岩手・宮城内陸地震から1年目を迎えました。


死者15名、行方不明者8名という被害をもたらした岩手・宮城内陸地震の発生は昨年の14日(土)午前8時43分で、本日、同時刻に犠牲者の追悼式が行われました。


岩手県内陸南部(仙台市の北方約90キロ)で発生した同地震はマグニチュード7.2、奥州市と栗原市では最大震度6を観測しました。山間地を中心とした地震であったため建造物の被害が少なかったのですが、土砂崩れなどの土砂災害が多かったのが特徴です。


鉄道ファンの間では有名な岸由一郎さん も宿泊していた宮城県栗原市栗駒の「駒の湯旅館」で地震で起きた土砂崩れによって生き埋めとなり亡くなりました。この5月には同旅館で行方不明となっている従業員2名の捜索が再開されましたが、いまだに発見されていません。


ちなみに被災地に近い遠野を題材にした民俗学記録「遠野物語」を柳田國男さんが発表したのが1912年の6月14日だそうです。