BCP(ビジネスコンティニュティプラン)は文字通りに事業継続計画のことを意味します。


地震や水害などの自然災害によって企業の社屋や工場などが倒壊して生産不能に陥ったり、企業の役員や重要な社員さんが亡くなったり、または長く仕事に復帰できなくなったりしても、事業が継続できるように前もって計画を立てておくことを言います。


企業の事業継続を阻害する要因は、自然災害ばかりではありません。


企業の不祥事も同様です。自然災害は復帰する可能性がありますが、企業として信頼を失うことになれば、よほどの政治力がない限り事業を継続することはまず不可能でしょう。


企業の不祥事としては「不正取引」「食品偽装」「製品欠陥の隠ぺい・リコール隠し」「整備不良」「事故事件の隠ぺい」「顧客情報の流出」・・・等々、様々なパターンがあります。そのほとんどが内部告発によって明らかにされるのです。

現在感染が拡大中の新型インフルエンザなどの流行性の病気も大きな要因となります。ひとりの従業員のインフルエンザ感染によって、ほかの従業員に感染すればあっという間にその企業は休業状態に陥ります。


従業員の家族が感染した場合も同じです。家族が感染すれば、その看護にあたらなくてはなりません。看護は他人に任せるなどということもできません。なぜならば、家族が感染していれば、ご本人もすでに感染しているかもしれないので外出は厳禁です。


ところが「家族の看護で休みます」と連絡して「風邪くらいで休むな。出社しろ」と言う企業があれば、その企業はおしまいです。その企業はインフルエンザウイルスを外にばらまけと言っているのと同じですから、ウイルステロを指揮したのと同じです。この様な愚かな行為は、結果的に企業としての信頼を失うことになるでしょう。これも事業継続できなくなる一要因となります。

国内で2人目の新型インフルエンザ感染者の死亡が確認されました。死亡したのは神戸市に住む77歳の男性で、糖尿病による腎不全や高血圧、肺気腫などの持病があったということです。


新型を含めるインフルエンザの流行は現時点で4630人で、昨年同時期のインフルエンザ感染数に比較すると、なんと50倍という異常な事態となっています。


韓国でも16日に2人目の死亡者(63歳の女性)が発生したばかりです。この女性は新型インフルエンザの治療後に肺不全に続く多発性臓器損傷で死亡しました。渡航歴はなく持病もなかった模様です。


日本の専門家は、持病による免疫力の低下が原因として、新型インフルエンザ感染だけでは死に至らないということを強調していますが、果たしてそうでしょうか? 


現時点では、新型インフルエンザウイルスが変異して強力になっているなどとは言えませんが、 油断は禁物です。


僕はそんなことよりも感染の拡大が止まらない方が心配です。感染拡大は“無防備”の証明です。人が集まる場所は楽しいでしょうが、無防備でモラルが欠如した人々も多いのです。風邪かな?と思ったら外出しないことと、他人に移さないようにマスクをするという最低の常識は守ってもらいたいものです。


僕は毎年やってくる風邪の季節に思うのですが、風邪をひいている方のほとんどはマスクをしないのです。彼らは混んでいる電車の中で口を押さえることなく大口を開けてくしゃみや咳をしているんです。だから逆に風邪をひいていない方が彼らに移されないようにマスクをしているというパターンの方が多いのです。


ですから風邪を移さないためにあるマスクは「風邪を予防するものだ」と思いこんでしまっているのです。


クラウド・バスターの安全対策


上の写真は本日の北総台地上空です。軽いうろこ雲状の雲がゆっくりと動いています。


地震の前には奇妙な雲が現れるという話があります。僕はこの説を信じたいのですが、これまで異常な雲を目撃しても地震発生にはつながっていません。


佃為成さんが書かれた「地震予知の最新科学 “サイエンス・アイ新書 ソフトバンククリエイティブ社刊”」(ISBN978-4-7973-4410-3)の《第5章 前兆現象にはどんなものが考えられるのか?174ページ異常気象現象を参照のこと》には、「もし存在するのであれば・・・」との前置きしながら以下のような理由が考えられるとしています。


以下に抜粋しましょう。

クラウド・バスターの安全対策


もともと前兆現象の発信源は地下にあるのですから、地下の異変とどのような関係があるのかが問題です。考えられる1つのことは深い高温水が亀裂群を通って上昇し、地表付近の岩盤を熱することがあったときです。ある地帯で大量の熱水上昇があればという条件です。


