北海道にある釧路市動物園。
釧路市動物園では、今年3月1日に、ホッキョクグマ「ミルク」が死にました。
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これは2015年に取材した、ホッキョクグマのメス「ミルク」の映像です。
1日午前11時半ころ、オスの「キロル」とケンカの末、死にました。
動物園では、2018年から繁殖のために別々に飼育している2頭を同居させていました。
2頭は年々仲が良くなり2023年で6回目の同居で、繁殖に向けて期待が高まっていました。
1日も最初は一緒に仲良くじゃれていましたが、突然ケンカになり、ミルクは首や頭などから出血する大ケガを負い死んだということです。
釧路市動物園 藤本 智 獣医師:「ミルクに覆いかぶさるような様子で今までにないような状況でした」
キロルもケガをしていて当面、展示が中止となりました。
メスのミルクに対し、オスのキロルは約1・8倍の体重で、体力差は歴然だったということです。
釧路市動物園 藤本 智 獣医師:「何が問題だったのか検証を進めていかなくてはならない」
釧路市動物園は「誠に残念。再発防止に務めたい」とコメントを発表し、2日からミルクの献花台を設置しました。
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動物園側が、繁殖目的で、ミルクと,オスのキロルを無理やり同居させたことが原因で死亡しました。
オスのキロルが、メスのミルクを暴行し、首や頭を出血する大ケガをして死んだのです。
2018年から釧路市動物園は、ミルクとキロルを同居させ始めます。
その時の様子を、動物解放団体リブが撮影しています。
2018年4月13日の映像です。
動画の概要欄には以下のように書かれています。
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思い出すのは円山収容所のウッチー。
暴行され死にました。
ミルクとキロルの前には飼育員はほとんどいることはありませんでした。
張り付いているのは交尾待ちの動物園ファンたち。
学ばない収容所。
非倫理的な行為を行う動物園ファン。
動物搾取をして楽しむ収容所や動物園ファンから、動物を守る必要がありますね。
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2015年7月24日。
同じ北海道にある札幌市円山動物園にて、
実は全く同様に、繁殖目的で無理やり同居させられた、メスのマレーグマ「ウッチー」が死亡しました。
オス「ウメキチ」とメス「ハッピイ」の繁殖の補助的役割として、ウッチーは同居させられていたのです。
そしてウッチーは、ウメキチによって暴行されました。
以下は、実際の暴行時の映像です。
2番目の動画が最もひどいです。
ウッチーは、少なくとも20分にわたって暴行され、翌日死亡しました。
動物園側の主張によると、飼育員が1名いたと言っていますが、
ここまで大事になると考えていなかったとのことです。
動物園の飼育員は、所詮は動物に関してド素人です。
生態に詳しいわけでもないですし、じゃれ合いと暴行の区別もつきません。
それに危ないと察したとて、獰猛な動物相手に一体何ができるのでしょう。
つまり、このような事態は防ぐことはできませんので、繁殖のために同居させること自体が間違いです。
動物園や動物園愛好家は、種の保存の役割があるなどと言い訳をするのでしょうが、
動物園で繁殖できたとしても、動物園で育ってしまった動物は野生には戻せませんので、動物園は種の保存の役割など果たせないんですよ。
種の保存を言い訳にしている動物園好きの女性の方は、ご自身が無理やり性犯罪者と牢屋に入れられてみるといいでしょう。
繁殖のために盛りのついたオスと同居させること自体が虐待なわけですが、
札幌市円山動物園は何の責任も取らず、今ものうのうと運営を続けています。
そして、この反省があったにも関わらず、
同じ北海道内の釧路市動物園は、ホッキョクグマのミルクとキロルを、何の対策も取らずに同居させ、案の定殺してしまったわけです。
おそらくは、ウッチーと同様の暴行があったのでしょう。
獣医師は「何が問題だったか検証を進めていかなければならない」などと言っています。
問題は、同居させたことであり、もっと言えば動物園が存在することです。
釧路市動物園について詳しく見ていきます。
以下は、釧路市動物園のアムールトラ「あさま」の映像です。
同じ場所を行ったり来たりしているのが確認できます。
