昨日、お知らせしたように静岡市内のマンションで大量の本の下敷きになって亡くなった女性が、本日、「駿河湾地震(静岡地震)による死者」と判断されました。また「災害死亡者」として認定する見込みです。
亡くなった女性のご冥福をお祈りします。
中日新聞によれば、女性は就寝中に被災したとみられており、女性の体の上には本が高さ1メートルほども覆いかぶさり、顔も見えない状態だったといいます。
女性の部屋は6畳のワンルームで、室内には1000冊以上の本があり、本は平積みにされたり、段ボールやプラスチックケースに入っているものもあったということです。
僕は今回のケースが書籍に埋もれて亡くなった初めてのケースだと思っていましたが、同じく中日新聞によれば、昨年の「岩手宮城内陸地震」で亡くなった仙台市青葉区の男性(当時37歳)も、本の下敷きになって窒息死したケースであったといいます。それでも件数は少ない珍しい事故なのですね。
この男性宅も、部屋の壁際には天井まで本が積み重なっていたといいます。
震災対策として重量のあるものの下に寝ないのは基本ですが、よほど本が好きだったのでしょう。僕も人のことは言えません。なんとなく彼らの気持ちがわからないでもありません。
会社だけでなく自宅においても普段からの危機管理意識が重要なのですね。僕も気をつけます。







