の原因を診てもらうのと・・・そうそう、クラウドさんはコレステロール値が高いので、引き続き内科で診てもらった方がよろしいでしょうね」


「はあ・・・わかりました。ありがとうございました」深々とお辞儀をしながら診察室を出て会計窓口に向かいます。会計受付は自動で、番号札を所定の位置にかざすだけです。


「お会計は220円です」という機械の案内の声を聞いてほっとした僕は開いた硬貨口にジャラジャラと100円玉2枚と10円玉2枚を入れると、そのまま病院の外に出ます。今日は近くの市役所にも用事があるので、傘をさして市役所の方向に歩いて行きました。


しつこいようですが、皆さん、普段からの健康管理に気をつけましょうね。

日本気象協会さんhttp://www.jwa.or.jp/ が、携帯できる「熱中症計」を6月26日から発売します。


同協会独自の計算手法による熱中症指標値(*WBGT近似値)をもとにして熱中症の危険度をLEDとブザーで報知するものです。LED表示は「ほぼ安全」「注意」「警戒」「厳重警戒」「危険」の5段階表示で、最高値の「危険」は外出を避けることを勧めるレベルだそうです。「厳重警戒」からは同時にブザーも鳴ります。


これまで熱中症計(熱中指数計)と呼ばれるものは高価で、個人が携帯して持ち歩けるタイプのものがありませんでした。


1個1050円で同協会のホームページで買えます。


*WBGT近似値:暑熱環境における熱ストレスの評価を行う指標としてISO7243に規定されています。


クラウド・バスターの安全主義

点滴を付けてCT撮影を待つわたし


先日、成人病検査を受けました。


朝の8時半から検査着に着替えて待合室に座って順番を待ち、ひとりずつ採血、心電図、胸部X線、視聴覚検査、身体測定、メタボ度検査、エコー・・・と検査していきます。さて、あとは胃のバリウム検査を残すだけ・・・。


待合室で待っていると「クラウドさん(本名はクラウドではありませんよ)、上の階で先生(検査医)が呼んでいるので来てください」と看護師さんの言うまま付いていくと、その検査医の先生が「クラウドさん、心電図を見たんですが、最近心筋梗塞をやったみたいな形跡があるんで、心配になってあなたを呼んだのだけどね・・・」と真剣な顔で言うのです。検査医は僕と同い年ぐらいのおっさんでした(笑)。


「心筋梗塞? そんなものやったことがないですよ」


「自覚がない?」


「自覚も何も・・・あ、あ、そういえば・・・」思い出したことがありました。


「え、何かあるの?」


「はあ・・・そういえば、ずいぶん前に・・・冬のことなんですがね、郊外のシネコンで映画を見て、映画館の外に停めてある車に乗ろうと歩いていると・・・」


「ふんふん・・・」


「急に寒気が全身を襲って、動けないくらいにブルブルと震えて・・・危ない・・・となんだかそんな気がして、ゆっくりと車まで這うように歩いて・・・それからやっとのこと車に辿り着いて・・・で、車のドアを閉めてしばらくじっとしていたんですが、なかなか寒気が治まらなくて・・・」


「なるほど。血圧が下がっていたんだな・・・」検査医の先生は検査シートに何か文字をカリカリと書き込んでいます。


「あのね、紹介状を書いてあげるから、すぐに大きな病院に行った方がいいですよ。ここは検診専門だから専門医がいないのでね」


「はあ? 危ないんですか?」


「そう、胃の検査はやらない方がいいです。このまま病院に行きなさい」


「はい」と言いながら背筋が凍りつくような恐怖が襲います。


僕は紹介状を貰うと、すぐに自宅近くにある大きな総合病院に向かいました。


総合病院に着くと、時計はもう昼の12時をまわっていて外来は終了していました。


諦めて来週診てもらえばいいやなんて軽い気持ちで病院を出ようとしていると、そこへ僕の奥さんが駆けつけてきて終了していることを告げると「大変なんです。心筋梗塞かもしれないんです」と受付で騒ぐんです。


「おいおい・・・」と止めても無駄で、必死に説得してくれています。


するとしばらくして、「診てくれるって」と奥さん。彼女凄いですね。僕のことを本気で心配してくれているようで(当たり前ですか?)、必死になって検査してくれってお医者さんたちを説得するんですからね。簡単に諦めて帰ろうとした自分が恥ずかしくなりました。


