『正義』という観念はネガティブです。
驚かれた方もいらっしゃると思いますが
正義という観念がなぜ、ネガティブかと言うと
悪を叩くということを前提にしている観念だからです。
悪という観念もネガティブです。
悪がネガティブなのは、分かりやすいと思いますが、
悪の観念を持つ人は、正義を目指す人を叩きます。
『正義？カッコつけやがって、ケッ！』
みたいな観念です。
正義は正しいように思います。
法律も正しいように思います。
でも、誰かを罰するという観念はネガティブです。
正義というのは、正しい道を表します。
でも、正しい道から逸れた人を悪とみなします。
つまり正義の観念を強く持ってる人は
『これは悪』『これは悪ではない』というジャッジが入ります。
ジャッジをするということは、ネガティブな観念です。
そして正義を思考し続けて、正義に強い思い入れがある人は、悪の人を見やすくなります。
警察が悪い人を取り締まろうとする観念です。
それを見て、悪の観念を強く思考している人は、正義の人を強く思考します。
『何が正義だ』
『何が道徳だ』
『何が倫理だ』
『オレの生い立ちもわからないくせに、偉そうな正義論をぶちかましやがって！ケッ！』
両者はどちらもネガティブなのです。
この世界は、正義もないし、悪も無い。
作り上げたのは人間の観念であって
本来この世界に正義もなければ悪もない。
ただ人間が分かりやすく、
『これは正しい』『これが悪い』という道筋を勝手に作っただけです。
なので、正義を貫き、
『あなたのここが悪い、だから罰します』
という波動は低波動です。
引き寄せの法則的に言うなら、その低波動を発信し続ければ、やはり低波動のものが返ってきます。
自分は正しいことをしているのに、どうして世の中は分かってくれないんだろう？
自分だけは、道を外れないように努力してきたのに、なぜ報われないんだろう？
と思っている方は、
この悪を叩く、
悪を見下す、
悪を蹴落とすジャッジをやっていることが多いです。
引き寄せの法則の公式に当てはめるなら
低周波のエネルギー＝不快
そして不快＝悪ではないのです。
悪も善も存在しない。
そこにあるのは
『これは悪だ』『これは正義だ』という私たちの観念のジャッジです。
なので正義と悪は調和しないのです。
調和しない＝不愉快なのです。
もうすぐ2020年です。
私たちは
悪を懲らしめる
正義を貫く
戒める
という観念から、そろそろ脱出しなければなりません。
もうそんな局面まで来ています。
でも、この、
『ジャッジをしない』
『正義は正義』
『悪は悪』
という観念から脱出する方法は非常に難しいです。
でも難しいという観念すら思い込みです。
人間がこれまで培ってきた観念から外れて
エネルギーレベルで物事を見なくてはならない局面なのです。
エネルギーには、悪も善もありません。
『ただそこに今、全てが存在する』
それだけです。
エネルギー的にみれば、正義という観念は、誰かを叩くという観念と同じです。
誰かを叩くというのはネガティブな行為です。
人間の正当性の主張は、宇宙のエネルギーとは何ら関係もないのです。
でも私たちは悪いことをしていると思う人たちを叩きます。
悪いことをして叩かれた人は、叩いた人を憎みます。
ここで既にエネルギーの不調和が起こっているのです。
私たちの世界では、今まで、悪い人を見たら、懲らしめる、罰するという、ネガティブな方法を取ってきました。
そうしないと物質世界の地球では不都合だったからです。
その方法を使って平和な世界を目指してきましたが、世界は平和になりませんでした。
ということは、何かが間違っているということです。
何かが間違っているということは、エネルギーの方向性が間違ってるということです。
これからはポジティブなエネルギーで世界を変えるという大革命を起こす時期になってきました。
では、万引きした人をそのままにしとけばいいのか？
殺人犯は野放しでいいのか？
幼児虐待はそのままでいいのか？
というお話になると思いますが
これは、どう振る舞うかは人それぞれなのです。
このときはこうしなさい！
というルールはないのです。
なぜなら高波動になればなるほどルールがなくなるからです。
全てが溶け合い、融合するからです。
融合した先にルールはありません。
でもやることはポジティブに振る舞うことです。
実際にやるのは難しい。
でも、難しいという観念すら間違っている。
物事は単純で簡単であるのが、この物質世界のルールです。
FXでも、チャートが単純であればあるほど勝率が高いのと同じです。
それを私たちがこねくり回し、いろんなインジケーターを使って、難しくしているだけです。
『じゃあ、りえさんだったら、こんなとき、どうするの？』
とよく聞かれますが
私はこういう事象・現象から何を学ぶべきかを常に見ています。
なのでジャッジではなく、そこから何を学ぶかです。
世の中の人がこの観念になれば、争いごとは起きなくなります。
今回は難解な引き寄せでした。
本日も数あるブログから
私のブログへお越しくださり
ありがとうございました