前回の「①数秘術おすすめ本」に続き、カバラ関連のおすすめ本をご紹介します♪

 

 

【カバラの書籍】

 

 

まずは、まったくのカバラ初心者である私でも、なんとかついていくことができた本をご紹介します。

 

「柘榴の園」イスラエル・リガルディ著/片田章久訳

 

 
 
 
 

生命の木や10のセフィラ、22の小径、ゲマトリアなど、カバラに関連する必要な基礎知識を丁寧に教えてくれる本です。

 

これでも十分私には難しかったのですが、他の本に比べれば分かりやすさは段違いです。

 

翻訳本ならではの読みにくさもなく、入門書としてはもってこいの一冊だろうと思います。

 

 

***

 

 

「柘榴の園」は、カバラに関連することをまずは一通り説明します!といったスタンスで初心者に優しい本なのですが、もう少し詳しく知りたい、と思われた方は

 

「神秘のカバラ―」ダイアン・フォーチュン著/大沼忠弘訳

 

がおすすめです。

 

生命の木のひとつひとつのセフィラが大変詳しく解説されており、私はこの本のおかげで各セフィラの理解が深まったように思います。

なにしろ1章ごとに各セフィラが紹介されているので、情報量がすごい!

 

また、カバラ関連本のなかではわりと有名な本のようで、カバラを学びたい人には必読の一冊らしいです。

 

 

難点があるとすれば、私にとってはとても難解だったこと。

 

おそらく内容自体、初心者に理解できるほど平易ではないのだと思いますが、こちらは翻訳本ならではの読みにくさが強く、日本語で書かれているはずなのに日本語として理解できない…という箇所が多発。

 

文字間と行間がぎゅうぎゅうに詰まっているため、何度も同じ行を読んでしまったというのも、難易度を上げている理由かなと思います。

 

しかし、それらのハードルを越えてでも、読んでみる価値はあると思います。

 

 

***

 

 

カバラそのものをもっと知りたい、と思われた方におすすめなのが、

 

 

「総説カバラー」山本伸一

 

 

です。

 

こちらはユダヤ思想史を専攻に研究されている学者さんが書かれた本で、カバラがどのように生まれ、キリスト教支配下のなかでいかに独自の思想を確立していったのかを描いた、解説書というより歴史書に近い一冊です。

 

「おわりに」で著者が「カバラの脱神秘化を図りたかった」と書かれているように、いわゆるスピリチュアリティな要素は一切なく、ふわっとした表現皆無のゴリゴリの研究書という感じです。

ただ、研究書とは言っても小難しい言い回しはなく、ユダヤの歴史に疎い私でもわりとスムーズに読み進めることができました。

 

私は長いこと「で、カバラってなんなの?」という疑問が消えなかったのですが、この本を読んでやっとその答えを知ることができたように思います。

 

最初の2冊に比べてかなり毛色の違う本ではありますが、史実と資料からカバラやユダヤ思想を知るというのも、理解を深めるには良い手段だと思います。

 

 

***

 

 

「魔法」とか「魔術」とか好き!という方におすすめなのが

 

 

「実践カバラ 自己探求の旅」大沼忠弘

 

 

カバラには、文献等から研究を深める文字カバラと、主に神秘体験によって神そのものに向かっていく試みをする実践カバラに分かれており、カバラが魔術だといわれるのはこの「実践カバラ」のほうにあたります。

 

一応、「神秘のカバラ―」も実践カバラの本なのですが、こちらの本がより実践しやすい内容になっています。

 

カバラにおける自己探求の旅は、原型の人・アダムカドモンに還っていく旅であり、少しでも神に近づいていく旅でもあります。

 

そのためには特に「視覚」と「聴覚」を研ぎ澄ませることが重要だそうで、より感覚をクリアにしていくワークが多数紹介されているのがこの本となります。

 

カバラにおける魔術的訓練法について、必要な道具から具体的な方法まで(ワークによっては図解あり)紹介されており、いわゆる魔術書としてはメジャーな本らしいです。

 

 

私自身、カバラの一側面を理解するためにいくつか実践しましたが、たしかに分かりやすいです。

どうにも個人的に「魔術」というものに抵抗感があり積極的にはやっていませんが、興味のある方には良い入門書になるのではないでしょうか。

 

 

***

 

 

 

他にも関連書籍は多々ありますが、ひとまずおすすめ本としては以上となります。

 

カバラは、一言で「カバラ関連書籍」と言っても著者の方の属性によって全く切り口が違うので、自分がカバラについて何を知りたいのか、読む目的をある程度はっきりさせてから本を探した方が、お目当ての本に出会える確率が高いと思います。

 

私はそのあたりをよく考えずに、「カバラ」と名の付く本を手あたり次第読んだために「カバラってなんなの」迷路に深く入り込んでいってしまいました。

 

それでも結果的にはどの種類のカバラ本でも勉強になることは多々あったので決して無駄ではなかったと思えますが、こっちでは「カバラは宗教だ」と書かれているけどあっちには「カバラは宗教ではない」と書かれている…と途方に暮れることもしばしば。

 

カバラに限らないことだとは思いますが、1冊だけ、ひとりの著者の本だけ、より、なるべく幅広く読んだほうが情報の偏りを少なくできるかもしれません。

 

少しでも参考になれば幸いです。

 

★2021年6月26日追記★

「現代数秘とカバラ数秘」という本を書きました!

6月30日よりamazonにて販売開始です✨

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 
 

↑自分のナンバーを自動計算できます☆ぜひご自身のナンバーを算出してみてください

 

 

 

数秘&タロットセッションを承っております

詳しくはこちらをご覧ください→