それからまたあわただしく採血して、心電図にエコー検査をして胸のX線も撮って医師の診察を受けます。


今度は若い女性の先生です。


「紹介状を見ましたがいきなり心筋梗塞と言われて驚いたでしょう」


「はあ・・・」


「心電図は確かに少し異常な波形が出ていますが、心配するほどではありません。X線もそのような兆候はありません。ただ・・・肺に血管の影が普通の人より多く出ているので心配ですね」


「どういうことですか?」


「肺が汚いということです」


「はあ・・・僕は煙草を吸いませんよ」


「いえ、血管の造影が汚いんです。こんなにうっ血したようには出ませんからね」


「はあ・・・」


「なんでもない可能性が高いですが、ご希望ならばCTも撮った方がいいかもしれませんね。うん、撮りましょう。予約はいつがいいですか?」


「じゃ来週の月曜で・・・」


「わかりました。外でお待ちください」


「はい、ありがとうございました」と外に出て待っていると「クラウドさん、CT撮影しますから検査着に着替えてください」と看護師さんのひとりがやって来ました。


さっきは月曜って言ってたのに・・・と「は、月曜じゃないんですか?」驚いていると「いえ、確かにこれから撮影してくださいって先生が言っています。月曜というのは撮影結果を見ながらの診察のことですよ」


「はあ・・・」としぶしぶ検査着に着替えると・・・。


「クラウドさん、CT撮影胃のための造影剤を体の中に入れますから、承諾書(病院では何かあるたびに承諾書を書くんですね)にサインしていただいて・・・それからこれを腕に刺しますね・・・」看護師さんの手を見ると点滴の針です。どうやら点滴で造影剤を入れるようです。これで本日は採血2回とこの点滴で合計3回も腕に針を刺していますし、血液もだいぶ抜かれています(笑)。


「この点滴も中に入っているのが造影剤ですか?」


「いえ、これは水です。検査室で造影剤を入れますから・・・」なんだか恐怖です。


CT撮影のために点滴ホルダーが付いた車?をガラガラと押しながら放射線室に向かいます。そういえば大腸検査のときにも点滴を受けたことがありましたねえ・・・。


点滴車を押しながらため息をつくと奥さんが怖い顔して僕に言います。


「なに・・・月曜って先生が言ってたんじゃないの?」


「そうだと思ったんだけど・・・・」


「しっかりしなさいよ」と奥さんのきつい言葉。


それからCTを撮影するのですが、その直前に造影剤を注入されると、カアッとした熱さが全身に走ります。これもまた恐怖でした。


20分ほどで撮影が終了して着替えてから会計に向かいました。会計していた奥さんが真っ青になって戻ってきました。


「1万8千円だって・・・」


「ええっ!」採血にX線にエコーに心電図にCT・・・だからそんなものなのかな? 


さて、以下がクラウド・バスターの本日の教訓です。


人の話をよく聞き、不要な恐怖心から贅沢な検査なんて受けるものではない・・・。でも心筋梗塞だからすぐに調べなさいって言われれば・・・ねえ・・・。それに、病院に行く時にはいつも多めにお金を持っていくこと・・・これを怠ってはいけません。


結果は月曜です。


しかし、外来終了後の病院で数々の検査を半日で受けることができたなんて・・・普通では考えられません。ま・・・実にいろいろな意味での奇跡が起きた1日でありました。


皆さんも健康にはご注意くださいね。一番重要なものは普段からの健康管理です。安全というのは自分の健康な体があっての話なのですから・・・ね。

暑いですね・・・。いよいよ熱中症の季節です。


今まで熱中症のことに触れてきましたが、言い忘れていたことがあります。2007年版のYomiuri Onlineで読んだ記事のことを忘れていました。


ベビーカーの中の赤ちゃんは熱中症の危険に晒されているのだそうです。


ベビーカーは地上から低い位置にあるので、そこに日差しを避けるためのシェードをかけても、地上からの放射熱によって、約6度も高い温度となるのだそうです。気温が30度だとすると36度です。36度というのは物凄い暑さですよ。