以下は、釧路市動物園にいたエゾヒグマ「キチノスケ」の映像です。
同様に、同じ場所を行ったり来たりしています。
以下は、釧路市動物園にいたアミメキリン「コハネ」の映像です。
餌がついているわけでもないのに、壁や鉄檻を舐め続ける様子が確認できます。
これらは、精神異常からくる異常行動の1つです。
ストレスや精神異常からくる、野生下では見られない、
動物園・水族館特有の行動を、「異常行動」といいます。
その中で、目的を持たない同じ行動を繰り返すものを「常同行動」といいます。
さらに、常同行動の中で、同じ場所を同じ速度で歩き続けるものを、「ペーシング(常同歩行)」といいます。
あさまとキチノスケは、常同行動のペーシングを行っていたのです。
コハネが行っていた、金属や壁や木などを舐める行動も、異常行動の一種です。
キチノスケは、2019年8月28日に死亡、
コハネは、2023年2月6日に死亡しました。
言うまでもなく、異常行動は動物園で飼育されている事が原因であり、
この事実は、動物園側ですら認めていることなのです。
中には、尿を垂れ流しながら、常同歩行を行う動物や、
常同行動をしながら排尿する熊(大宮公園小動物園のツキノワグマ)
自らの尻尾を噛みちぎるといった自傷行為を行う動物もいます。
— キリ (@Kiri36268982) March 24, 2022
龍野公園動物園のカニクイザル
動物園の言うことを真に受けて、動物園は教育施設であるなどと言う人がいらっしゃいますが、
動物園が一体何の教育をしているのか、ぜひ聞いてみたいものです。
動物の生態を学ぶとでも言うのでしょうか?
狭い場所で拘束されている動物をみても何とも思わない、常同行動を見ても理解できない人たちが、
本来の生息地にいない動物を勝手に餌が出てくる環境で観察したところで、生態など学べるんですか?
生態を学びたいなら、図鑑や動画を見たり、動物たちが暮らす現地に行き観察すればいいでしょう。
結局は、手軽に生で動物を見て、
その迫力に興奮したいだけ、珍しい物を見て一時の刺激を得たいだけ、カワイイものを見て癒やされたいだけ、非日常を味わいたいだけでしょう。
娯楽によって得られた、刺激、興奮、癒やしを、教育という曖昧な言葉に置き換えているだけの話です。
動物園にきた人たちは、
動物は狭く不自然な環境で閉じ込めていいもの、動物たちは我々人間に見てもらうのが幸せ
などと思い込み、洗脳されていきます。
教育施設どころか、共感力や倫理観を失う洗脳施設、という方が正しいのです。
動物園は、動物達の監禁施設であり、牢獄なのです。
人間はコロナ禍の自粛ですらストレスが溜まり、あれができないこれができないと不平不満を言いますが、
動物園の動物達はそれが永遠に続くのです。
釧路市動物園では、かつてふれあいコーナーがあり、
そこで、ウサギ・モルモットがさわれたようです。
ふれあい動物とされる動物たちは人間に触れてほしいなどとは思っていませんが、
見知らぬ人間に1日中強制的にベタベタと触られる地獄を味わいます。
加減の分からない子供たちは、時に乱暴に、暴力的に動物たちを扱います。
情けないことに、子供に教える立場の大人が、一緒になってやってる始末です。
モルモットの生態は、高温多湿の日本の環境には適していません。
しかし、動物園はどこであれ、ふれあいにモルモットを利用しています。
そして夜行性にも関わらず、昼間からベタベタと人間に触らせます。
要するに、動物園にとって、動物の快適性はどうでも良いという証、あるいは生態を全く知らない証です。
ふれあいが動物達にストレスを与えていることは、京都市動物園の調査によっても明らかになっています。
まさに、モルモット=テンジクネズミで調査され、
ふれあいを中止すると、モルモットの診療件数が激減しています。
つまり、ふれあい=ストレスと証明されました。
現在、ふれあいは中止され、展示のみとしているようです。
ですが、いずれ再会するでしょう。
そもそも、ふれあいの小動物たちは、大きくなって、人間側にとっての価値がなくなれば殺されることが明らかになっています。
繁殖させた小動物を、ふれあいと称してベタベタ触らせたあげく、
大きくなって用済みになれば、殺して他の肉食動物に食べさせるのです。
殺し方は、床への叩きつけ、せき髄脱臼、生きたまま食べさせるなど。
これを職員たちが行っています。
そして、また繁殖させた小動物を仕入れ、触らせ、殺して、肉食動物へ食べさせるというサイクルを行っています。
これを、園内リサイクルと言います。
動物園の主張を真に受け、動物園は種の保存施設などと言う人がいますが、