湿気を含んだ空気であれば、上昇して気温が低下する際、水蒸気の飽和が起こり、凝結し小さな水滴、すなわち雲ができるという筋書きが一応、成立ちます。


一方、気温が凝結温度まで下がっても、水滴にならない場合があります。このときは、空気中に浮遊しているイオンを種にして凝結し、雲ができます。


大量のラドンが地下からある場所に噴出するとしましょう。地下深部からやってきたラドンを含むガスは湿度が高いので、地表から飛び出すと、付近の空気に熱を供給し、ラドンガスを含む空気は上昇します。ラドンの放射線で、空気中のイオンが増加します。そのイオンを含む上昇ガスは、上空で冷却され雲を作ることになります。1995年兵庫県南部地震の前に現れた竜巻状の雲は、そのようなものかもしれません。


1993年北海道南西沖地震(M7.8)のとき、奥尻島の温泉の温度が地震の前に10℃以上も上昇しましたが、奥尻島を覆う雲もできていたことが衛星写真で確認されています(宇田進氏による)。


つまり、深い場所にある高温水が地震によるたくさんの亀裂を通過して地表へと上昇すると、地表付近の岩盤を温めます→地表付近の大気も暖められ、水蒸気化して上昇し、湿気を含んだ空気であれば凝固して雲となる→飽和上の水蒸気にイオンなどの核が空気中に浮遊。その核を種とした水滴が雲を作るということです。


この場合に、どのような形の雲となるかですが、上記の文章の中には「竜巻状の雲」「島を覆う雲」ということしか書いてありません。


地震雲についてwikipedia は、断層型(雲と空がラインを境にくっきりと分かれるような雲)、筋状・帯状、洗濯板状(洗濯板の凹凸のように細長い雲が平行に多数並ぶもの)、肋骨状・波紋状、放射状、竜巻状・螺旋状(上記の95年の兵庫県南部地震前に現れた竜巻状の雲)、稲穂型・鞘豆型・レンズ状、朝焼けや夕焼けのときに空や雲の色、色彩やコントラストが異常なもの・・・と書いています。


日本地震学会ホームページのFAQ の中でも地震予知や地震雲に関する質問に答えています。以下は地震雲に関する学会の答えです。


「地震研究者の間では一般に、雲と地震との関係はないと考えられている。地震の前兆としての雲に関する研究は、過去に何度か発表されたことがあるのは事実だが、雲と地震の関係が皆無であると断言はできない。過去の報告例はたまたま特異な雲の形態を見たことで、地震と特異な雲の形態を結び付けてしまうケースが多いのではないかと考えられている。その一方では地震が起きなかった場合には雲のことを忘れてしまう。雲はその場の大気の状態や付近の山岳の地形次第で、人の目には不気味な姿や謎めいた形となって、さまざまに現われる。それが地震前兆なのかどうかを疑う前に、低気圧が接近中だったり近くに存在していないか、前線はないか・・・などまず気象の面から十分に検証することが大切である」としています。


ついに日本国内で初めての新型インフルエンザ感染による死者が出ました。


沖縄県宜野湾市で亡くなった57歳の男性が新型インフルエンザに感染していたことがわかりました。男性は人工透析を受けており、心臓と腎臓に持病があったそうです。新型インフルエンザの感染によって免疫力が低下したためだと見られています。


現在、国内では新型インフルエンザによる重症例が数件出ています。茨城県の4歳の男児がインフルエンザ脳症(各地で計5人が脳症になっています)、福島県でも男児が肺炎に、大阪府では29歳の男性が人工呼吸器を装着しての治療が行われています。


お隣の韓国では55歳の男性が亡くなっています。韓国での新型インフルエンザ感染者数は2000人を超えています。韓国の中央日報によれば、男性はタイに旅行からの帰国後に発熱と喉の痛みといった感染症状が確認されたため、同国の大学病院で入院治療を受けていましたが、本日、急性肺炎で亡くなったということです。持病はなかったということです。


今回の新型(豚)インフルエンザは、若い世代に感染が集中しているのが特徴ですが、今回の死亡例のように既往症がある場合には年齢に関係なく生命に危険がおよぶことがわかります。


日本人は「人に自分の風邪を移さないように」といった優しい気持ちから“風邪をひいたらマスクをする”という習慣がありましたが、最近は風邪をひいている方がマスクをしないので、風邪をひいていない方々が逆にマスクをするといった逆転した状況が続いています。


