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kai遊録

日本国内の城郭を回遊してます

山城シーズン到来して最初の週末は、ドンピシャの台風台風でしたね大泣き



9/30(土)には佐和山城で見学会が催されたり(当然台風により中止)、


城ガール隊では福井遠征に向けての下見や、


サイガさんによる近江の山城の踏査会も予定されていたんですが、


ぜーんぶオジャンに相成りましたむかつく{台風のバカーッ!



10/1(月)に有休とったものの、台風一過で地面ぐっちゃぐちゃだから、


山城にいけず、ユーウツな日を送りましたsao☆{山城に行きたい^∞



今週も3連休なのですが、まさかの台風が到来の気配ですぶっ


まあ990hPaなんで、日本周辺に来る頃には熱帯低気圧と化してると思いますけど・・・




週末に雨が降らないことを祈りつつ、八王子城レポ行きますよー!



先回は遭難して裏から回り込む形で、要害地区に到着しました疲れた棒人間 詳細はコチラ


kai遊録 電子国土ポータル(緑色のところが松木曲輪)

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我ながら「アホー!」って思うほど下調べしてないし、


山城レベルが低くて“曲輪萌”が出来ないので、松木曲輪と本丸をサクッと見て、下山開始~。




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9合目から見た景色




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ひな壇状の曲輪の様子



なぜそこに、それ(タンク)置くのぉぉ泣き


情緒はありませんが、ひな壇状になっていることがわかるでしょうか?




【金子丸説明版】


・金子三郎左衛門家重が守備したとされる曲輪


ひな壇状に造形して敵の侵入を防ぐ工夫がされている。




山王丸もそうでしたけど、八王子城は尾根沿いにひな壇状に曲輪を並べてます。


でも、これでどう敵の侵入を防ぐのか、わからない・・・悩む



縄張図を見て思うんですが、尾根にめぐらせた曲輪は基本的に小さいんです。


入れても2~5人だし


弓を射るにしても、もっと横矢をきかせるべきではないのかなぁと。



殿の道はウネウネウネウネしていましたが、こちらはそんなにウネウネしてません。


ハイキングコースとして整備されてしまったのか、枡形のようなものも見られませんでしたし・・・・・。{むぅ



こちらは東なので、さほど強い防御をしていないのかもしれません。


西から攻めてくる武田を意識しているのかなぁと)


西には堀切がありますが、東にはないですので・



今気付きましたが、“金子丸”と“金子曲輪”は違うんですね顔文字


一般に“丸”は“曲輪”のことを示してるんですけどね。


(本丸のことを本曲輪という城があります)


一番広い曲輪が金子丸で、それに続くひな壇状の曲輪をまとめて金子曲輪って言うのかな?





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あしだ曲輪



土塁萌え~ドキドキ キャッ



ハイキングコースから撮っただけなんで、ここだけ・・・。


もっと奥にも行けよぉ!私のバカ~っ!!




いつもお世話になってるブロガーさんによると、


このハイキングコースにも石垣とかアツい遺構があるとのことですえっ


皆様、発見して私に教えてくださいませsao☆




麓まで戻ってきたのが9:00で、遭難と休憩含め2時間半で帰ってきました。


これにて、八王子城攻め終了~。








・・・・ではありません キラン!





麓へ戻ってくると、ガイドのおじーちゃんやハイカーさんで賑わっておりました。


(H24.4.29のGWに登城)




とりあえず100名城のスタンプをゲットしているとスタンプ


ガイドさんがハイカーさん2人をガイドしに行くというのが耳に入ってきましたそうだ!耳ピクッ



「麓での説明だけ盗み聞きしてやろ~顔文字」とポケケ~と説明版を見ていると



“馬冷(こまひやし)”というのを見つけました。ほえ~{お?



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「ここって行けるんですか?」と尋ねると



お爺さん「行ける、行けるビックリマーク



“馬冷(こまひやし)”って言って尾根がバシッと分断してあってね、



風が良く通って涼しくてね。そこで馬を休ませてたんだよ」



そんなこと聞いちまったらさ、



堀切好きとしては行くでしょsao☆




ということで、


休憩も水分補給もする間もなく、八王子城登城周目に向かったのでしたうしし♪




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おっちゃん結構な年齢なのに、ひょいひょい♪登ってくもんで、焦ったわ!顔



ひとりのときは自由に休憩してたんだけど、2周目はほぼ休みナシ


おかげで1周目より早く本丸まで着いたわ・・・あっつー{ぜぇぜぇ・・・


(遭難してないことも差し引いても早かったです)




でもおかげで自分では見つけられなかった小宮曲輪を見ることができましたやったぁ!


