商品陳列を基本から

教えてもらえますか?

 

 
 

商品陳列には色々、抑えて

おくべきポイントがあります。

今回は基本的なことをお話しましょう。

 

今日(10月12日)第1弾です。

 

第2弾(20:00UP予定)

「いつでも売り手側になれる時代」

 

スッキリ見せる商品展示法

 

商品が多すぎるように見える

 

クライアントの

お店を訪問して、

感じることは、

商品が多すぎる

ことです。

 

と言っても、

商品が商品棚から

溢れている訳

ではありません。

 

キッチリ商品棚に

収まっています。

 

なかには、

商品が溢れている

ケースもありますが、

さすがに

こういうお店は

例外でしょう。

 

こういう場合は、

展示商品を

絞るしかありません。

 

ここで、

問題にしているのは、

商品棚に収まって

いるのに、

商品が多すぎると

感じるお店です。

 

これは、

商品展示に統一感や

法則性がなく、

それぞれの商品が、

自己主張しすぎる

のが原因です。

 

最近のパッケージは、

目立つ様に

デザインされています。

元々自己主張が

強いものです。

 

これを何の工夫もなく、

並べてしまう結果、

視覚的にバラバラで、

煩わしく感じてしまい、

商品が多すぎると

感じるわけです。

 

 

ノイズは買う気を妨げる

 

このそれぞれの

商品が自己主張し、

煩わしく感じる

ことを「ノイズ」と

言います。

 

音楽でもそうですが、

ノイズは

少なくすべきです。

 

心地よい、

リズムを感じるように

商品は展示しなければ

なりません。

 

まずは、

お店全体に統一感を

持たせることです。

 

これは、POP等の

広告・告知物も

含めて考えます。

 

まず、簡単な

方法としては、

色・色調を揃える

ことです。

 

ごちゃごちゃ

している方が、

楽しい雰囲気が出ると

勘違いしている人が

いますが、

これは間違いです。

 

少なくとも、

買い物においては、

落ち着いた雰囲気が

ないとダメだと

言えます。

 

統一感のある店内に、

数箇所違う雰囲気の

場所があると

目立つのです。

 

商品パッケージ等は、

お店側でどうこうする

訳にはいきませんが、

並べ方を変えただけでも、

スッキリするものです。

 

ノイズを少なくする秘訣は、

統一感とバランス・リズム

です。

 

商品を展示し終わったら、

少し離れて、全体を見渡し

ノイズがないか

チェックするように

してください。

 

商品の自己主張が

強すぎるとノイズに

なります。

ノイズはお客様の

買う気をなくす原因にも

なります。

 

一定の法則で展示する

 

商品展示に法則性を出す

 

ノイズについて

お話しましたが、

ノイズを少なくする

展示について、

もう少しお話しましょう。

 

ノイズを取り除く

方法としては、

一定の法則に

基づいて商品を

陳列することが

大事です。

 

例えば、

商品サイズを

小→大に並べる、

形であれば、

丸型、四角、三角等に

分けて展示する

という風に

統一感・一定の法則で

並べるとリズムを

感じさせ、

ノイズはなくなります。

 

色の場合も同様に、

一定の法則に

基づいて展示

することです。

 

特に色に関しては、

最近のパッケージは

非常に目立つように

作られています。

 

適当に並べては、

ノイズの原因になります。

 

色には、色相環

というのもがあります。

 

赤から始まり、

オレンジ→黄→黄緑→

緑→青→紫→赤

へと一周するものです。

 

この色相環を

意識して順に並べると、

スッキリします。

 

色相環の順に並べれば、

落ち着いた感じに

なりますし、

目立たせたい場合は、

反対色を持ってきます。

 

 

補色(目立つ色の組合せ)の使い方

 

この反対色は、

補色といいますが、

赤に対しては緑

なのですが、

 

この補色は

くっつけると

ハレーションを

起こしますので、

すこしずらす方が

いいでしょう。

 

赤の横には、

緑でなく黄緑か青

という風にします。

 