新型インフルエンザによる死者が出たからといって、弱毒から強毒になったとは言えませんが、未知のウイルスなのですから風邪をひいたと思ったら必ずマスクをしてください。


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追記です。


新型インフルエンザで亡くなった沖縄の男性(57歳)の死因は、新型インフルエンザから肺炎を起こしたことによる敗血症性のショック死ということです。“サイトカインストーム”とは違うのでしょうかね。

男性は持病があり、慢性腎不全で人工透析を受けており、心筋梗塞の治療歴もあったそうです。

ちなみに沖縄県のインフルエンザの患者報告では、都道府県別で突出して高いそうです。そしてその大半は新型インフルエンザの感染者であるといいます。


クラウド・バスターの安全対策


ペルセウス座流星群のことを忘れていて、まだ見られるかな? と、先ほどカメラを乗せた三脚をベランダに据えました。怪しく光る月が出てきましたが、流星らしきものは見られません。もう駄目なのかな?ふう・・・。

結局・・・僕は流星を見ることはできませんでしたが、僕と一緒に夜空を見ていたかみさんは「見えた見えた」と言って喜んでいましたが(本当かな?)、流れ星に願いごとをするのを忘れたということです。

新型インフルエンザ・・・日本では若い方々を中心に感染しても軽症で済んでいるようですが、海外では多くの死者が出ており、深刻な問題となっています。


たとえば米国に次いで新型インフルエンザが大流行中の英国では、これまで新型インフルエンザ感染者の40人以上が死亡しています。新型インフルエンザが直接の死因なのかはわかりませんが、感染者がかなり高い確率でなくなっているそうです。


これを受けて、英国では新型インフルエンザワクチンの接種を10月から行うそうです。


これから本格的にインフルエンザのシーズンに突入する日本でも、かなりの流行が予想されます。地域によりますが、真夏でも新型インフルエンザが集団感染している今の状況を見れば、頷けることと思います。


風邪かな?と思ったらできるだけ外出を控える。どうしても外出しなくてはならないのなら、真夏でもマスクをするのがエチケット・・・なんて甘いものではなく、マスクをするのは感染を拡大させないための義務なのです。マスクがなければハンカチやティッシュで口や鼻を押さえることです。

駿河湾地震(これは勝手に筆者が言っている地震名です。一般的には駿河湾で起きた地震と言っていますね)によって崩落した東名高速の問題です。


今回は約100メートルにわたって崩落したのですが、谷に盛り土をしてその上に道路を設置した中日本高速道路の責任が問われるところです。


今回の東名高速の崩落は地震の前日に降った大雨で土台が緩んだところを、地震で揺さぶられたために起こったようです。


同じような場所にJRの東海道新幹線も走っていますが、こちらは盛り土に鉄板を組み入れるなど“耐震補強工事”が行われたから東名高速のような崩落事故が起こらなかったようです。僕の感覚からすれば、補強工事されていても元々土台がなかった場所に土を盛って作った道路や線路なんか信用できません。


今回の崩落事故を踏まえて根本から道路構造の見直しをしなければならないという可能性も出てきました。


ちなみに東海道新幹線の補強工事ですが、1キロで10億円がかかるのだそうです。法令で定められたものではなく、JR東海は、経営判断で補強工事を行っていたのだそうです。偉いのか無駄遣いなのかわかりませんがね。


今回の地震による被害状況があまり伝わっていませんが、ネットニュースなどでは静岡市特産の石垣イチゴや茶畑などの被害状況を伝えています。

本日の午前7時49分ごろに八丈島東方沖を震源とする地震がありました。気象庁によると震源は八丈島東南東約100キロの海底で、太平洋プレートがフィリピン海プレートの下に沈み込む場所だそうです。震源の深さは57キロ。マグニチュードは6.6と推定されています。


八丈島で震度5弱以上の地震が観測されたのは37年ぶりだそうです。


この地震によって各地でも揺れを感じました。震度4は、東京都青ヶ島村で、震度3は神津島村、新島村、三宅村(みな伊豆七島です)、福島県葛尾村、千葉県館山市、鴨川市、鋸南町、南房総市、神奈川県横須賀市、横浜市、三浦市、小田原市、厚木市、伊勢原市、中井町、静岡県東伊豆町となっています。


