今回は国士舘大学の箱根駅伝の振り返りを行っていきたいと思います。今シーズンは4年生を中心に戦力が充実し、添田監督も過去最高チームと評するほどになりましたが、箱根予選では10位とギリギリでの通過となってしまいました。しかし本戦では目標としていたシード権には届かなかったものの早稲田や明治など実力のある大学とも張り合って総合15位でのフィニッシュとなりました。結果は以下の通りです。

1区:木榑(4)区間10位 1時間2分3秒

2区:ヴィンセント(4)区間2位 1時間6分41秒

3区:荻原(4)区間18位 1時間4分6秒

4区:三代(4)区間11位 1時間3分9秒

5区:山本雷(2)区間13位 1時間13分50秒

6区:福井(3)区間13位 59分33秒

7区:清水(4)区間17位 1時間5分31秒

8区:山本龍(2)区間14位 1時間6分44秒

9区:綱島(3)区間6位 1時間9分9秒

10区:望月(3)区間18位 1時間12分20秒

 1区は木榑。過去2年は1区で大きく出遅れヴィンセントの走りを生かし切れていなかった国士舘でしたが、キャプテンとして日本人エースに成長した木榑が1時間1分台にも迫る区間10位の快走で好位置でヴィンセントに繋ぎました。2区はヴィンセント。これで4年連続の2区となったヴィンセントが10位から3位まで順位を押し上げ4年間で一番いい記録をマークする快走を見せてくれました。3区は荻原。日本人エースの1人としてヴィンセントからの流れを引き継ぎたかったところでしたがここは区間18位に沈んでしまい順位も9位まで落としてしまいました。それでもシード権内はしっかりキープし4区に襷をつなぎました。4区は三代。序盤から積極的な走りを見せ、区間11位の粘りの走りで準エース区間である4区を走りぬきました。5区は山本雷。5区初挑戦の2年生が区間13位とまずまずの走りを見せシードも見える位置で往路を終えました。

MVP:ヴィンセント、綱島  

 MVPには4年連続2区で快走を見せチームを救ってきたヴィンセントと、復路のエース区間である9区で快走し一躍チームの日本人エースに成長を遂げた綱島を挙げたいと思います。

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 6区は福井。元々は1500mを得意とする選手でしたが箱根の距離にもしっかり対応し区間13位とこちらもまずまずの走りをみせてくれました。タイムも59分台でまとめています。7区は清水。実力者の清水でチームの順位を上げていきたいところでしたが区間17位と苦しみシードとの差が一気に離れることになってしまいました。8区は山本龍。前回は1区を走った期待の2年生が8区でもまずまずの走りを見せてくれました。強い4年生がたくさん抜ける来年度はチームのエース格としての飛躍が期待されます。9区は綱島。前回10区を走った3年生が区間6位の快走を見せ明治を逆転し14位に順位を上げました。タイムも1時間9分9秒と素晴らしいもので来年度のチームの日本人エースとなっていきそうです。10区は望月。箱根初挑戦となった3年生ですが今回は区間18位と苦しい結果に。最上級生となる来年度はこの結果を糧にして頑張って欲しいです。

MVP:ヴィンセント、綱島  

 MVPには4年連続2区で快走を見せチームを救ってきたヴィンセントと、復路のエース区間である9区で快走し一躍チームの日本人エースに成長を遂げた綱島を挙げたいと思います。