指示板はあるんですが、分かりにくいのと細い藪道なんで途中で引き返したんです。



ガイドさんは要害地区(本丸)までで、馬冷や詰めの城のほうはガイドしてくれません


要害地区までで一緒に麓へ戻れば、金子丸とかのハイキングコースもガイドしてくれるハズ・・・



ホントはそこのガイドも聞きたかったけど、 馬冷の堀切を選択しました。


さすがに3周目いく気はないッスNGあせる


(このときは浄福寺城のキツさを知らなかったので、2周後に行くつもり満々でした)





というわけで、先日のどーでもいいクイズの答えは「2.当日、2周登城した」でした~クラッカー




ツイッター内で「え!?八王子城2周!!??」って驚愕されたよテヘッ



でもさー、ガイドのおじーちゃんたちは、それこそ3周とか4周してそうじゃない?


あの城をほぼ毎日そんなに登城したら、足腰鍛えられるよね登場



ツイッターの城好き仲間の間で“山城ダイエット”なる単語も出てるけど、


ホント山城登城って健康にいいと思います。




では、今回はこの辺で~バイバイ


次回はコチラ

八王子城レポで秀吉軍の小田原の役の話が出ていますが、



延期になった“のぼうの城”が11/2(金)から放映されますね映画




小説は読んだことないのですが、ずーーーっと楽しみにしております。


この映画見たら、忍城に行きたくなりますね顔文字{行きたい~!





それはそうと「のぼうの城」と聞くと、


「のぶおの城(信雄の城)」と聞こえるkaiでございますモフッ




ツイッターでそうツイートしたら「それ、たぶんkaiさんだけだよ・・」と言われました笑う


(でも、1人ノってくれた方もいらっしゃいましたよ)



まあ、そうよね。フツー“信雄”は“ノブカツ”って読むもんね。


でもね、名古屋市にある秀吉清正記念館のビデオは“のぶお”って言ってますうしし♪




ノブオ殿は波乱万丈な人生過ぎて笑えるから、けっこう好きですw



安土城に火ぃ掛けたのはかなりマイナスだけどねぷぅー


信長さまの城に何してくれとるんじゃ!




小田原の役で韮山城攻めて、武功立てたことも後北条好きとしてはマイナス~(   `-3)プイッ


(せっかく戦功立てて駿河を加増されたのに「俺、やっぱ尾張がいい~」ってダダこねて、


秀吉にキレられて減俸されるとこは、さすがノブオですがw)



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その信雄が名目上総大将の“小牧・長久手の戦い”の特別展


10/6(土)~11/11(日)まで秀吉清正記念館 で開かれます。



お子様向けのクイズもあるので、ご家族で楽しんでください顔

入場料は無料です~。


はっ!ノブオでだいぶスペースとっちゃった顔文字





ではでは、八王子城のサバイバリャーレポいきますぞー!


前回はコチラ


滝から御主殿に戻って、殿の道を登りまーすトコトコ



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殿の道 登り口から2~3歩入ったトコ



となりのトトロの道かぃ?これは汗





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ロープ(\105-)


でたぁぁ!ロープ!!顔



ロープ使うのはじめてだよ。

でもね、あるからって何でも使えばいいってもんじゃないです。



逆に登りにくかったんで、とっさのときに掴むっていうカンジで使うのがベストかと顔文字


ちなみにこのロープ100均で買ったらしーよ・・・。





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石垣



コレコレ~!!音譜kai遊録



この山城の苔むした石垣埋もれてるトコ



年月感じられて「これぞ現存石垣!」ってカンジで最 高 aya



東京には都会のど真ん中で飽きるほど、石垣を見ることが出来るけど


あればいいってものじゃなくて、希少だから感動するんだよね~すきすき!



江戸城がキライなんじゃなくて、山城贔屓なだけです。


でも江戸城も道灌さんの時代の江戸城なら見たい~星に願いを




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腰掛石


氏照さんも腰掛けたかもしれない石いっぷく!



