ライオンに襲われ、飼育員が死亡【東北サファリパークの実態】 | チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

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愛猫チロとツグミ、愛犬のメリーと暮らしています。
主に、動物問題について書き記します。
超偏食&料理経験なしでしたが、畜産の悲惨な実態を知ってから、ヴィーガンになりました。

福島県二本松市にある「東北サファリパーク」。

 

 

この東北サファリパークで、9月28日に飼育員がライオンに噛まれ、死亡する事故がありました。

 

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28日午後3時半ごろ、二本松市にある東北サファリパークで、飼育員の加藤健一さん(53)がメスのライオン1頭に襲われ、病院に運ばれたが、その後、死亡した。

 

東北サファリパークによると、加藤さんはライオンのおりと飼育員の作業スペースを仕切る鉄格子の扉が開いた状態で作業をしていたという。

 

当時は、監視役として別の従業員1人も飼育員の作業スペースにいたが、加藤さんが襲われて声を上げるまで異変に気づいていなかった。

 

東北サファリパーク・熊久保勅近副社長

「このような事故が本当に二度と起こらないように、会社としても全力を挙げて調査と、そして今後の改善をしていきたいと思いますので」

 警察は、適切な安全管理が行われていなかった業務上過失致死の疑いがあるとして、当時の状況をくわしく調べている。

 

****************引用終***************

 

 

誰かしらのミスにより、鉄格子が開いたままの状態で作業をしていて、ライオンに襲われ死亡したようです。

男性飼育員の方は気の毒でした。

 

しかし、ヒューマンエラーは必ず起こりますし、

猛獣を飼育していれば、このような事故はいつかは起こることです。

 

飼育員になるなら、最悪このような事態が起こることを覚悟してなるべきでしょう。

 

 

昨年の2022年1月にも、那須サファリパークで、確認不足によって、飼育員3名が虎の「ボルタ」に襲われたばかりです。

 

女性飼育員は、右手首を切断することになりました。

 

ちなみにトラのボルタは、この事件の5か月後に急性心不全で死亡しました。

 

 

 

東北サファリパークで襲われたのはベテラン飼育員だったそうですが、

こういった事故は、飼育員と動物の間には何の信頼関係もないことの証明と言えますね。

 

飼育員は動物達が好き(like)なのかもしれませんが、動物達は飼育員と仕方なく付き合っているだけです。

 

動物たちは、来たくて動物園に来ているわけではありません。

無理やり連れてこられるか、無理やり生まされてそこに存在しています。

 

狭い場所に監禁され、見世物にされているのに、信頼関係など出来るはずがないのです。

 

 

というわけで、今回は動物園の中でも、かなりひどく、ずさんな

「東北サファリパーク」の実態に迫っていきましょう。

 

これを見れば、なぜ今回のような事故が起こったのかが何となく分かるはずです。

 

 

まず、東北サファリパークが他の動物園よりも群を抜いてひどいとされる1つの原因は、

「動物園の側にサーキットがある」ことです。

左下に東北サファリパークが記されていますが、他は全てサーキットです。

 

サーキットと同じ会社が東北サファリパークを運営しているため、このようなありえない状態になっているようです。

 

↓度々、車の爆音が鳴り響いており、動物達はこの爆音の中、過ごしているのです。

↑再生して聞いてみてください。滅茶苦茶うるさいです。

 

 

以下では、熊が閉じ込められている檻のすぐ横を、車が爆音を慣らしながら通っています。

 

人間でも車のエンジン音は不快と感じる人が多いはずですが、

 

車を知らない動物達からすれば、なおのこと恐怖で不快でストレスでしかないでしょう。

 

これを1日中、聞かされるんですよ。

 

 

ちなみに、この場所に監禁しても問題ないと会議で決定したそうですが、その会議には獣医も参加していたそうですよ。

 

 

動物を地獄に追いやる獣医。

獣医とは一体・・・?

