静岡県下田市にある、下田海中水族館。
以下は、下田海中水族館の公式ツイッターの内容です。
先日、【55の夢叶えます】にて
— 下田海中水族館 (@aquariumshimoda) September 23, 2022
26個目の夢が叶いました✨
サメにエサをあげたいということで
2週間餌止めをしていたオオセたちに長い棒を使ってサバを丸々、合計7kgも与えてもらいました🐟🦈🐟🦈#下田海中水族館#下田観光#シルバーウィーク#サメ#55の夢#下田市 pic.twitter.com/s6LN1ginj0
オオセとは、サメの一種です。
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オオセの体はフライパンをひっくりかえして細長くしたような扁平で、一般的なサメのイメージからはずいぶん遠い。
顔の回りにヒゲのような長い突起があるのもオオセの特徴で、背中の不規則な模様とあいまって、地球外生物のような印象がある。
オオセは大瀬(広い浅瀬)のこと。
自然の海では、大きな浅瀬の藻場にいて、昼は藻に隠れて海底で寝そべっている。
この扁平な姿はそのときのカムフラージュのためである。
おかげで、オオセが水族館にいても、見つけることができないことが多い。
上のオオセは、下田海中公園での撮影だが、こんなによく泳ぐオオセを見たのはこの時が最初で最後だ。
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ツイートには、客に餌やりをさせるために、2週間もオオセの餌止めをしたとあります。
このような虐待行為を隠すでもなく平気で書ける時代になってるんですね。
水族館や動物園などのすべての餌やり体験に言えることですが、
客の餌を食べさせるために、動物達は常に空腹にさせられています。
水族館や動物園に行く人達は、自分達が動物の餌を制限をさせてしまっていることを自覚すべきでしょう。
イルカショーでイルカが人間好みの芸を行うのは、芸を行わないと餌がもらえないからです。
↑動画のショーの様子を見てもらえば、芸を行った後に必ずトレーナーが餌をやっているのが確認できます。
イルカとトレーナーに信頼関係があるなどといった水族館側の主張を真に受けている人が多いようですが、そんなものはないという事です。
餌がなければトレーナーの言うことは聞きません。
芸などやりたくないのです。
イルカに限らず、アシカショーなど、他の動物でも同じことです。
今回の虐待行為を行った 下田海中水族館ですが、
この水族館の営業課長は驚くことに、
「追い込み猟が残酷な科学的根拠は何もない」と言い放っているのです。
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下田海中水族館(下田市)で、20年ほどイルカを飼育してきた、営業課長の浅川弘さん(44)はこう漏らす。
追い込み漁がWAZAの倫理規定に反するとの指摘に対し、
「『残酷だ』というが、何が残酷なのか具体的な説明はないし、科学的な根拠もない。感情論で押し切られた感は拭えない」
と悔しさをにじませた。
同館では、飼育している14頭のイルカのうち、8頭を和歌山県太地町から入手している。
今後は、繁殖に力を入れる方針だが、
繁殖用プールの確保や繁殖技術の向上などの課題があるほか、
水族館単位で繁殖を続けると、近親交配によって遺伝的な多様性が失われるリスクもあるという。
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水族館のイルカは、和歌山県太地町のイルカ追い込み猟によって捕らえられます。
バンガーと呼ばれる、この鉄の棒を
カンカンと叩いて、イルカの不快な音を海に大音量で流します。
イルカはこの音から逃れようとします。
この性質を利用され、徐々に入り江まで追い込まれ、
捕まってしまうのです。
こうして、家族で楽しく暮らしていたイルカ達の日々は、人間の手によって、突然終わりを告げるのです。
追い込まれたイルカは、水族館向きのイルカか、そうでないかを選別されます。
すなわち、生体販売用のイルカか、食用のイルカかが選別されるのです。
生体販売用に選ばれなかったイルカは、食用として殺されます。
— キリ (@Kiri36268982) October 4, 2021
殺すときは、こちらの金属性のピックを
ハナゴンドウ屠殺(イルカ殺害道具)
イルカのせき髄につき刺し、ねじり込みます。
のたうちまわり、痙攣し、やがて死に至ります。
先ほどまで一緒に泳いでいた仲間や家族が、目の前で殺されていきます。
水族館向きのイルカは、生体販売用として捕らえられ、
餌でコントロールされながら、芸をさせられ、一生水族館に監禁されて過ごすのです。
これが追い込み猟です。
これが残酷でなければ、一体どれが残酷なのでしょう?
