アニマルライツセンター「アニマルライツチャンネルVol20 動物を見て楽しむ時代の終わり」より。
動物ジャーナリスト、映画監督である 佐藤 榮記 監督がゲスト。
水族館、動物園の悲惨さを語ります。
結構、衝撃的な話、映像が数多くありました。
*******薬漬けにして交尾をさせる動物園*******
(22:13)
ニューヨーク州では、動物園での向精神薬の使用禁止を提案した。
ジョハリと名づけられたメスのゴリラは、一緒に入れられていたオスのゴリラと交尾させられるのが嫌がって避けていた。
動物園は、彼女にPROZACという抗うつ薬を与えると、彼女は最終的に交尾を許してしまった。
この話がニューヨークタイムズで取り上げられると、ニューヨークの政治家は、交配目的での向精神薬の使用を禁止する法案を提出した。
人間に置き換えて同じことをやったら犯罪のことが、動物には行われている。
女性をシャブ漬けにして、風俗で働かせるのと一緒。
動物だから許されてる。
動物園はいい顔しながら、こういうことをやっている。
PROZACは、日本の厚生労働省では未認証。
だが、日本では使われていた事例があり、
日本のイルカにPROZACを飲ませてて、それがバレて問題になったことがある。
抗うつ剤を飲ませるまでおかしくさせてしまっている、日本の動物園、水族館の裏の真実。
なぜPROZACが未認証かというと、副作用が強くて、頭痛や神経痛が20%くらい起こる。
さらに自殺リスクもある薬。
シャブ漬けにしてまで、繁殖させたり、ショーをさせたり、教育の現場なんてたまにいうが、教育の反対側の話。
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表でいい顔をしながら、薬漬けにしてまで交尾をさせる。
囲おうとする。
それが動物園、水族館というところです。
*****40年間も閉じ込められ続けたイルカ*****
(34:58)
京急油壷マリンパークは、2021年9月30日(木)に閉館する。
53年の歴史に幕を閉じるということで、すでにテレビでは美談で終わらせようとしているが、とんでもない。
1968年に、総工費10億円で開業。
当初、魚類を自然のままの生態で正確に観察できるようにした。
ところが10年後。
総工費20億円を追加して、日本で初の屋内ショープールを作ってしまう。
そして、光と音のイルカショーを始めてしまう。
10年前に言ってたのはなんだったんだという話。
ここで1日4~5回のショーをやっている。
屋内でイルカが飛んだり跳ねたりしている。
この2頭のハンドウイルカは、建物ができた当初からこのショーをやっている。
つまり40年間。
太地からきていて、太地で捕らえられたときに2歳とすると、42歳。
イルカの寿命は40年ぐらいと言われているので、死ぬ寸前のおじいちゃん。
40年間、毎日こんなことをさせられている。
哀れ。
こんなことさせられて、人間の下品な笑いを取らなきゃいけない。
イルカは本来、冷凍の魚は食べないが与えらえている。
こんなことを40年間させられている。
40年間、彼らは海を見ていない。
壁1枚向こうは、生まれ故郷の太平洋があるが、室内だから波の音も聞こえなければ、風も感じない、太陽光さえ入らない。
要するに、隣りの家に拉致・監禁されたようなもの。
ショーのプールは、ショーの時しかいない。
ショーのプールでさえ、長い辺が23m、短い辺が15mしかない小さいプール。
しかし、実は、左側のテントみたいなところがイルカ達の住処。
ここにさらに小さなプールが3つあって、
7m×7m、水深3.5mの無機質な何もない小部屋に、約10頭のイルカが閉じ込められている。
お客さんがいない夜も、ずっとこのプール。
管理しやすいから。
太陽の光はゼロ。
最大4頭入れらていて、動きようもない。
これが日本の水族館の現状。
イルカ以外の動物達も基本同じ。
体の大きさに対して、あの程度の倍率の広さしかもらっていないし、かなり無機質。
ここには、2mのシロチョウザメが4mくらいのプールに入れられていて、49年閉じ込めらていた。
水槽にシロチョウザメが4~5匹いるので、通った飼育員に
「49年生きてるシロチョウザメはどれですか?」と聞いたら、飼育員はどれかも知らない。
担当者すら、他のシロチョウザメが何年くらいいるかも知らないし、
49年生きてるシロチョウザメが何月何日で50年になるかが答えられず、49年の張り紙もあのまま張り替えてないかもしれないと言った。
水槽の下は、半分くらい錆びててザラザラで、腹をこすると切れそうな感じ。
餌も変えない。
毎回同じものをあげている。
動物への愛は微塵も感じない。
これは油壷が特別悪いわけではなく、どこ行っても同じ。
水族館の館長たちは、悪びれもせず、
「僕らは魚を見せるのが仕事なんで。」と言う。
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追い込み猟で、恐怖の末捕まり、
40年間、やりたくもないショーをやらされ、それ以外は何もやることのないプールに閉じ込められる。
食事すら、冷凍の魚で、何の楽しみもない一生。
他の魚たちも同じ。
地獄です。
こんな日常を見ながら、平然と仕事を続ける飼育員やトレーナーたちは、動物好きでも何でもありません。
****カワウソが嫌がっているのを認める水族館****
(1:16:43)
東京・池袋 サンシャイン水族館。
以下、字幕はすべて、水族館側のアナウンスの内容。
動物園のカワウソは、いつ行っても、このように逃げたがっている。
この映像は1日行けば必ず撮れる。
野生動物は、飼育して良いものではない。
なぜなら飼育できないものだから。
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水族館は、動物が嫌がっている、つまりは虐待していることを認めたアナウンスをしています。
ごまかしすらしません。
客層が、水族館や動物園に行っても何も感じない人たちなので、クレームもこないのでしょうね。
*************檻を叩き続けるゴリラ*************
(1:18:59)
甲府市遊亀公園附属動物園。
工事のような音がしている。
その原因は。
ゴリラが檻を叩き続ける音。
ここから出せ、と。
この日は、1日3回くらい、1回10分くらいやっていた。
飼育員は、見慣れて麻痺していて、素通り。
ひどい場合はここを笑いながら通る。
霊長類ヒト科の動物を、ここまで苦しんでいるのを見て、
飼育員は素通り、お客さんは恐いねと言っていなくなる。
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このゴリラの動画はぜひ、音声を聞いてみてください。
本当に哀れでなりません。
これを見て、何もしない、感じない飼育員たち。
何度も言うように、動物を利用する仕事をしている人間達は、動物好きでもなんでもありません。
これらが動物園の水族館の真実のほんの一部です。
種の保存施設どころか、無実の動物達の刑務所、拉致監禁施設です。
日本は土地が非常に狭く、日本人は動物に対する共感力が非常に低いので
日本の動物園は、動物たちにとって特に地獄の環境です。
種の保存と言いますが、こんな不自然な場所で動物を繁殖したところで、動物達を野生には戻せません。
つまり、繁殖しても無意味であり、動物園で種の保存なんてできないのです。
本当に種の保存をしたいのであれば、野生動物が生きる現地で、対策・活動を行えばいい話です。
しかし、それはやりません。
なぜなら、動物園は金儲けなので。
動物園、水族館に行く限り、動物達の地獄は終わることがありません。
動物を見ることは虐待であることに気づき、動物を見て楽しむ時代の終わりにしてください。
動物園、水族館に行くのをやめましょう。
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