 

 

これだけでも相当ひどい動物園だと察することができると思いますが、まだまだあります。

 

 

東北サファリパークには、「爬虫類館」という、爬虫類、鳥類などを収容した施設があります。

 

この爬虫類館が、2018年の撮影時、かなりひどい状況でした。

 

 

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カモの牢屋。
爬虫類館全体が、不潔で、臭く、動物たちの鳴き声が響き渡っていました。

 

糞尿が散らばり、そこで本能のように糞尿が浮いた水の中から食べ物を探そうとしています。

 

 

毛はボロボロで、ドロドロに汚れ、足を引きずる子、座って立ち上がらない子、あまりにひどい状況でした。

 

 

他の動物たちもひどい状況です。

 

 

 

 

・亀たちの水も汚く、床はコンクリかプラスチックの芝生。

 

・ワニの水槽と、カミツキガメの水槽の間のスペースに、ハムスターが入れられていました。

 


なぜここにハムスターがいるのでしょうか。

 

 

・キバタンやインコの毛もボロボロだったり、抜けたりしていました。

 

 


 

 

****************引用終***************

 

 

爬虫類館は全てにおいて、不衛生。

カモのいる場所は、糞尿だらけ。

 

水にも糞尿が混じり、濁っており、それを飲むしかないカモたち。

地獄です。

 

 

 

東北サファリパークには、2019年まで「ゾウライド」がありました。

 

ゾウたちが、人を乗せるなどといった不自然な事を行うのは、象使いによって暴力を奮われているからです。

↑これは実際に東北サファリパークにいた象使いたち。

 

 

彼らの手元を見ると、先の尖った器具を隠し持っています。

 

 

この器具は、「ドリル」といいます。

 

象に指示を与えるときに、ドリルを突き刺し、痛みを与えてコントロールしているのです。

 

 

 

 

そして、出番が来るまで、鎖でつながれ、拘束されます。

 

 

奴隷そのものですね。

 

逆に、象使い達は、偉そうな態度でゆったりとしながら象に乗り続けています。

これらの光景に何の気にもとめない日本人たち。

 

 

このような環境に置かれ、精神が破綻したゾウたちは、異常行動を行っていました。

 

 

いずれの映像も、ゾウが前後に歩くことを繰り返しているのが分かります。

 

 

 

こちらの映像も東北サファリパークですが、

ヨーロッパヒグマが同じ場所を行ったり、来たりすることを繰り返しています。

 

 

 

 

こちらの映像も東北サファリパーク。

ホワイトライオンが同様に、同じ場所を行ったり来たりしています。

 

 

 

これらは、精神異常からくる異常行動です。

 

ストレスや精神異常からくる、野生下では見られない、

動物園・水族館特有の行動を、「異常行動」といいます。

 

異常行動の中で、目的を持たない同じ行動を繰り返すものを「常同行動」といいます。

 

さらに、常同行動の中で、同じ場所を同じ速度で歩き続けるものを、「ペーシング(常同歩行)」といいます。

 

 

つまり、ゾウや熊やライオンは、常同行動のペーシングを行っていたのです。

 

 

言うまでもなく、異常行動は動物園で飼育されている事が原因であり、

この事実は、動物園側ですら認めていることなのです。

 

中には、尿を垂れ流しながら、常同歩行を行う動物や、

 

 

 

常同行動をしながら排尿する熊大宮公園小動物園のツキノワグマ)

 

 

自らの尻尾を噛みちぎるといった自傷行為を行う動物もいます。

 

龍野公園動物園のカニクイザル

 

 

 

動物園の言うことを真に受けて、動物園は教育施設であるなどと言う人がいらっしゃいますが、

動物園が一体何の教育をしているのか、そう主張する方々にぜひ聞いてみたいものです。

 

こんな光景を見ても何にも感じないのに、何が教育なんです??

 

 

動物の生態を学ぶとでも言うのでしょうか?