大きさはメモってないです・・・。


熱心な人はおっちゃんが大きさを言っても、メジャー出して己が目で確認されるそうな(^^;


私もそれくらい熱心にならなきゃね~。


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往時の石段



ところどころに往時の石段が見られますウキウキ階段上る棒人間


現代人が敷いた石とは違いどっしりと安定していて、歩きやすいですウキウキ


ハイカーさんも「やっぱ昔の人は仕事がしっかりしているね」と感心していましたゾ。


そのころ、すでに私はバテバテだったんで生返事でしたけどー顔{申し訳ない・・




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曲輪?



山王丸には尾根に沿って串団子状態(連郭状)で曲輪が見られますが、


ものすごく細く狭くいので物見用の曲輪かと思います考える


今となっては尾根と藪と同化していて、曲輪に見えないです。





はい。これにて遺構レポ終了~。



そ し て――


k a i は 伝 説 に な っ た・・・・




いや、これはオーバーですけど、そうなんです。またやらかしたんです汗




 遭 難 




警察沙汰にはなってないですけどね。





フツーに行けば、あと10分ほどで八王子神社前(本丸)だったんです。


けど、下からみたらそっちが道に思えなかったんですよー顔



kai遊録 電子国土ポータルより

ちょうどこの地図での「八王子城跡」の王の字の一番下あたりかと思います。

普通に登れば八王子神社の目の前に着くんですが、私は回り込んじゃったわけです。



で。


歩けるかなと思って突き進んだ道は、両足を揃えて立てないほどの狭い道


道じゃないか、“道だったもの”だな顔文字




それを尾根に生えてる竹だのなんだのを掴み、


半ば落ち、(私が道壊したので、たぶんもう通行不能だと思います)


「これはマジで引き返すにも引き返せないぜ・・・」と息を呑んで振り返っての一枚。


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城の遺構じゃないものにカラーリングするの、不本意ですが・・・。



ピンクのとこが“道だったもの”です。


斜めってますねぇ。片足一本置くのがやっとです笑うあせる


枡形山城でも尾根に落ちたけど、ここのほうが急だと思います。


続きまして、コレ。


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すでに平面じゃないんだけど、がまた厄介でした。


このあたりは草もなかったんで、掴むものなかったし。


よく漫画やアニメでは崖のほうを向いてカニ歩きしてるけど、あれ怖いよかに座


崖を背にして尾根伝いに歩いたほうが絶対いいですd(・▽・´;



続きまして、ね。



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例の滝に繋がる川です。


枯渇してますが、2日前に多少雨が降ったようなので、ビミョーに水が流れておりました汗・・



後で調べたら、真ん中にある装置みたいなのが石敷水路っていうヤツらしいんですけど、


なんのかサッパリわかりませんaya




這う這うの体で、やっとまともに歩ける場所と看板を発見顔


裏に回ってみたら・・・





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なにも言うまい・・・・










だって・・・。鳥瞰図だと道こっちで、こっちしか道描いてなかったんだもん・・・。


※山は刻一刻と状況が変化します。無理をせず引き返しましょう。


現に、途中まで前方を歩いていた男の人がいたんですが、


私たちが山頂に着いてからハイキングコースから登場されました。


話を聞いてみると


「途中で道がわからなくなっちゃったので、御主殿まで降りて登り直しました」とのこと。



これが常識ある行動です。




新たな教訓:両足で立てない道は行かない。


※当然です。







あとでガイドさんに


「え?!あの道、行っちゃったの?あれは行っちゃダメだよー」って言われたさ。



殿の道のほうにも通行不可の看板立てたほうがいいのでは?って言ったら


フツー行かないからねぇ。下手に立てると行っちゃう人いるし」


・・・・うん、そうですね・・・ぽけ~




2日連続でサバイバリャーして、さすがに肉体も精神もボロボロですわちーん




無事だったから笑い話で済んでいますが、


警察沙汰にならなかったのが、不思議なほどの行動をしています。



ここのとこ同じようなことを、散々言っていますが、本当に山城登城にはご注意ください。


10月に入り、いよいよ山城攻めしやすくシーズンが到来しました。


城攻めが楽しく、安全にできるよう今一度確認いただけたらと思います。


山城登城の注意




さて、ここでどーでもいいクイズです。



疑問に思ってる方もいると思いますが、


「私は朝6:30スタートなので、1人で登城です」と言ったのに、


ガイドさんやらハイカーさんがレポに登場するのは何故でしょう?