赤ちゃんは水分調整ができないので、高温状態では脱水症状になることが多いのだそうです。


日差しを避けるためにタオルをかけたり、雨天のためのレインシェードのようなもので覆うことも、中がムシムシ状態となって非常に危険なのだそうです。


うちには子供がいないのでそこらあたりのことは詳しくないのですが・・・。


お母さんたち・・・気をつけてくださいね。



株式会社東レ経営研究所さん  は、新たに発足した「ダイバーシティ&ワークライフバランス研究部」による『新型インフルエンザによる休園・休校に伴い、0歳~小学生の児童を持つ親が欠勤する「職場コスト」試算』というちょっと長いタイトル(笑)の調査レポートを発表しました。


レポートは0歳から小学生の児童を持つ親の“家族看護”のための欠勤によって企業の経済的損失を試算したものです。ここで重要なのは“共働き”です。日本は約20年前に共働き世帯が片働き世帯を上回っているのですが、国や職場の対応は世界の先進国の中では最も遅れているのだそうです。


今回、新型インフルエンザ感染によって多くの休園・休校があった兵庫県と大阪府の経済的損失試算が出されていて、兵庫県の場合は126億円、大阪府では82億円という、かなり大きな損失額となりました。仮に首都圏で同様の事態が発生した場合には570億円の損失となり、日本全国で発生した場合には、なんと2000億円以上の経済的損失になるという試算結果が出ています。


上記は現状規模の試算ですが、仮に将来、新型インフルエンザが強毒性となって日本全国に蔓延流行した場合の経済的な損失額は上記の10倍から100倍以上になると推計されています。


試算方法については同社のウェブサイトを参照していただければと思いますが、かなり現実的なもので、思わず背筋が寒くなります。


レポートは損失だけでなく、こういった結果を踏まえた今後の職場の在り方についても書かれています。


つまり、出社しなければ会社経営が成り立たないという今の日本の「職場の在り方」は大きなリスクを抱えており、従業員が自宅で働くことができるような在宅勤務制度の導入や従業員が欠勤しても混乱しない職場の体制づくりが急務だとレポートは述べています。


レポートでは、今回の新型インフルエンザ騒動は、誰でも、いつでも、どこでも働ける、あるいは代替で業務がこなせるような職場にしないと企業は事業継続できなくなる警鐘と捉えるべきと結んでいます。


まったくその通りだと思います。


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日本では大企業を中心にIT化は進みましたが、日本は本質的にITを活用していないのが現状なのです。何よりも重要なのは情報の共有化です。ITによる社内掲示板のようなものを立ち上げて、そこに個々の業務を記録していき、自宅でもその情報を活用するということです。


これも大企業では、かなり前からグループウェアのようなソフトウェアによって情報の共有化は行われているのですが、それでもやはり「出社を基本」としているために、今回に新型インフルエンザなどによる突発的な事態が起こると混乱してしまうのです。


でも大企業はまだいいのです。問題はIT化が遅れている中小企業です。中小企業の基本は「ヒト」です。ヒトが動くことによって経営が成り立つという構造なのです。IT化が遅れている中小企業の従業員は在宅勤務なんて不可能なのです。


しかし、中小企業に突発的なダメージが発生すれば、困るのは中堅企業や大企業です。経済は連動しているのです。最近の新潟中越沖地震でも倒壊した下請けの自動車部品工場が機能しなくなって、ほとんどのメーカーが自動車を生産できなかったという例があります。


重要なのは「企業の意識改革」なのでしょうね。


株式会社 東レ経営研究所(http://www.tbr.co.jp/info_001.html



防犯対策というのは難しいことです。思いもかけない時にいきなり起こるからです。地震や事故と同じようにいつ起こるか予測できないのです。地震や事故というのは建物を耐震構造にしたり、事故が起こらないように常に意識するだけで、かなりの確率で事前の対策を打つことができます。


ところがいきなり身に降りかかる他人による犯罪を防止することはなかなかできないのです。特に最近は理由も動機も不明な事件が多発しています。これらを防ぐのは単なる意識のみでできることではありません。日本では突然の犯罪に巻き込まれないようにと何らかの武器を携行して歩くこと自体が犯罪となってしまいます。海外のように自宅に銃などを置いておくことももちろんできません。


クラウド・バスターの安全主義


日本に住んでいる以上、武器によって身を守るのではなく、防具を着用して犯罪から身を守るしか道はないのです。「攻撃は最大の防御なり」ではなく「防御は最大の防御なり」でなくてはならないのです。


防御のための防具とは何でしょう?


