国内で2人目の新型インフルエンザ感染者の死亡が確認されました。死亡したのは神戸市に住む77歳の男性で、糖尿病による腎不全や高血圧、肺気腫などの持病があったということです。
新型を含めるインフルエンザの流行は現時点で4630人で、昨年同時期のインフルエンザ感染数に比較すると、なんと50倍という異常な事態となっています。
韓国でも16日に2人目の死亡者(63歳の女性)が発生したばかりです。この女性は新型インフルエンザの治療後に肺不全に続く多発性臓器損傷で死亡しました。渡航歴はなく持病もなかった模様です。
日本の専門家は、持病による免疫力の低下が原因として、新型インフルエンザ感染だけでは死に至らないということを強調していますが、果たしてそうでしょうか?
現時点では、新型インフルエンザウイルスが変異して強力になっているなどとは言えませんが、 油断は禁物です。
僕はそんなことよりも感染の拡大が止まらない方が心配です。感染拡大は“無防備”の証明です。人が集まる場所は楽しいでしょうが、無防備でモラルが欠如した人々も多いのです。風邪かな?と思ったら外出しないことと、他人に移さないようにマスクをするという最低の常識は守ってもらいたいものです。
僕は毎年やってくる風邪の季節に思うのですが、風邪をひいている方のほとんどはマスクをしないのです。彼らは混んでいる電車の中で口を押さえることなく大口を開けてくしゃみや咳をしているんです。だから逆に風邪をひいていない方が彼らに移されないようにマスクをしているというパターンの方が多いのです。
ですから風邪を移さないためにあるマスクは「風邪を予防するものだ」と思いこんでしまっているのです。