狭い場所で拘束されている動物をみても何とも思わない、常同行動を見ても理解できない人たちが、

本来の生息地にいない動物を勝手に餌が出てくる環境で観察したところで、生態など学べるんですか?

 

↑こんな不自然な芸を見ることで、どうやって生態を学ぶのですか?

(ちなみに、猿回しも暴力によって成り立っています。)

 

 

生態を学びたいなら、図鑑や動画を見たり、動物たちが暮らす現地に行き観察すればいいでしょう。

 

結局は、手軽に生で動物を見て、

その迫力に興奮したいだけ、珍しい物を見て一時の刺激を得たいだけ、カワイイものを見て癒やされたいだけ、非日常を味わいたいだけでしょう。

 

娯楽によって得られた、刺激、興奮、癒やしを、教育という曖昧な言葉に置き換えているだけの話です。

 

 

動物園にきた人たちは、

動物は狭く不自然な環境で閉じ込めていいもの、動物たちは我々人間に見てもらうのが幸せ

などと思い込み、洗脳されていきます。

 

教育施設どころか、共感力や倫理観を失う洗脳施設、という方が正しいのです。

 

 

動物園は、動物達の監禁施設であり、牢獄なのです。

 

 

 

 

 

 

人間はコロナ禍の自粛ですらストレスが溜まり、あれができないこれができないと不平不満を言いますが、

動物園の動物達はそれが永遠に続くのです。

 

 

 

また、東北サファリパークには、ふれあい広場があります。

 

ふれあいの定番といえばモルモットで、東北サファリパークにもモルモットがいます。

 

 

主に、ふれあいに利用されるモルモットは大人しいメスのみです。

オスは闘争してしまったり、メスと繁殖をしてしまったりで邪魔になるので、殺してしまいます。

 

東北サファリパークも例外ではないでしょう。

 

 

これはどこの動物園でもやっており、

ふれあいの小動物たちは、大きくなって、人間側にとっての価値がなくなれば殺されることが明らかになっています。

園内リサイクル

 

繁殖させた小動物を、ふれあいと称してベタベタ触らせたあげく、

大きくなって用済みになれば、殺します。

 

殺し方は、床への叩きつけ、せき髄脱臼、生きたまま食べさせるなど。

これを職員たちが行っています。

 

そして、また繁殖させた小動物を仕入れ、触らせ、殺して、肉食動物へ食べさせるというサイクルを行っています。

これを、園内リサイクルと言います。

 

東北サファリパークにも、ヒヨコがいます。

 

そして、以下は東北サファリパークのフクロウの檻。

 

フクロウの餌は、殺されたヒヨコです。

不要なヒヨコを、殺して、餌にしたのでしょうか。

 

 

動物園の主張を真に受け、動物園は種の保存施設などと言う人がいますが、

実態は、動物を仕入れて殺す場所、ということですね。

 

 

そして、動物園のふれあいといえば、子供による暴力がつきものです。

 

 

加減の分からない子供たちは、時に乱暴に、暴力的に動物たちを扱います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

情けないことに、子供に教える立場の大人が、一緒になってやってる始末です。

 

 

モルモットの生態は、高温多湿の日本の環境には適していません。

しかし、動物園はどこであれ、ふれあいにモルモットを利用しています。

そして夜行性にも関わらず、昼間からベタベタと人間に触らせます。

要するに、動物園にとって、動物の快適性はどうでも良いという証、あるいは生態を全く知らない証です。

 

 

ふれあいが動物達にストレスを与えていることは、京都市動物園の調査によっても明らかになっています。

自分の子供に動物を触らせたい親が多い

 

まさに、モルモット=テンジクネズミで調査され、

ふれあいを中止すると、モルモットの診療件数が激減しています。

 

つまり、ふれあい=ストレスと証明されました。

 

 

 

動物園は種の保存のために必要、という言い訳をする方がいらっしゃいますけど、そもそも動物園では種の保存は不可能です。

動物園で育った動物達は野生には戻せません。

 

