ふれあい用の小動物が晒されている暴力やストレス | チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

愛猫チロとツグミ、愛犬のメリーと暮らしています。
主に、動物問題について書き記します。
超偏食&料理経験なしでしたが、畜産の悲惨な実態を知ってから、ヴィーガンになりました。

全国の住宅展示場やイベント会場等に、業者が動物を連れてきて、

触らせたり見せたりする、「ふれあい移動動物園」。

 

 

以下のPEACE さんの記事を読めば、

日本人が、「動物は物」という感覚を持っていることがよく分かります。

 

***************一部引用***************

 

〇イベントそのものの問題点

 

移動動物園やふれあいは、動物にとっても、それを体験する子どもにとってもよくありません。

教育とは言えず、質の悪い娯楽です。

 

以下、動物種別の具体例です。

 

 

<ヒヨコ>

 

 

 



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「優しく」などと注意書きがあっても、片手で乱暴に握られ、体をいじくり回されています。

監視のスタッフがついていないことが多く、スタッフがいても、注意しないことも多いです。

 

 

そのほか、

・ ヒヨコをひっくり返して持った状態で、くちばしをつまむ、目を触る。
・ 両手に持った二羽のヒヨコを近づけて、クチバシを相手の体に突っ込ませたりする。
・ 両手のひらにヒヨコを乗せていたとしても、手のひらでその体を包んだまま、拘束する。

 

などの行為を、幼児から成人までがしています。

 

 

また、ヒヨコは鶏のヒナであり、ヒヨコのままの大きさで飼うことはできません。

 

成長する前に、ほかの動物の餌にされています。(殺処分後、もしくは生き餌)

 

ヒヨコは鶏のヒナなのだからデリケートに扱わなければならないという当たり前のことを、

主催者や動物取扱業者が認識していませんが、

どのみち殺すということが前提にあるからだと考えられます。

(これが希少な鳥であれば、生まれて間もないヒナを幼児に触らせたりしないのでは?)

 

 

 

 

<ハムスター>

 

 

 

 

 

 

・ 本来、夜行性の動物でありながら昼間に展示されているため、

客にいじられなければ、ハウスの片隅で数匹で固まり丸くなって寝ているが、

身を隠すためのハウスが置かれていないことも多い。


・ 不快や恐怖を感じると噛み付くことがある。

恐怖や痛みから必死で逃れようとする時は、人の指から血が出るほど噛み付くこともあり、軍手などの用意があるのはそのため。

人の手を噛むことを想定しているということは、ハムスターが心地良くない状況、噛まざるを得ない状況、あるいは人馴れしていない状況であることが、あらかじめ想定されていると考えられる。


・高いところから落としても大丈夫だと思われているのか、往々にして容器に戻すときに落とすように入れる乱暴な扱いが見受けられる。

体の小さい動物であり、子どもには持ちやすいが、受ける衝撃やストレスは大きい。
成長するとお互いケンカをするため、1匹ずつ離して飼育する動物である。

たくさん入れられているのはまだ若いきょうだいと思われるが、大きくなってきていると、ケンカにより体が傷ついていることがある。

繁殖に使う大人以外は、餌になっている可能性がある

 

 

 

 

<モルモット>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

移動動物園ではスタッフがいないので触りたい放題になっている。

また、モルモットは臆病な性格。

恐怖と不快感で逃げ惑うモルモットを追い回し、掴み取りする行為が、移動動物園のふれあいになっている。

モルモットは子どもの手では、つかみづらい大きさ。

抱っこされることを欲してはいないので、逃げようとし、小学生以上になると力づくでつかみとることになる。


身を隠す場所が設置されていない展示方式もあり、

開催中、朝の開園から夕方の閉園まで子どもたちの手から逃げ続けなければならない。

 

なるべく隠れられる場所か、人から遠い位置に集まっている。
モルモットは大食漢なのにもかかわらず、餌が置かれていないことがある。

 

 

 

<ウサギ>

 

 

 

 

 

 

 

スタッフが渡してあげるといった形態はとられておらず、触り放題になっている。

・ ウサギの動きが俊敏なため、逃げられないようにと子どもたちは手でウサギの腹部や胸部をぎゅっと圧迫して押さつけて捕まえている。


・ ウザギは抱っこされると大人しくなるためか、一旦捕まってしまうと数分間抱っこされ続けてしまっている。

不適切でウサギの体に負担のかかる抱き方の場合も多い。


・ ウサギは目をあけて寝ることができるが、寝ていたと思われる場合でも叩き起こされて追いかけ回されたり捕まえられたりすることになる。


・ ウサギが撫でられると気持ちよい場所をスタッフが教えるなどしていない。(おそらく知らない?)

 

 

 

 

<猫>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・ 猫を連れてくる業者は少ないと思われるが、展示される場合、ひどいことになっている。

・ 屋外で、猫を紐で拘束して触らせる形態は、猫を飼育している人間には到底受け入れられないが、業者はそれが理解できない。


・ ケージがある場合も、奥でじっと身を潜めて一歩も動けない状態。

そこに子どもたちが大勢で詰め寄り、長時間逃げられない状況に置かる。


・ したい時におしっこをすることもできない猫は泌尿器系の病気になりやすく、このような展示は虐待でしかない。

 

 

 

 

<メンフクロウ>

 

 

 

 

 

夜行性だが明るい昼間にふれあいに供されます。

家畜化されていない野生動物なのに、隠れるところもなく、触られ放題になっています。

体調の変化などが見た目でわかりづらい野生動物をふれあいに使うことは、止めるべきです。

足が拘束されており、本来の形態及び習性を損なう展示が行われています。

嫌なことから逃れたり好きに歩き回ったりすることはできません。

 