もはやこの世に動物虐待は存在しないことになります。
下田海中水族館の営業課長がこのような事を平気で言えてしまう人間なので、
今回の2週間餌止めの虐待も平気で行えるのは、当然といえば当然なのです。
さらに
>水族館単位で繁殖を続けると、近親交配によって遺伝的な多様性が失われるリスクもある
とありますが、水族館の遺伝的多様性とは一体?
野生のイルカ達が大きな海の中で繁殖することで遺伝的多様性が保たれるわけですから、
本当に遺伝的多様性を望むなら、狭い水族館で繁殖を行わなければ済む話です。
野生のイルカを殺して、絶滅に追い込み、遺伝的多様性を失わせておきながら
近親リスクのある水族館内で遺伝的多様性をもたせたいと主張する水族館。
利益ありきの人間は言っていることが、矛盾だらけです。
さらに、動物解放団体リブによると、
下田海中水族館は
イルカ呼吸時の姿勢に関する研究という、冗談のような研究を行っていたり、
フカヒレのためのサメの乱獲に関する啓発は無く、食べることを推進する掲示を行っていたりしたそうです。
フカヒレは、サメが生きたままヒレを切りとられて、体は海に捨てられ、泳げなくなったサメはそのままもがきながら死んでいくという非常に残酷なものです。
この15年でサメは60~90%減少していると言われており、このままでは10年内にほとんどの種が絶滅すると言われています。
普段、サメに世話になっておきながら、サメを救う啓発をするでもなく、
逆に、フカヒレを食べることを推進し、
イルカ呼吸時の姿勢に関する研究という、どうでもいい研究に金を使うのが、下田海中水族館ということですね。
水族館が種の保存施設などという人がいますが、これのどこが種の保存施設ですか?
ぜひ教えてほしいものです。
そもそもとして、水族館は種の保存の役割など果たせないんですよ。
水族館で繁殖が成功したところで、野生に戻すことは不可能なので、種の保存にはなりません。
種の保存をするには、動物を一切捕らえることなく、その環境ごと保存しなければ意味がないのです。
水族館を教育施設などと言う人たちは、一体水族館が何の教育をしていると言うのですか?
狭い場所で拘束されている動物をみても何とも思わない、
追い込み猟の実態も知らない、
餌やりのために空腹にさせられていることも知らない、
常同行動を見ても理解できない人たちが、
あるいはそれらを見て見ぬフリする人たちが、
不自然な環境で過ごす野生動物たちを見て、一体何を学ぶのですか?
水族館にきた人たちは、動物はこのように狭く不自然な環境で閉じ込めていいもの、動物たちは我々人間に見てもらうのが幸せ、と洗脳されていきます。
教育施設どころか、共感力や倫理観を失う施設という方が正しいでしょう。
水族館にくることで倫理教育がなされるのであれば、苦しみに満ちた水族館には今頃人はいないはずです。
しかし、現実はそうはなっていません。
水族館にくることで動物の生態を学べるというのであれば、本来の生息地にいない動物を勝手に餌が出てくる環境で観察したところで、生態など学べるはずがありません。
図鑑や動画を見たり、動物たちが暮らす現地に行き観察すればいい話です。
結局は、手軽に生で動物を見て、
その迫力に興奮したいだけ、珍しい物を見て一時の刺激を得たいだけ、カワイイものを見て癒やされたいだけ、非日常を味わいたいだけでしょう。
水族館は、教育施設でも、研究施設でも、種の保存施設でもありません。
娯楽好きの客をターゲットにした、100%金儲けのための施設です。
追い込み猟を終わらせるには、水族館に行かないこと。
それのみです。
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和歌山県太地町で毎年おこなわれるイルカ追い込み猟の2021年度のシーズンが2月28日に終了しました。
少なくとも563頭のイルカが屠殺、捕獲された事を確認しました。
内訳としては
今シーズンの生体捕獲数は65頭。
そして、今シーズンの殺害数は498頭です。
この数字だけを見ると、猟師やイルカ猟に関わる者達が「食肉」の為にイルカ達を殺害しているように見えます。