1.帰りも殿の道を歩いた


2.当日、2周登城した


3.翌日、もう1回登城した


4.レポする前にもう1回武蔵攻めをした




答えは次回のレポでバイバイ


次回はコチラ


ではでは、八王子城訪問レポ行くよん!


前回はコチラ




kai遊録 現地案内板(加筆)




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先回は大手門跡を通って、曳橋までやってきました~。


あの橋、syunpatsuryoku1号さん情報によりますと、2代目で修理費5000万円だそうです。


ガイドのおじーちゃんが木材が何の木か教えてくれたけど、メモってませんでした(←


ごめんね、おじーちゃん・・・。城と後北条氏に直接関係あることしかメモらなかったの顔文字



kai遊録 橋台の石垣



やはり算木積みではありませんねぃ。

というより、打込接ですらないですなaya{ふむふむ



いいんです、後北条氏は。土の城が素晴らしいからLOVE




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kai遊録   kai遊録



恥ずかしながら、どこからが積み直しかわかりませんでした・・・・・・・・。


写真左がやや青っぽいですが、説明版の写真をみると積み直し部分の角度が違うかなと。


右上の四角い石に該当するのも見当たりませんしね。




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櫓門跡(復元 )



カーナリ見にくいけど、写真の中に櫓門の礎石も写ってますよー!



曳橋に対して左袖で、横矢掛けのセオリーが守られてますうふ♪



たまたまなのか、意識したのか分かりませんが、石段の高さがビミョーに変えてあるかも。


熊本城が分かりやすいですが、段を変えることで登りつらく、疲れやすくなるんだよねキラン!




石段1段の奥行きは大体90cmと広いのは馬が登れるようになんだって。


城主の居住区の御主殿の櫓門をお馬で通っていいんかぃな?




    

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御主殿の土塁から見下ろした曳橋


『実際の曳橋は5mほど西にあった』って話だから、あの柵のとこに繋がってたんかな?


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御主殿


【御主殿 説明版】


・明治時代以降は国有林であったため、遺構状態が良好だった


・発掘調査で大規模な礎石建物跡をはじめさまざまな遺構が発見された


氏照の生活の場はここからさらに奥に眠っていると思われる。


・中国の磁器類の破片や国産の陶器、鉄砲弾などの遺物や


 当時でもきわめて珍しかったと思われるベネチア産のレースガラス器の破片が発見された。




ベネチア産のレースガラス器の写真が掲示されてたんですが、キレイでしたよ!


破片はほんの一部だけどね。あとは想像力でカバーですニヤニヤ妄想



ベネチア産の器自体は大坂城とかでも発見されてるそうですが、


レース模様の入ったガラスはここでしか見つかってないんだとか。



氏照さん、さんですなぁきゃはっ


ハイカラっていうと信長さんを思い出すけど、献上品の返礼にもらったのかな?



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それはそうと、八王子城は“心霊スポットオバケとして有名なのでございます。


(私はすっかり忘れてたけどね)

この左の土塁の切れ目を降りていくとに出ます



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御主殿の滝



(―▽―)ちょーん・・・・・



滝 で す 。




滝なんです。



ここが心霊スポットなんですぞオバケ




小田原の役で秀吉軍が八王子城に攻めてきたとき、


御主殿にいた女性や武将たちが自害して投身



滝は三日三晩、血で染まり、この滝の水でお米を炊くと赤く染まるほどだったのです泣く





・・・って、ちょい待ち!え゛!




「赤く染まった」じゃなくて「赤く染まるほど」ってことは、


滝の水、浄水されてなくて、まだ血で染まってるってことじゃないの!?ぶっ


そんな水でお米炊くなんて、どんな神経してんですか、ふもとの村民は!





それと「こんな滝じゃ投身自殺できないデショ」って言ってる人がいましたけど、


投身自殺じゃない説明版よく読んでね~d(・▽・´



でもこんなちっこい滝だからすぐ埋もれちゃうとは思うけど。


あ。幽霊が出るって話だけどフツーに写真掲載しちゃいました(^^;




では今回はここまで~バイバイ


次回はコチラ