実態は、動物を仕入れて殺す場所です。
以下は、猛禽類に餌を与えるために、殺されたヒヨコたちです。
動物園では、生かされる動物よりも殺される動物の方が多いんですよ。
ここで、また種の保存のためという言い訳が聞こえてきそうですが、そもそも動物園では種の保存は不可能です。
動物園で育った動物達は野生には戻せません。
動物園では、餌は人間が用意したものが勝手に出てきます。
野生に戻したところで、餌の取り方も分かりません。
何が食べられるかも分からないかもしれません。
仮に繁殖した動物を野生に返したとて、死ぬ確率が圧倒的に高いわけです。
つまり、種の保存は不可能です。
野生から拉致されてきた動物でも、リハビリをしてようやく戻せる程度でしょう。
そして結局、動物園内の繁殖だけでは、動物の数が確保できない場合が圧倒的に多いので、野生動物を拉致して動物園に連れてきます。
水族館はラッコの繁殖に失敗したため、現在、野生のラッコを拉致しようともくろんで、メディアで国民を洗脳し始めています。
種の保存施設どころか、種の絶滅促進施設です。
種の保存というのは動物園側の建前。
動物園側が批判を避けるために、ここ最近になって主張し始めたのです。
http://animal-liberator.net/animal-liberation-lab/zoo_timeline_world/
本音はそんなことはどうでもよく、どうやったら国民を騙してイメージアップできるかが重要で、
そうすることで、いかに運営を円滑にまわし、金を稼げるかどうかが重要なのです。
動物を繁殖する理由は、子供が生まれた方が稼げるからです。
動物園に来る人たちは、赤ちゃんや子供の動物を見て、かわいい~と言って癒やされたいのです。
その欲をつけるので、動物を繁殖します。
本当に種の保存をしたいのであれば、動物園を潰し、
野生動物が生きる現地を保護区にして、対策・活動を行わなけれなばらないのです。
しかし、それはやりません。
なぜなら、動物園は金儲けのためにやっているからです。
種の保存を謳うのであれば、絶滅の危機にある動物のために、積極的に啓発を行うはずでしょう。
例えばゾウやサメのために、象牙やフカヒレの消費に反対するなどを前面に押し出すはずです。
ところが、そんな事はやらないどころか、下田海中水族館に至っては、サメの利用を促進する始末です。
コスタリカは、国立動物園をすべて閉鎖しています。
その理由は、生物多様性を保つため、です。
つまりは、動物園は生物多様性を保つのに何の役にも立っていない、と国が認めているのです。
環境大臣は、救出目的、保護目的でない限り、一切の飼育をしないと述べています。
コスタリカは、趣味の狩猟や、サーカスなどの動物利用も禁止しており、動物の権利が非常に進んだ国です。
以下は、日本人のヴィーガンの方が、サンクチュアリを訪れたときの映像です。
地球上の全ての動物種の約5%が生息しているといわれるコスタリカが、動物園を閉鎖しているのです。
つまり、動物園は種の保存施設にはなりえないということです。
動物園は外敵もいないし、餌の心配もないから幸せなんだ、などという人がいますが、
そういう人は、殺される心配もなく、ご飯の心配もなければ、一生刑務所でもいいということですよね?
ある日突然 無実の罪で捕まって、見世物にされても、外敵もおらずご飯の心配がないからいいんですかね?
秋田県 くまくま園のハナコは、22年ひとりぼっちで閉じ込められました。
四方が壁で囲まれ、何もやることがない狭い、まさに刑務所と言わんばかりの場所に
ひたすら22年間閉じ込められ、死にました。
外敵もおらずご飯の心配がないから良いというなら、ハナコと同じように監禁されてみてはいかがでしょう?
廃業となった、京急油壷マリンパークの2匹のイルカは、40年間も閉じ込められ続けました。
追い込み猟で捕らえられ、
毎日、ショーのプールで4~5回イルカショーをやって、奥の狭いプールで待機の繰り返し。
40年間、ただひたすらその繰り返し。
外敵もおらずご飯の心配がないから良いと思うなら、
あなたがこのイルカと同じように、
サーカスをやって、終わったら狭い部屋でじっと過ごして、ご飯だけもらう生活を40年間繰り返してはいかがでしょう?
動物園に行く限り、動物達の地獄は終わることがありません。
動物を見ることは虐待であることに気づき、動物を見て楽しむ時代の終わりにしてください。
動物園に行くのをやめましょう。
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