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メンタルの弱い旦那
やんちゃな息子2人、老犬一匹をつれて
認知症の母と少し偏屈な父と同居開始

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昨日のつづき

 

 

 

デイサービスに行くことを頑なに拒絶している母

 

 

 

 

母の中でデイのイメージは

介護が必要な人が行くところ

 

なので、そんなところに行くのはプライドが許さないのだろう

 

 

 

 

 

 

しかし、母が行くデイは

 

 

一般的な創作活動(折り紙、塗り絵など)や体操はもちろん

 

 

他にも

一週間に1度、喫茶コーナーがオープンして美味しいコーヒーが飲めたり

 

月に2回、先生が来て書道を教えてくれたり

 

料理教室があったり

 

eスポーツ(太鼓の達人)があったり

 

 

 

季節ごとのイベントもやってくれる

 

 

 

 

私が行っても楽しいだろうなと思うことを色々やらせてもらえるのだ

 

 

 

きっと、こういうのは

元気なうちに行ったほうが、思い切り楽しめると思う

 

 

 

母には介護してもらうためではなく

習い事のような気持ちで行ってもらいたいなと考えた

 

 

 

この日の契約もそんな方向で話を進めてみようということになった

 

 

 

 

約束の時間ピッタリにケアマネさんとデイの責任者がやってきた

 

 

みんなが席につき契約の説明に入ろうとした瞬間

 

 

「私には必要ないから、行かないわよ」

 

母は不機嫌な声でハッキリと言った

 

 

 

「お母さん、デイ行くと書道の先生がきて教えてもらえるらしいよ。お母さん、ずっと書道、習ってたじゃん」

 

 

「でも私も忙しいのよ。家のことやらないといけないし」

 

 

「家のことずっとやってきたんだから、もうそんなに頑張らなくて良いんじゃない?

お父さんが仕事でいない間だけでもデイに遊びに行ったら楽しいよ」

 

 

「私がいなかったら、誰が家のことやるのよ!」

 

 

 

そんなやりとりを聞いていた責任者のかたが、口を開いた

 

 

 

「お母様はしっかりされてるから、うちにきて食器洗ったり、洗濯物たたんだり、色々手伝ってもらえないかしら。そうしてもらえると助かるんです」

 

 

「あ!それ良いねぇ!今って人手不足で忙しいだろうから、お母さんがいったら助かるんじゃない?」

 

「そうだね!あとお母さん、お喋り上手だから他の利用者さんのお話相手になってあげるのも喜ばれそうだね」

 

 

すかさず、私と姉が追い打ちをかける

 

 

 

すると、先程まで怖い顔をしていた母が戸惑った表情をし

少しだけ気持ちが揺れているのが分かった

 

 

こ、これはもう一押し!

 

 

するとケアマネさんが

 

「お母様、私はいつもデイにいるんです。ぜひ私に会いにきてください!」

 

 

 

社交的で世話好きな母

お二人にここまで言われて嬉しくないわけがない

 

 

 

「あら、そうなの。みんながそこまで言うなら行こうかしら」

母はニコッとして返事をした

 

 

 

私と姉は、再び心の中でガッツポーズをした

 

 

その後の契約はスムーズにいき、無事に終了

 

 

 

あとは母がデイサービスの行く日を待つばかりとなった

 

 

 

 

しかし、やはり認知症

 

デイのことを父にから聞くたび

「私は聞いてない!」と母は相変わらずキレていた

 

 

父はそのたびにストレスがたまっていたので

 

「もうお父さんはデイのこと知らないフリしてて良いよ。母に聞かれたら”娘たちが勝手にやってるから俺は知らない。娘たちに聞け”って言って」

そう父に伝えた

 

 

すると、それ以降

母は姉や私の携帯に電話をしてきて

「私デイに行かないわよ!!」と怒るようになった

 

 

 

私はその電話がくるたび

 

 

「お母さん、自分で行くって言って契約していたよ。楽しみだわ!って言ってたじゃん。ケアマネさんとも今度会いに行きますって約束したでしょ。約束は守らないと」

 

そう言うと

 

 

認知症のため記憶に自信のない母は

 

「あら、そうだったかしら・・・」とそれ以上、文句も言えなくなり電話を切るのだった

 

 

そんな風にごまかしつつ

とうとう、初めてデイに行く日がやってきた

 

 

私や姉は

 

デイのお迎えが来たときに嫌がらずに行ってくれるだろうか

駄々をこねてヘルパーさんに迷惑を掛けないだろうか

 

と不安になっていた

 

 

 

(つづく)

 

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