補色とは、

赤対緑、青対オレンジ、

紫対黄等です。

 

この組み合わせは、

非常に派手で目立ちます。

 

でも、この補色は

隣同士になると、

ハレーションを起こし、

じっと見ていると

境界線上にグレーの色が

見えてきます。

 

この補色で

タイトル等を作ると、

一見派手ですが、

非常に見づらくなります。

 

プロのデザイナーは、

決して補色同士を

くっつけたり

しません。

 

必ず、少し離すか、

間に細い白等の

無彩色を入れます。

 

この補色を使った

デザインは、

素人が作ったチラシ等に

よく見られますが、

派手ですが、

じっと見ていると

不快感を感じる場合が

多いものです。

 

ただし、

イタリア料理・

イタリアレストランの

広告では、赤と緑を

よく使いますが、

これは国旗を

イメージさせる

ためです。

 

また、

クリスマス関連の広告でも、

赤と緑を使います。

 

これは、

クリスマス→年末という、

ソワソワ感、

ドキドキ感を

演出するものですが、

普段は使わない方が

よいでしょう。

 

色・形・大きさ等で

一定の法則性を出す

商品展示法で

ノイズを軽減できます。

 

陳列方法にも変化を持たせる

 

商品陳列には、

大きく分けると

3パターンあります。

 

それぞれ、

どういった効果が

あるか考えて見ましょう。

 

 

1 什器全てに商品を陳列する

 

什器にびっしり商品を

陳列することで、

ボリューム感を

演出する方法です。

 

ただし、この方法では、

ノイズが発生する恐れが

ありますので、

ノイズを軽減する

工夫をすることが

肝心です。

 

この陳列方法では、

品切れや品薄は

絶対に避ける

ことです。

 

商品をびっしり

並べた場合、

品薄は非常に目立ちます。

 

軽度の場合は、

売れ行きの好調感が

出せますが、

度を越えると、

売れ残り感が出てしまい、

逆効果です。

 

商品の補充は

常に気をつけて

行うようにしましょう。

 

 

2 什器の上または上段で提案を提示する

 

上段での提案は、

遠くから見て

目立つようにします。

上段の提案部分は、

他とは差別化し、

お客様の視線を

捉えるように

工夫しましょう。

 

下段は、上段の

提案に関連付けた

商品陳列にします。

 

上段の提案から、

下段の商品を選ぶと

言うような

シャワー効果を

狙うようにします。

 

 

3 什器の上または上段で総合的な提案をする

 

2と同じような

感じですが、

2では下段の商品提案

ですが、

この3では、

下段とは直接的な

関連付けは

意識しません。

 

下段の商品も含めた、

総合的な提案です。

 

上段の提案では、

ライフスタイルの

提案という

メインディスプレーと

関連付けたような

展示だと

考えてください。

 

もちろん、

下段の商品と

全く関係ない提案では

意味がありません。

 

下段を含め、

周辺の商品棚に

関連商品がある

という風に

工夫すべきです。

 

このように

陳列方法には、

いろいろある訳ですが、

店内全てを、

同じ陳列方法に

するのでなく、

変化を付け

3パターンを

使い分けることが

大事です。

 

お店とは、

基本的には

落ち着いた感じで、

見やすい

展示にしますが、

ポイントに変化を

持たせることも

重要です。

 

ただし、ポイントは、

少なくすることです。

 

いろいろ提案したい

ことはあるでしょうが、

一度にいろいろ

提案しても無意味です。

 

 

今回のまとめ

 

商品陳列方法に

工夫をこらし、

あなたの言いたいことを

的確に伝えるように

しましょう。

======================

「売上が落ちている」という方は

下記メールアドレスへご連絡ください。

「無料でメール相談受け付けています」

タイトルに「無料メール相談希望」と

書いてください。

本文はなくても結構です。

一緒に対策を考えていきましょう。

 

chsakaue@road.ocn.ne.jp

※リンクしていませんので、

 コピー・ペーストしてください。

======================