ちょっと寄り道
欧州最後の日となった。 アポイントの都合でとても長い滞在になり、常にせかせか予定を入れてしまう日ごろとはちょっと異なる日々を送っていた。 ユーロ以降、欧州の物価はけして安く感じないが、それでも生活はしやすい。 10日もいると肌に異国が馴染んできたような気がする(本当に染まりやすい性格で苦労が少ない)
今回感じたいつもと違う欧州の感じ。
とにかく毎日暑い。溶けそう。ロンドンはタクシーにエアコンがないので、ありがたみが少ない。
22時まで明るいのは調子が狂う。 サマータイム期に来るのは久しぶり
レオン、ニキータで見るイタオヤが増えた気がする。 期待に応えようよしているようにさえ見える。
ロンドンの食事は美味しかった。 17年ぶりに訪れ、かねてから英国料理のイノベーションは聞いていたけど、そのニューブリティッシュをようやく食することができた。
そんなわけで日本に帰ります
今回感じたいつもと違う欧州の感じ。
とにかく毎日暑い。溶けそう。ロンドンはタクシーにエアコンがないので、ありがたみが少ない。
22時まで明るいのは調子が狂う。 サマータイム期に来るのは久しぶり
レオン、ニキータで見るイタオヤが増えた気がする。 期待に応えようよしているようにさえ見える。
ロンドンの食事は美味しかった。 17年ぶりに訪れ、かねてから英国料理のイノベーションは聞いていたけど、そのニューブリティッシュをようやく食することができた。
そんなわけで日本に帰ります
ベルスタッフロンドン2
店内はシンプルな作りを前面に出しながら、奥のほうでちょっとだけ雰囲気を出すデコレーションがある。 ケイトモスのスタイリングショットが大きく張り出されているあたりは、アパレルメーカーらしさが出ている。 ライティングや什器類、テーブルやカウンター、靴のフィッティング用チェアなど悪くない作りである。
商品は気合が入っている商品と、入っていない商品のムラが激しい。 気合が入っている商品はとてもかっこいい。特にジャケット類に多い。 新素材を実にうまく使う。革製品もいいものはいい。 レオンが書くとおりイタリア人が大喜びで着るのも良くわかる。
気合が抜けているのも少なくない。 半分はNG。パンツはレディースもメンズもなんだかわからない。 かなりヤバイものもある。靴も良いものが少ない。エイジング加工されたものも履けば悪くないのだが、展示している限りはその良さが伝わりにくい。 というのもこうした加工のものばかり並んでしまうと、質の悪いアウトレット店の持つ靴売り場風景に見えてしまうからだと思う。 もっと最初は定番商品に力を入れたほうが良いように思う。 バッグも1勝3敗という感じだった。
イタリア人が買収をしながらもロンドンで最初に店舗を作るのはそれなりに負担が多いはずである。とくにボンドストリートあたりに1、2Fで150坪はあろうショップを持つことはべらぼうに金がかかっているであろう。 スタッフもイタリアから来ていた。彼らの駐在費用も少なくない。 それでもイギリス発にこだわらなければいけない理由がある。それが「国ブランド」である。
(以下次号)

商品は気合が入っている商品と、入っていない商品のムラが激しい。 気合が入っている商品はとてもかっこいい。特にジャケット類に多い。 新素材を実にうまく使う。革製品もいいものはいい。 レオンが書くとおりイタリア人が大喜びで着るのも良くわかる。
気合が抜けているのも少なくない。 半分はNG。パンツはレディースもメンズもなんだかわからない。 かなりヤバイものもある。靴も良いものが少ない。エイジング加工されたものも履けば悪くないのだが、展示している限りはその良さが伝わりにくい。 というのもこうした加工のものばかり並んでしまうと、質の悪いアウトレット店の持つ靴売り場風景に見えてしまうからだと思う。 もっと最初は定番商品に力を入れたほうが良いように思う。 バッグも1勝3敗という感じだった。
イタリア人が買収をしながらもロンドンで最初に店舗を作るのはそれなりに負担が多いはずである。とくにボンドストリートあたりに1、2Fで150坪はあろうショップを持つことはべらぼうに金がかかっているであろう。 スタッフもイタリアから来ていた。彼らの駐在費用も少なくない。 それでもイギリス発にこだわらなければいけない理由がある。それが「国ブランド」である。
(以下次号)

ベルスタッフ ロンドン
ロンドン訪問の目的は、ライダースウェアをテーマにしたブランド「Belstaff」のフラッグシップショップ視察である。視察が目的であって買い物ではない。 たとえそれが偶然セールシーズンかつ、煩悩にやられて30万円以上の買い物をしてでもだ。
1930年ころに設立された雨具メーカーが、ゴム引き技術により完全防水のライダースウェアを作ってから、(多分地道に)営んできたバイクウェア屋さん。日本だとクシタニとかカドヤとかが相当するのであろうか?
