★ご訪問ありがとうございます★
メンタルの弱い旦那
やんちゃな息子2人、老犬一匹をつれて
認知症の母と少し偏屈な父と同居開始

沢山の「いいね」や「フォロー」ありがとうございます!励みになります!

 

 

 

昨日のつづき

 

 

母が行くデイサービスが決まり

契約のためケアマネさんとデイの責任者が家に来ることになった

 

 

 

その当日の朝

 

私はまだ同居前だったので父と母ふたりきりだった

 

 

 

父がケアマネさんたちに出すお茶を用意したり、部屋を掃除したりしていると

何かを察した母

 

 

「今日は誰かくるの?」

 

と聞いてきた

 

 

「今日はデイサービスの契約で人がくるんだよ」

 

 

「デイって誰の?」

 

 

「お母さんだろ!」

 

 

それを聞いた母は、表情が一瞬にして変わり

 

 

 

「なんなのよ!私は何も聞いてないわよ!!なんで私がそんなとこに行くのよ!!」

 

 

と父を怒鳴りつけ物を投げつけたのだ

 

 

対応に困った父が家族のグループラインに助けを求め

予定時間より早く私と姉は実家に行くことになった

 

 

 

 

実家に着くと、母は落ち着きを取り戻していたものの

「私は何も聞いてない!!」とずっと言っている

 

 

 

少しでも母が”デイに行っても良いかも”と思ってもらわないと

契約したところで、当日に行ってくれるとも思えなかった

 

 

 

ただ母がここまで嫌がる気持ちも理解できた

 

 

 

この時期の母は”まだら認知症”だった

 

 

症状に強弱があって

症状が出ていないときと、認知症のときが交互にやってきていた

 

 

正常な時間が長い分

”自分の頭がだんだん変になっていく”ことを

母が一番、自覚していた時期でもある

 

 

少しずつ少しずつ、出来ないことが増え

自分が”おかしなことをしている”ということはわかる

しかし、だからといって正解がわかるわけではない

 

 

自分が何か変だ

頭の中にモヤがかかっていてスッキリしない

自分はどうしてしまったのだろう

これから、どうなってしまうんだろう

 

 

 

そんな恐怖が母を襲っていたのだと思う

 

 

 

その恐怖から逃れるためには

”認知症の自分”を認めるしかないのだろうが

それはある意味、死刑宣告を受け入れることに近い

 

 

なぜなら

 

数年後には、家族のことを忘れ、家のことを忘れ

自分のことも満足に出来なくなる

今までの大事な大事な思い出も全て消えてしまう

 

その現実を受け入れるということだから

 

 

それが出来る人間は少ないのではないだろうか

 

 

 

 

そして”デイサービスに行く”ということは

まさしく出来なくなっていく自分を認めるということであり

自分は誰かに介護されないと生きていけないことを認めることだ

 

 

最も認めたくない現実を受け入れなければならない

 

 

それが無理だからこそ、母はここまで拒否しているのだろう

 

 

 

 

しかし、父も母の介護が限界だった

 

 

少しでも母と離れる時間を作らないと

父がストレスで倒れてしまうのではないかと思ってしまうほど

この頃の母は父に対してキレやすく大変だった

 

そしてお風呂を一週間以上入らないことも多く

衛生状態やニオイの問題もある

 

 

なんとしてもデイに行ってもらわなくては!

 

 

そこで姉と二人で

説得方法を考えることにした

 

 

 

(つづく)

 

 

 

 

Pick Item

 

だんだんと日差しが強くなってきて暑い

でも電気代が気になってできる限りエアコンはつけたくない

日除けシェードを購入しようか悩み中

 

 

 

 

 

 

 

 

人気ブログランキング

 

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

 

フォローしてね…

 

 

↓母の徘徊がはじまったときの記事

1.我が家の行方不明事件 ★アメトピ掲載

2.「徘徊」の定義

3.怒りの感情に支配された母

4.疲労がたまっていく介護

5.「徘徊」のその後

 

PVアクセスランキング にほんブログ村