動物園では、餌は人間が用意したものが勝手に出てきます。

野生に戻したところで、餌の取り方も分かりません。

何が食べられるかも分からないかもしれません。

 

仮に繁殖した動物を野生に返したとて、死ぬ確率が圧倒的に高いわけです。

つまり、種の保存は不可能です。

 

野生から拉致されてきた動物でも、リハビリをしてようやく戻せる程度でしょう。

 

そして結局、動物園内の繁殖だけでは、動物の数が確保できない場合が圧倒的に多いので、野生動物を拉致して動物園に連れてきます。

 

水族館はラッコの繁殖に失敗したため、現在、野生のラッコを拉致しようともくろんで、メディアで国民を洗脳し始めています。

野生のラッコを拉致する水族館 

 

種の保存施設どころか、種の絶滅促進施設です。

 

 

種の保存というのは動物園側の建前です。

動物園側が批判を避けるために、ここ最近になって主張し始めたのです。

http://animal-liberator.net/animal-liberation-lab/zoo_timeline_world/

 

 

本音はそんなことはどうでもよく、どうやったら国民を騙してイメージアップできるかが重要で、

そうすることで、いかに運営を円滑にまわし、金を稼げるかどうかが重要なのです。

 

 

動物を繁殖する理由は、子供が生まれた方が稼げるからです。

動物園に来る人たちは、赤ちゃんや子供の動物を見て、かわいい~と言って癒やされたいのです。

その欲をつけるので、動物を繁殖します。

 

 

本当に種の保存をしたいのであれば、動物園を潰し、

野生動物が生きる現地を保護区にして、対策・活動を行わなけれなばらないのです。

しかし、それはやりません。

なぜなら、動物園は金儲けのためにやっているからです。

 

種の保存を謳うのであれば、絶滅の危機にある動物のために、積極的に啓発を行うはずでしょう。

例えばゾウやサメのために、象牙やフカヒレの消費に反対するなどを前面に押し出すはずです。

 

↓ところが、そんな事はやらないどころか、下田海中水族館に至っては、サメの利用を促進する始末です。

 

客のために2週間エサを食べさせない水族館

 

 

↓コスタリカは、国立動物園をすべて閉鎖しています。

 

コスタリカですべての「動物園閉鎖」!そのステキな理由 | TABI LABO (tabi-labo.com)

 

 

その理由は、生物多様性を保つため、です。

つまりは、動物園は生物多様性を保つのに何の役にも立っていない、と国が認めているのです。

 

環境大臣は、救出目的、保護目的でない限り、一切の飼育をしないと述べています。

コスタリカは、趣味の狩猟や、サーカスなどの動物利用も禁止しており、動物の権利が非常に進んだ国です。

 

 

地球上の全ての動物種の約5%が生息しているといわれるコスタリカが、動物園を閉鎖しているのです。

つまり、動物園は種の保存施設にはなりえないということです。

 

 

 

動物園は外敵もいないし、餌の心配もないから幸せなんだ、などという人がいますが、

そういう人は、殺される心配もなく、ご飯の心配もなければ、一生刑務所でもいいということですよね?

楽しさから正しさへ

 

ある日突然 無実の罪で捕まって、見世物にされても、外敵もおらずご飯の心配がないからいいんですかね?

 

秋田県 くまくま園のハナコは、22年ひとりぼっちで閉じ込められました。

 

四方が壁で囲まれ、何もやることがない狭い、まさに刑務所と言わんばかりの場所に

 

ひたすら22年間閉じ込められ、死にました。

外敵もおらずご飯の心配がないから良いというなら、ハナコと同じように監禁されてみてはいかがでしょう?

 

 

動物園に行く限り、動物達の地獄は終わることがありません。

動物を見ることは虐待であることに気づき、動物を見て楽しむ時代の終わりにしてください。

 

動物園に行くのをやめましょう。

 

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