今回は山梨学院大学の箱根駅伝の振り返りを行っていきたいと思います。予選会では通過も危ぶまれた中で4位ときっちり上位で通過し、本戦でも前回のリベンジに燃えていましたが今回も繰り上げスタートを喫してしまうなど苦しいレースとなりました。ベストメンバーが組めなかったことも影響したかもしれません。結果は以下の通りです。

1区:木山(3)区間14位 1時間2分14秒

2区:オニエゴ(4)区間4位 1時間6分49秒

3区:高田(1)区間19位 1時間4分7秒

4区:伊藤(3)区間16位 1時間3分43秒

5区:成毛(4)区間17位 1時間14分49秒

6区:矢島(4)区間11位 59分25秒

7区:川口(4)区間16位 1時間5分29秒

8区:橘田(3)区間20位 1時間9分16秒

9区:石部(3)区間20位 1時間14分44秒

10区:篠原(3)区間14位 1時間10分45秒

 1区は木山。今シーズン力を付けてきた3年生がハイペースの1区にもしっかりと対応し区間14位ながら前が見える位置でエースのオニエゴに襷を繋ぎました。2区はオニエゴ。留学生といえば1年生から即戦力となり箱根でもいきなり2区を任されることもしばしばありますが、オニエゴは1年生の時は10000mで30分近くかかってしまうような同学年の日本人と同じような力を持った選手でした。しかし4年間でコツコツと力をつけ最初で最後の2区で山梨学院の留学生ではモグスさん以来2人目の1時間6分台をマークする素晴らしい走りを見せてくれました。3区は高田。期待のルーキーで2区の流れをキープしたかったところでしたが区間19位と初の箱根はホロ苦いものになってしまいました。4区は伊藤。今シーズン飛躍を遂げた3年生が準エース区間の4区に登場してきましたが区間16位とやや納得のいかない結果だったか。この経験を来年度に生かしてほしいです。5区は成毛。最初で最後の箱根で山登りのチャンスをつかみましたが区間17位ということでやや苦しい結果となってしまいました。6区は成毛。初の山下りで59分前半のタイムを出し区間順位も11位とまずまずの走りを見せ復路の流れを作りました。7区は川口。着実に力を付けてきた4年生が最初で最後の箱根で7区を任されました。しかし区間16位とやや苦しい走りだったか。8区は橘田。昨年度から主力として活躍してきた選手なだけに8区に入った時点で万全では無いことは予想されましたが区間最下位と苦しい走りになってしまいました。来年度は最上級生となるのでリベンジに期待したいです。9区は石部。箱根初出場でいきなり復路のエース区間である9区を任されましたが、区間19位とも3分近く離れた区間最下位の走りとなってしまいました。ここで前回と同様繰り上げスタートとなってしまいました。来年以降はまずは1本の襷を大手町に運びたいところです。92回大会以来襷をつなげられていないですからね。10区は篠原。繰り上げで同時にスタートした日体大の佐藤と終始並走し区間14位と復路の5人の中ではトップの走りを見せゴールしました。来年度はチームを引っ張る存在になっていってほしいですね。

MVP:オニエゴ   

 MVPはやはりオニエゴですよね。繰り返しになりますが4年間の成長は本当に素晴らしいものでした。来年は最上級生となるムルワがオニエゴの穴を埋めることが出来るか。