本日は順天堂大学の箱根駅伝の振り返りを行っていきたいと思います。エース三浦や、3年生クインテッドを中心に強力な戦力で優勝を目指した今大会。2位ということで優勝とはなりませんでしたが、15年ぶりのトップ3というのは来年再び優勝を狙うにあたって非常に大きなことだと思います。結果は以下の通りです。
1区:平(3)区間18位 1時間3分52秒
2区:三浦(2)区間11位 1時間7分44秒
3区:伊予田(3)区間3位 1時間1分19秒
4区:石井(3)区間2位 1時間1分31秒
5区:四釜(3)区間5位 1時間11分44秒
6区:牧瀬(4)区間賞 58分22秒
7区:西澤(3)区間7位 1時間4分8秒
8区:津田(4)区間賞 1時間4分30秒
9区:野村(3)区間13位 1時間10分39秒
10区:近藤(4)区間14位 1時間10分45秒
1区は平。今シーズン飛躍を遂げ全日本でも1区を任された選手でしたが、区間18位と苦しい走りになってしまいました。2区は三浦。オリンピックでも大活躍を見せた学生トップランナーが2区に抜擢されました。区間11位ではありましたが1時間7分台で走り前が見える位置で3区の伊予田に繋ぎました。3区はその伊予田。17位で襷を受けると区間3位の力走を見せ、タイムでも従来の日本人最高を上回る素晴らしい走りを見せました。ここで流れを戻せたのが非常に大きかったですね。4区は石井。全日本ではやや苦しい走りでしたが、箱根では持ち前の安定感に加え、爆発力も兼ね備えた走りで区間2位の走りを見せました。来年はエース格としての働きが期待されそうです。5区は四釜。今シーズン急成長を遂げた期待の選手。確実に区間5位で繋いで順位も5位まで上げました。
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6区は牧瀬。全日本でも結果を残したキャプテンが順位を5位から3位に上げる快走で見事区間賞も獲得。チームを勢いづける素晴らしい走りでした。7区は西澤。1年時から箱根を走るも今シーズンは中々結果を残せていなかった西澤ですが、箱根にはしっかり合わせてきて区間7位の走りを見せました。8区は津田。前回は5区で区間二桁に沈んでしまった津田ですが、今回は実力者鈴木芽吹にしっかりついていって12キロで突き放す見事なレース運び。先頭を行く青学の佐藤をも上回る走りで区間賞を獲得しました。9区は野村。トラックシーズンは好調も秋以降はやや苦戦を強いられた野村。今回も区間13位と本人としてはやや不本意な結果だったか。しかし元々は前回2区を走った力のある選手なので、来年の活躍に期待です。10区は近藤。全日本でも7区を任された長い距離に適性のある4年生がしっかり2位を守って大手町に帰ってきました。
MVP:伊予田
MVPには3区3位の走りで8人抜きを果たした伊予田を挙げたいと思います。2区で17位だったチームの流れを変えたことが今回の2位躍進に繋がったように感じました。順天堂は伊予田の走りが無ければシード権争いに巻き込まれていた可能性も十分あったように思えます。