それが1990年頃にイタリアの企業に買収され、それまでのバイクウェア専門からからライダースをモチーフにしたタウンウェアラインや、カバン・アイウェア等のライフスタイルブランドへと生まれ変わった。
今年の秋冬イメージにはケイト・モスを使い、ミラノコレクションもこなし、ミッションインポッシブルのウェアも提供するなど、かなりの力の入れようで、昨年ついにフラッグシップショップをここロンドンに作った。
フラッグシップショップは、ボンドストリートの近くで銀座のようなブランド街。隣はヨウジ・ヤマモト、向かいはイッセイというあたりは、イタリアの 会社が発祥の地イギリスからフラッグシップショップをスタートしました!という感じがめちゃめちゃ出ている
(以下次号)
1930年ころに設立された雨具メーカーが、ゴム引き技術により完全防水のライダースウェアを作ってから、(多分地道に)営んできたバイクウェア屋さん。日本だとクシタニとかカドヤとかが相当するのであろうか?
それが1990年頃にイタリアの企業に買収され、それまでのバイクウェア専門からからライダースをモチーフにしたタウンウェアラインや、カバン・アイウェア等のライフスタイルブランドへと生まれ変わった。
今年の秋冬イメージにはケイト・モスを使い、ミラノコレクションもこなし、ミッションインポッシブルのウェアも提供するなど、かなりの力の入れようで、昨年ついにフラッグシップショップをここロンドンに作った。
フラッグシップショップは、ボンドストリートの近くで銀座のようなブランド街。隣はヨウジ・ヤマモト、向かいはイッセイというあたりは、イタリアの 会社が発祥の地イギリスからフラッグシップショップをスタートしました!という感じがめちゃめちゃ出ている
(以下次号)
ビジョンと妄想 2
ブランドの将来を語るとき「ビジョン」などと言わず、もっと自由なイマジネーションを働かせよう。 それは妄想というくらい縛りがなくてよい。 そのブランドをお客様がどんな思いでそれを買うようになっているのか? 彼らはそれをどのように友達に自慢しているのか? どんな背景がそこにあるのかを「ビジョン」ではなく「妄想」で思い描こう。 少々無理があったってかまわないから。
マネジメントにつく人々が描く妄想は、ビジネスを知らぬ青二才が描く妄想と訳が違う。 どれだけ八方破りな妄想を企てようともそこには、一定のリアリティーや経験から裏打ちされた洞察が入り込むものだ。 だからできるだけカッコイイ状態を思い描こう。 スーパーブランドに負けないほどの状態はどのような姿なのか? そこに何と言う名前がついているべきか? コーポレートブランドと同じくした商品ブランドか? それとも新しいブランドか? あるいは歴史あるブランドを襲名し(買収し)それを冠するのか?
気に入った妄想ができたなら、しばらくそれを発酵させよう。 けっして無理に進めるのではなく心の中において置いて、時々それに手を入れる。 ところどころ直しを入れる。 ベッドに入る前、トイレの中、ちょっとした待ち時間。 帆船モデルを週末にコツコツ手を入れるように、妄想をビジョンへと置き換えていこう。 だんだん行けるような気がしてくるはずだ。
時々人に話してみよう。まずは恋人や親しい友人、奥さんなどに話してみよう。 人に話すと間違いを指摘される。 無理してそこで相手を説き伏せず「ふ~ん、そう感じる人もいるんだ」くらいに流し、その時は話を終えよう。 その後チェックされたことはもう一度、トイレ・ベッド・待ち時間に修復させよう。 きっとできるはずだ。
妄想はこうした時を経て、いつしか多くの人と共有できるビジョンへと変わる。 そう、ビジョンに昇華されたときそれは共有できるものとなるのだ。ここが妄想との違いだ。 こうなれば戦略にだってロジックにだって組み換えが可能だ。 胸を張っていたるところで披露しまくろう。 話せば話すほどそれは現実味を増してくるはずである。
このブログを書きながら、僕といえばより深く妄想にひたりはじめているのでした。
マネジメントにつく人々が描く妄想は、ビジネスを知らぬ青二才が描く妄想と訳が違う。 どれだけ八方破りな妄想を企てようともそこには、一定のリアリティーや経験から裏打ちされた洞察が入り込むものだ。 だからできるだけカッコイイ状態を思い描こう。 スーパーブランドに負けないほどの状態はどのような姿なのか? そこに何と言う名前がついているべきか? コーポレートブランドと同じくした商品ブランドか? それとも新しいブランドか? あるいは歴史あるブランドを襲名し(買収し)それを冠するのか?