驚くことがあった場合、急に勢いよく飛び立とうとするので、繋がれた脚の骨に力がかかっています。

高さのあるところに繋がれている場合は、よく逆さ吊りになっています。

 

 

 

<ケヅメリクガメ>

 

 

 

 

 

 

 

寄ってたかって甲羅に子どもたちが好き放題に乗り、行き先を阻むようなことが行われています。

カメが背中の不快を自分では取り払うことができないことにつけ込んで、逃げようにも逃げられない状態にしています。

 

大人は、自分の子どもが亀に乗っている写真を撮りたいだけであり、亀がその場から必死に去ろうとしていることにも気が付きません。

 

子どもは、無理やり餌をやろうとしていますが、食べません。

 

 

 

 

<アフリカタテガミヤマアラシ>

 

 

 

 

 

 

 

 

珍しい野生動物も、移動動物園で距離が近くなると、ちょっかいや暴力の餌食になります。

このヤマアラシは、暴力から身を守れない状態で、1ヶ月以上展示されていた。

 

周りに誰もいない時は常同行動を繰り返していた。

精神を病まないほうが不思議な状況。


この移動動物園のヤマアラシでは、子どもが手をケガする事故が起きている。

 

 

 

 

〇移動距離の問題

 

動物にとって輸送は最もストレスがかかる行為ですが、

動物たちはたった1日の移動動物園のために、

関西から関東など、数100キロを超える距離を輸送されることもあります。

 

朝会場についたらイベントのための設置をし、

夕方にイベントが終わったら、トラックに積んでとんぼ返りで再び数100キロの道のりを戻ります。

出発時間までの間、トラックの上に動物を積んで一晩明かすようなことをしている業者もあります。

(早朝の作業は近所迷惑になるため)


ゴールデンウィークや連休等で1日イベントがあちこちで続く場合、

本拠地に帰らず、トラックに動物を載せたまま巡業することもあります。



人間が動物をもてあそぶために、動物たちが長距離を運ばれているのが移動動物園です。

 

 

 

 

〇本拠地での飼育の問題点

 

そもそも、移動動物園に多種多様な動物を連れてくる事業者は、普段どんなところで動物を飼っているのでしょうか?

 

移動動物園は、動物園や水族館、サファリパークなどが副業的に行っている場合もありますが、

移動動物園を主たる事業とする事業者もいます。

 

移動動物園を主な事業としている事業者は、本拠地を般の来客には見せていません。

狭い土地しかなく、狭い檻やケージに動物を閉じ込め、十分な放飼場もないのが実態です。

 

Google map等で現地の航空写真を確認してみましょう。

そもそも、連れてくる動物の状態等から、不衛生な管理がなされていることがわかる事業者もいます。

 

本拠地住所が建物の一室の場合、ほかに飼育場があるか、動物を借りて事業を行っている場合もあります。

 

 

 

 

〇規制強化を!

 

不毛なのは、その場で1人の子どもの行為を注意したところで、同じようなことをする違う子どもが繰り返し来場することです。

子どもが乱暴な扱いをしてから注意、指導しても仕方がなく、その動物にとっては一日に何度も暴力が繰り返し行われていることになります。

ふれあいや移動動物園は、子どもたちにとっては、動物のストレスや恐怖を軽視する体験をする場となってしまっています。

ミニカーや電車のレプリカ、人形と同じ感覚で小動物を扱うよう教えてしまっているふれあいは、子どもに命の大切さを失わせるものです。

幼少期の体験は大切です。

その子の人格形成、社会基盤を狂わせる体験になってしまっては、社会にも影を落としかねません。

さらに、移動動物園の場合、「動物が生活しているところに人間が行く」という基本的なルールを逸脱しています。

動物を連れてきて子どもを楽しませようという発想は、自然から動物を奪ってきて動物園で見せることの延長にあるのでしょうが、そうだとしても、あまりにイージーです。

法的禁止が妥当ですが、実現するまでの間は、基準の強化で対応せざるを得ないのが現実です。

 

****************引用終***************

 

 

 

何というか、もう地獄絵図ですね。

これが日本人のレベルです。

 

ふれあい、と言いますが、ふれあいとは互いにふれることですから

相手が嫌がっているのを、一方的にベタベタ触れているだけで、人間で言えばセクハラと同じです。

 

 

未熟な子供たちに、監視もなく動物に触れさせれば問題が起こることは、まともな大人なら容易に想像できます。

しかし、大人が一緒になってやっているというのだから、呆れますね。

 

子供は親の鏡です。

子供の倫理観が低いのは、親が無知、あるいは倫理観が低いから。

 

 

普通の動物園は、建前上は、種の保存という言い訳をしています。

もちろん、種の保存などできていませんし、

仮に動物園で繁殖できたところで、野生には返すことはできないので、あくまで建前上の話ですが。

 

 

しかし、移動動物園の場合は、建前ですらその言い訳は使えませんので、100%金儲けであることが確定しています。

 

あとは、教育施設などという言い訳を使ってくるのでしょうけど、

動物の生態も学ばずに、動物が嫌がっていることも理解できずに、

一方的にベタベタ触ったり、つかんだり、放ったりすることは

動物を物扱いしてもよいという、刷り込み、洗脳が行われるだけであり、教育などとは真逆の行為です。

 

むしろ、倫理観のない大人を量産しているといえるでしょう。

 

 

そしてヒヨコたちは、成長する前に殺されます。

 

つまり、こういったふれあい移動動物園に行く人たちは、

食べるためですらないヒヨコたちを、不必要に生ませ、大量に殺しています。

 

ハムスターも同様の可能性があるとのことです。

 

 

ふれあい移動動物園はもちろんのこと、動物園に行くのをやめましょう。

 

 

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