たとえば防弾チョッキ???日本特有の鎖帷子???あれば便利ですけれど、これから夏を迎えるのに、入手できたとしてもこんなものを着こんで会社や学校になんか行けません。


私のよく知るミドリ安全さんにはこんな商品があります。 「ミドリ安全の防犯用品」  ←文字をクリックしてみてください。


たとえば暴漢を押さえつけるためのサスマタやクリアシールド(盾)です。最近では公共施設などで装備されています。でもこんな大きなものをいつも持ち歩くわけにはいきません。


そこで、一見軍手のような「切創防止手袋」というものがお勧めです。


これは工場などで作業機械や金属機器を使って作業する方々が思わぬ怪我をしないようにと作られたものです。防弾チョッキにも使用されるケプラーという強力な繊維で作られたこの手袋は、極端な場合には暴漢の刃物を握り取ってしまうことも可能なのです。ただし、薄手のものなので(厚手のものも鎖入りの手袋もあります。こちらの方が効果は増します)完全にとはいきません。だから強くはお勧めするものではないのですが、相手の隙をつくことができるのです。それに夏場に手袋を付けているというのも見た目は良くありませんしね。


でも、最近被害が続発しているタクシーの運転手さんが、この切創防止手袋を付けているのならば違和感はありませんね。大半が首筋に刃物を突きつけられるようですから、手袋でつかみ取ってしまうことは可能でしょう。


それに防犯ブザー・・・これ1個でも効果はあると思いますが、数個を体中に付けておいてスイッチをひとつにまとめて全部を鳴らす(笑)・・・という方がより効果は増します。


しかし、咄嗟の対応はなかなか難しいので、常に防犯訓練をしておくことが重要でしょうね。だからといっていきなり空手とか柔道とか格闘技を習いに行くのもどうかと思います。では、どうしましょう?


僕はひ弱で軟弱なうえに高齢ですから(笑)、襲撃されたらとりあえず逃げる・・・もし捕まったら相手のどこでもいいから噛みつくと決めています。相手の皮膚でも鼻でも耳でも噛み取れるならば、のちのちの証拠にもなるのです。特に手首の動脈を噛み取る・・・いえいえ・・・これでは相手が死んでしまうかもしれませんね。それは駄目です。


でも武器が持てないのですから、噛みつくことぐらいしかできませんよね。普段、人間は噛みつくなんてあまりしないので噛みつくことが攻撃になるというのを忘れているのですね。武器のなかったころの太古の昔には人間だって噛みついて喧嘩していたのに違いないですよね。


さあて・・・日ごろから「噛みつき力」を鍛えておきましょうね。あ・・・切創防止手袋もお忘れなく。

岩手・宮城内陸地震から1年目を迎えました。


死者15名、行方不明者8名という被害をもたらした岩手・宮城内陸地震の発生は昨年の14日(土)午前8時43分で、本日、同時刻に犠牲者の追悼式が行われました。


岩手県内陸南部(仙台市の北方約90キロ)で発生した同地震はマグニチュード7.2、奥州市と栗原市では最大震度6を観測しました。山間地を中心とした地震であったため建造物の被害が少なかったのですが、土砂崩れなどの土砂災害が多かったのが特徴です。


鉄道ファンの間では有名な岸由一郎さん も宿泊していた宮城県栗原市栗駒の「駒の湯旅館」で地震で起きた土砂崩れによって生き埋めとなり亡くなりました。この5月には同旅館で行方不明となっている従業員2名の捜索が再開されましたが、いまだに発見されていません。


ちなみに被災地に近い遠野を題材にした民俗学記録「遠野物語」を柳田國男さんが発表したのが1912年の6月14日だそうです。

国立感染症研究所「感染症情報センター」様 にもリンクを貼らせていただきました。


WHOは11日(日本時間では12日の未明)、に新型インフルエンザの警戒度を世界的大流行(パンデミック)を意味する「フェーズ6」へ引き上げると発表しました。インフルエンザのパンデミックは、1968年に世界で約100万人が死亡した香港風邪以来の41年ぶりとなります。


WHOによれば、2009年新型インフルエンザ の感染者は世界で2万7737人、死者は141人にのぼっていることから、今後の感染拡大を避けることができないとしてフェーズ6への引き上げを決定したのだそうです。


パンデミックといっても2009年新型インフルエンザ感染者は軽症者が多く、またウイルスは大きく変異していないため国境封鎖や貿易制限はしないように呼びかけています。


またWHOの担当者はパンデミックの終焉までに3~4年はかかるだろうと述べています。


今後は、これまで感染した患者の行動を聞き取って、感染拡大の要因と経路を調査して、秋からのインフルエンザの季節に備える必要があると思います。要因と経路がわかれば、事前に感染防止の手段を講じることができるからです。