しかしこれは、あくまでも「仕事」ですから、これを、金額に換算してみると分かりやすいです。
世界中の水族館へイルカショーのイルカを販売する場合、猟師(漁業組合)は直接、販売を行っていません。
猟師(いさな組合)は「太地町開発公社」、「ドルフィンベエイス」、「ドルフィンリゾート」「大阪海洋研究所」などの生体販売会社に販売し、これらの生体販売会社を通して世界中にイルカを販売しています。
ですから、猟師(いさな組合)は、まず、これらの生体販売会社にイルカを販売します。
販売金額は概ね1頭、100万円~150万円です。
(※上記のそれぞれの会社が水族館やイルカショーの現場にイルカを販売する場合は、概ね1頭、450万円~650万円です)。
ちなみに、イルカを殺して切り刻み、肉として販売する場合の金額は、
その種類や大きさ(とれる肉の量(なぜならば食肉として販売される場合、100グラムいくらという計算になる))などによっても多少異なりますが
概ね、1頭、1万5千円~5万円です。
今シーズンの生体捕獲65頭を、1頭150万円とすると「9千7百50万円」です。
これに比べて、今シーズンの殺害数498頭を、1頭5万円とすると「2千4百90万円」です。
合計「1億2千2百40万円」。
太地でイルカ猟を行うために和歌山県知事の許可を持っている猟師は現在12人です。
猟師の契約は、収入を均等に分ける事になっているので上記の金額を12人で割ります。
(※イルカ猟は12人だけが許可を持っていますが12人で行っているのではなく、それぞれの猟師には、1人は補助役の猟師が付いているので合計24人で猟を行っています。
しかしこれらの人達は「いさな組合」から雇われており、6ヶ月は固定給だと言われています。)
今シーズンの売り上げ、1億2千2百40万円を12人の猟師で均等に割ります。
1人当たり1千20万円。これを6ヶ月で割ると、1か月170万円です。
こんなに儲かるので1年の内、6ヶ月だけイルカ猟を行い、残りの6ヶ月は旅行に行ったり、趣味の生活を送っている猟師もいるのです。
当然ですよね1千20万円を12カ月で割ったとしても、85万円も収入がありますからね。
でも、このイルカ猟の全収入の約80%が「イルカの生体販売」です。
ですから、もしも今シーズン、生体販売用のイルカの収入が無かったと考えた場合、今シーズンの「食肉としてイルカ」の収入は「2千4百90万円」です。 これを12人の猟師で均等に割ると、1人あたり「2百7万5千円」になり、更にこれを6ヶ月で割ると「34万5833円」です。もしも、この金額を12か月で割ると、月収は「17万2916円」という事になります。
ですから、生体販売が無くなれば、6ヶ月だけ猟を行い、その収入で1年間生活するとなると、それなりに質素な生活をする事になります。
しかも、上記で示した通り、12人の猟師には補助役の猟師が付いていて、いさな組合は「2千4百90万円」 の中から補助役の猟師達に固定給を支払わなければなりません。
しかも、船の維持費、修理費、燃料代も支払わなければなりません。
月収「34万5833円」の中から、これらすべてを支払わなければならなくなります。
追い込み猟に燃料費がいくらくらいかかるのか、元イルカ追い込み猟師に聞きました。
その日の気象状況や、イルカを探す時間、イルカを追い込む時間、船自体の燃費などによっても異なりますが今回は、1日50リットル~60リットルとしました。
漁船は、ほぼ全てがディーゼルエンジンです。ですから燃料は軽油です。
軽油は、現在1リットルが104円~110円程度ですので「104円」として計算します。
1日60リットルで1か月で1800リットル。(※イルカ猟は毎年9月1日~2月末日まで悪天候でない限り毎日行われます)。
1リットル104円で1か月1800リットルなので「18万7200円」燃料費が必要という事になります。
1か月「34万5833円」の収入から「18万7200円」の燃料費を引くと「15万8633円」です。
先にも記した通り、この中から、補助役の猟師の人件費などを支払うと考えてください。漁船保険に入っている人も多いですから保険料の支払いもあります。
どうですか?