気に入った妄想ができたなら、しばらくそれを発酵させよう。 けっして無理に進めるのではなく心の中において置いて、時々それに手を入れる。 ところどころ直しを入れる。 ベッドに入る前、トイレの中、ちょっとした待ち時間。 帆船モデルを週末にコツコツ手を入れるように、妄想をビジョンへと置き換えていこう。 だんだん行けるような気がしてくるはずだ。
時々人に話してみよう。まずは恋人や親しい友人、奥さんなどに話してみよう。 人に話すと間違いを指摘される。 無理してそこで相手を説き伏せず「ふ~ん、そう感じる人もいるんだ」くらいに流し、その時は話を終えよう。 その後チェックされたことはもう一度、トイレ・ベッド・待ち時間に修復させよう。 きっとできるはずだ。
妄想はこうした時を経て、いつしか多くの人と共有できるビジョンへと変わる。 そう、ビジョンに昇華されたときそれは共有できるものとなるのだ。ここが妄想との違いだ。 こうなれば戦略にだってロジックにだって組み換えが可能だ。 胸を張っていたるところで披露しまくろう。 話せば話すほどそれは現実味を増してくるはずである。
このブログを書きながら、僕といえばより深く妄想にひたりはじめているのでした。
ビジョンと妄想
ブランドビジョンという言葉がある。
VISIONはランダムハウス英語辞典によると
【1】見えること;視覚,視力;視野;観察:
【2】将来を見越すこと[力],見通し,先見(の明); 洞察力,想像力
とある。
つまり「このブランドの将来はどのようになるのか?」を心に思い描くことがブランドビジョンとなる。しかしながら「ビジョン」と言われるとなんだかもっとしっかり明確なものでなければいけないように思われてはいないだろうか?
ビジョンという言葉は、未来に対する信念や、経営能力に比例する先見性とイコールになりすぎていないだろうか? 株主総会でも「トップマネジメントチームの経営ビジョン」などという言葉を多く使うあまり、ビジョンを「ロジカルで戦略的で、なおかつしっかりとした目論見あるものでなければビジョンとして認めないぞ!」という風潮ははたしてないだろうか?
しかし言いたい。もともと視覚などというのは、かなりいい加減なものである。さらにビジョンには他にも
【2】(1)トランス[恍惚(こうこつ)](状態). (2)幻覚,幻視:という意味さえあるから、このいい加減さに輪をかけている。
僕が言いたいのは別にビジョンという言葉をおとしめたいわけではなく、ブランドの将来を心に思い描くときにはまず、妄想くらいリラックスした「思い描き」をすべきだということである。 これはお客様にとって「かっこいい状況」「愛される状況」を思い描くことに似ている。
(以下次号)
本日より1週間(場合によっては10日)ブランドの都欧州へ出張にでかけますため、ちょっと更新ペースが悪くなります。
VISIONはランダムハウス英語辞典によると
【1】見えること;視覚,視力;視野;観察:
【2】将来を見越すこと[力],見通し,先見(の明); 洞察力,想像力
とある。
つまり「このブランドの将来はどのようになるのか?」を心に思い描くことがブランドビジョンとなる。しかしながら「ビジョン」と言われるとなんだかもっとしっかり明確なものでなければいけないように思われてはいないだろうか?
ビジョンという言葉は、未来に対する信念や、経営能力に比例する先見性とイコールになりすぎていないだろうか? 株主総会でも「トップマネジメントチームの経営ビジョン」などという言葉を多く使うあまり、ビジョンを「ロジカルで戦略的で、なおかつしっかりとした目論見あるものでなければビジョンとして認めないぞ!」という風潮ははたしてないだろうか?
しかし言いたい。もともと視覚などというのは、かなりいい加減なものである。さらにビジョンには他にも
【2】(1)トランス[恍惚(こうこつ)](状態). (2)幻覚,幻視:という意味さえあるから、このいい加減さに輪をかけている。
僕が言いたいのは別にビジョンという言葉をおとしめたいわけではなく、ブランドの将来を心に思い描くときにはまず、妄想くらいリラックスした「思い描き」をすべきだということである。 これはお客様にとって「かっこいい状況」「愛される状況」を思い描くことに似ている。
(以下次号)
本日より1週間(場合によっては10日)ブランドの都欧州へ出張にでかけますため、ちょっと更新ペースが悪くなります。