福島県から静岡県まで広域にわたっています。


この後、午後12時42分ごろに駿河湾を震源とする地震がありました。震度は3で、震源は30キロ、マグニチュードは4.1と推定されています。


伊豆、静岡、東海・・・と、小さな地震が頻繁に発生しており、東海地震発生の不安が増長されてしまいますね。


駿河湾地震によって崩落した東名高速ですが、焼津インターチェンジから袋井インターチェンジまでが通行止めになっていましたが下り線は通行止めが解除されたものの、上り線は依然として通行止めのままです。中日本高速道路は全区間復旧は15日となると発表しました。


この影響もインターネットの通販サイトに見られるようになりました。


いくつかの通販サイトを見てみると、「東海地方で発生した地震による配送の影響につきまして」という文字が見受けられます。さらに「お盆の時期と重なって配送はさらに遅延状態になるかもしれません」という断り書きもあります。短い区間の物流路の遮断だけでも、これほどに影響が出るのです。


今回の場合、谷を埋め立てて不安定な高速道路を作った国の責任は大きいと思います。

11日、茨城県は新型インフルエンザ感染が確認された県内の男児(4歳)が急性脳症を発症したことを発表しました。国内で新型インフルエンザによる脳症発症は5例目です。


男児は9日から風邪の症状が見られ、10日午前には38.5度の発熱がありました。同日の午後になって痙攣や意識障害を起こしたために病院へ搬送されました。


男児はICU(集中治療室)で治療中ということで、呼吸状態が不安定なために人工呼吸器を装着しているそうです。これまで人工呼吸器が必要なほどに重症化したことはなかったそうです。


男児や家族に渡航歴はないそうです。


7月24日現在の新型インフルエンザの感染者数は日本国内が4,986名(死亡者は0)、世界では162,380名(死亡者は1,154名)となっています。


現在では新型インフルエンザ感染の報道はあまりされませんが、感染者数は増えています。これからの季節は特に気をつける必要があります。


発熱を伴う風邪の症状があるなと思われた方は、すぐに発熱外来設備が整った病院を受診し、それ以外の不必要な外出を控えるべきです。病院を受診するときには、しっかりとしたマスクの着用が基本です。


今回の駿河湾地震について新聞社などは社説で「ライフラインの脆弱性と原子力発電所の危険性」を挙げられています。


中部電力のサイトには「11日6時現在の被害状況」 が掲載されています。詳細は左の「」の文字をクリックして中部電力のリリース一覧を参照してください。


地震発生当初のリリース内容の概要は、電力減少重要は、約20万キロワット。11日6時現在の停電地域は静岡県掛川市、静岡市葵区、同駿河区、島田市。停電戸数に関しては記載がありません。


発電所の被害状況は浜岡原子力発電所は調査中として1号機、2号機が運転終了、4号機、5号機が自動停止、3号機については調査中で、「放射能の影響はなし」とあります。


火力発電所では、火力発電設備には被害なしとしていますが、水力発電設備、送電設備、変電設備、その他設備については“調査中”とあります。


対策本部設置状況は、本店11日午前5時7分(発生と同時?)、原子力発電設備がある浜岡は同日同5時31分、静岡支店は同日同6時となっています。


対策本部の立ち上げが早いのは企業として中部電力としての事業継続計画に合わせて行動しているからだと思います。ライフラインを左右する企業であるからこそ当然と言えます。それでも電力の完全復旧は午後12時となっています。


同社のリリースによれば、時系列で地震発生直後には約9500戸の停電だったのが7時半には2700戸の停電、8時20分には2200戸、9時20分には100戸、10時20分には50戸、11時には20戸、午後12時には完全復旧となっています。


しかし電力供給だけでなく、やはり原子力発電所が不安です。しかも東海地震が想定される地域に建てられているのです。2007年に発生した新潟中越沖地震の柏崎刈羽原子力発電所の放射性物質漏れという不始末という前例を皆さんは御記憶でしょうね。


地震大国である我が国で、万が一の事態を考えた場合、やはり原子力発電所の放射能は怖いですね。


今回、意外だったのが東名高速の崩落事故です。ほとんどの住居に倒壊などの被害がないのに頑丈なはずの高速道路がいとも簡単に崩落してしまったのです。


高速道路崩落現場は、もともと“谷”であった土地を埋め立てた上に無理やりに高速道路を作ったようです。しつこいようですが地震大国であるはずの日本で原子力発電所や脆弱な高速道路を作るという神経が疑われますね。