「2009年新型インフルエンザは従来のインフルエンザより軽い」と軽視している方々が多いようですが、感染力が強いために感染数が増えれば個々の免疫力によっては重篤者も増えることは間違いないのです。


しかも現時点でメキシコやアメリカでは“死者も発生している”のです。「大げさに騒ぐな」と笑うのは感染が沈静化してからにしましょう。少しでも生命にかかわる病であれば、その元を断つために大げさに騒ぐのも有効であると思います。つまり・・・予行演習にもなるのです。


予期せずしていきなり起きる天災は事後の対策を考えるしかありませんが、病は事前の対策が打てるのです。2009年新型インフルエンザを軽視したような意見はこの際、無視して、感染防止対策を打つべきです。「若い方々の感染者が多い」のには何か理由があるはずです。2009年新型インフルエンザはA型(H1N1亜型)であり、多くの死者を出したスペイン風邪 を経験した年齢層には免疫ができているとも言われていますが、まだ確かではありません。こういった風評を真に受けてはいけません。油断は禁物です。


2009年新型インフルエンザは、まだ謎が多い病です。よく考えれば最初に発生したメキシコにおいても何の発表も報告もないのです。わかっているのは若年層の感染者が多かった・・・ということだけです。メキシコでの感染死亡者の具体的な情報もないのです。しかし若年層の感染者が多いというのですから若い方々が亡くなっているのでしょう。日本でも中高生の感染が目立ちましたが、この病を軽視すると死亡者も発生するのです。


お子さんをお持ちのご家族は十分な注意が必要です。感染が本格化すると再度マスク不足に突入しますので、見かけたら購入した方がいいですよ。サージカルマスクだけでなく本格的なN95(微粒子95%除去)マスク も購入しておいたほうがいいでしょう。ただし、悪質な業者による高価なマスク販売には手を出さないでください。信頼できる業者さんから購入するようにしてください。


ちなみにN95より防御力が高いN99(微粒子99%除去)、N100(微粒子99.97%除去)マスクもあります。微粒子除去率が高くなるほどデザインはごつくなりますが・・・。


とにかく、フェーズ6に入ったのですから、WHOだけでなく日本政府や専門家は、早期に感染経路を特定とウイルスの特性を解明して感染防止、さらに感染後の対処など・・・対策に当たるべきです。


もっと怖いのは2009年新型インフルエンザと同じA型インフルエンザの「H5N1型高病原性(北アメリカ型の低病原性H5N1もあります)トリインフルエンザ」 です。しばらくなりをひそめていますが、2種一度に発生するということも考えられるのです。


とにかく注意が必要です。大げさな感染防止対策をして人に笑われても構いません。あなたの大事なご家族、企業であれば、事業継続のためにも社員さんを守りましょう。


追記:国民生活センターさんのサイトには全国自治体の新型インフルエンザに関する情報を集めて掲載しています。大変参考になりますよ。

クラウド・バスターの安全主義

上の写真はパンデミック前にと用心してミドリ安全さんから購入した「新型インフルエンザ対策キット」  ←文字をクリック)。今は人気が出てなかなか手に入れることができませんが、数量限定販売されています。お早めにどうぞ。


サージカルマスク50枚、N95マスク(レスピレーター)40枚、除菌剤2個とホルダー、ゴーグル、使い捨て手袋100枚、飛沫防御のための簡易コートがセットされているほか小冊子「新型インフルエンザ対策ガイドブック」が同梱されています。


早くも(と思ったら5月から掲載されているそうです)wikipediaに 「2009年新型インフルエンザ」 ←文字をクリック)の項目ができていました。具体的に書かれているので参考になると思います。皆さんもご参照ください。

今月9日、宮城県栗原市花山地区で、男女2人の遺体が続けて発見され、その後、昨年6月の岩手・宮城内陸地震 で行方不明となっていた仙台市に在住の森正弘さんと奥さんの洋子さんであることが確認されました。


同市では昨年の7月に現場での捜索を打ち切っていましたが家族の要望を受けて8日から約1年ぶりに捜索を再開していました。


遺体が発見されたことで岩手・宮城内陸地震の死者は15人、行方不明は8人となりました。