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【“歴女”2人、佐和山で遭難→救助 石田三成ゆかり 滋賀・彦根の城跡】
2012.8.30 02:06
28日午後5時50分ごろ、彦根市古沢町の佐和山(標高約233メートル)で、「友人と2人で登山していたが、道に迷った」と女性から110番があった。県警彦根署と彦根市消防本部が約20人態勢で捜索し、山中にいる女性2人を発見、救助した。いずれもけがはなかった。
同署によると、救助されたのは神奈川県横浜市の19歳の女性と同県相模原市の18歳の女性で、いずれも同じ私立大学の1年生。2人は同日彦根城を観光したあと、午後4時ごろから佐和山にある佐和山城跡を目指して登山し、帰りに道に迷った。
2人は歴史や城郭が好きで、27日から県内を観光。佐和山城は戦国時代に石田三成が居城とし、石垣や土塁などが残っており、全国から歴史ファンが訪れる観光スポットとなっている。
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(以上 転載 http://sankei.jp.msn.com/region/news/120830/shg12083002070003-n1.htm )
先日、ツイッター内で話題になり、アメーバの「なう」で流したこのニュース。
これから書く八王子市の記事を書くにあたり、自分への戒めと
皆様にも今一度、確認していただきたいと思います。
時間制限のある彦根城を先に見学して、佐和山城を後に見学。
8/28は夏真っ只中で19時でも明るいので気持ちはよく分かります。
私も、思いつきで図書館帰りの16時から山城に登ったという無謀なことをしたり、
(麓の登山道から道を間違えて、城ではない山をハイキングして引き返すハメになった)
「城サイトさんが行ったと書いてある」という理由で強行突破して遭難しかけたこともあります。
(これから書く八王子市の山城にて)
私は1人でしたので彼女たちよりひどいです
★まず土地の下調べをしっかりする。
登城口の場所はどこか、城内に案内板はあるのか、資料を入手できる資料館はあるのか・・・。
そして、できれば等高線が入った地図を持っていくことをオススメします。
登山道や尾根が分かりますし、
現地の人に道を尋ねるにしても、口頭より地図があったほうが安心です。
★諦める&引き返す勇気を持つ。
「ブログで行ったという記事を見たから私も行ける!」
この考えは大きな間違いです。
山は自然ですから、一刻一刻状況が変わります。
倒木や土砂崩れ、蜂の巣などで進めなくなっていることも十分にありえます。
無理に進んでケガや遭難をしては、せっかく楽しい城めぐりも台無しです。
また予定が押して行けなくても「また今度」と諦め、
「また来る口実が出来た」とポジティブに。
遭難して入山禁止になってしまっては他の城好きのかたに迷惑がかかってしまいます。
ですが、人命第一です。遭難した際は無理せずに警察に連絡しましょう。
★山城での装備は?
私も何が必要なのか未だにわかりかねています。
ともかく絶対必須なのは
トレッキングシューズ
方位磁針
タオル ・ ティッシュ
飲料(多めに)
非常食(シリアルなど)
私が持ち歩いてるもの
縄張図
水 (ケガしたときに洗い流せる)
ハッカ水 (虫除けスプレーにもなるし、涼しく感じる)
虫除けスプレー
軍手
救急道具(絆創膏、虫さされ(抗ヒスタミン薬)、コットン)
ティッシュ & ウェットティッシュ
長袖 & 長ズボン & 帽子 & 首に巻ける長さのタオル
レインウエア & レインパンツ & 折り畳み傘
鈴(熊などの動物避け)
健康保険証
また数々の話を聞いてて必要だと思い始めたもの
等高線入りの地図
塩
ライター
トレッキングポール(登山用の杖)
地図や方位磁石はスマホならアプリで対応できるかもしれませんが、
山では平地より電波が受信できないため電池の消耗度が激しいです。
遭難して警察等に連絡するにも、電話が出来なくなってしまいます
塩とライターは山ビル対策です。
松尾山に登った城ガール隊の隊長が山ビルの被害にあいました
山ビルに吸血されても死に至ることは、ほとんどないそうですが、
吸血されているとき痛みがなく、気付いたら血で服や靴下が真っ赤だったということがあるそうです。
対処方法を頭に入れておくことをオススメします。
トレッキングポールは武器(クモの巣払い)になりますし、
最近はカメラの一脚にもなるものもあるので、あったほうがイイかなと感じてます。
偉そうなことをいえる立場ではありませんが、
自分の経験したことをもとに思いつくまま、走り書きしました。
こうした事故が起きないためにも、ひとりひとりの認識が必要だと思います。
山城を攻めるに当たって、再確認していただけたら幸いです。