イルカの生体販売が無くなったら、イルカ猟が継続できると思いますか?
イルカ肉、鯨肉の需要は、年々減少しています。
しかも、厚生労働省も水銀濃度が高いイルカ肉食には注意が必要である旨を公式に掲載しており、その摂取量についてもグラム数で出しており、特に感受性が高い「子どもや妊婦」に関しては、摂取量について明確な基準を設けています。
食の安全性に関する関心は高まる一方ですから、イルカ肉や鯨肉の需要は、今後さらに減少します。
ですから、食肉の為にイルカ猟を継続して行く事は、今後さらに困難になるのです。
つまり、世界中でイルカショーが無くなれば、世界中の水族館がイルカの飼育をやめれば、生体販売は不可能になり、イルカ猟の継続自体も非常に困難になると言えるのです。
この現実が「LIAが長年訴え続けている 『水族館にチケットを買って入らないで!』『お金を支払ってイルカショーを見に行かないで!』と言っている理由」なのです。
LIAでは、太地町で活動を始めた2017年より、一貫して
「太地町のイルカ猟(鯨類追込み網漁業)は「太地町立くじらの博物館が作られた1969年にイルカの生体捕獲を目的として始められたものであり、2022年現在から遡って53年前に始められた水族館へイルカを生体販売する為の新しいビジネスであり、 伝統でもないし食文化とも関係ない 」
と訴え続けています。
特に、日本政府、和歌山県、太地町、一部の政治家が主張している「古式捕鯨」とは無関係であり、約400年前に始まったとされている「古式捕鯨」は、現在、太地町には受け継がれておりません。
400年前に行われていた古式捕鯨は、太地町の沖合海域を回遊するくじらに対して、ふんどしを締めた男たちが、木の手漕ぎボートに乗合い、百人以上が協力して追いかけ、くじらの体に銛を打ち込みながら網で行く手を阻み、捕殺していたものです。
そのような捕鯨の方法は、現在の太地町には全く受け継がれておらず、大砲を付けた捕鯨船「第七勝丸」が1艘あるのみです。
この第七勝丸も、その多くの期間は北西太平洋などに捕鯨に出ており、捕殺したくじらを太地漁港に水揚げする事も僅かであり、その多くは北海道や東北に水揚げしているようです。
つまり、日本政府、和歌山県、太地町、一部の政治家が主張している「伝統猟」などは、もはや存在せず、地域の食の中に、鯨肉、イルカ肉が僅かにあるだけなのです。これが現実なのです。
LIAは、太地町の鯨類追込み網猟を長年現地で監視し続けている日本で唯一の団体です。
ですから、頻繁に「イルカ猟」についてさまざまなお問い合わせを頂きます。
多くの方から頂く質問の中で最も多いのが「どうしたらイルカ猟をやめさせられますか?」というものです。
答えは簡単です。
太地町のイルカ追い込み猟は「イルカの生体販売」の為に行われています。ですから、誰もイルカを購入しなくなれば、野生のイルカを捕まえる事は終わります。
イルカ猟は、猟師達の仕事ですから、売れないのに獲るとなると、それはもう趣味であり、こんな高額な趣味を集団で行う事は困難なはずです。
しかも趣味で自宅にプールを作り、イルカを飼育できるような富豪は世界中で極僅かでしょうから、水族館やイルカショーを行っている施設に、生きたイルカが売られなくなった時点で、野生のイルカの生け捕り(太地で行われている鯨類追込み網猟)は継続が困難になるのです。
もうお分かりですね?
つまり、イルカ猟を行わせているのは「水族館にチケットを買って入場する人」です。「イルカショーのチケットを買って見に行く人」なのです。
そういう人がいる限り、野生のイルカは生け捕りにされ、生体販売に不向きなイルカは殺害され、食肉になるのです。
ですから「イルカ猟に反対な人」は 「水族館にチケットを買って入場しないで!」「イルカショーのチケットを買って見に行かないで!」と主張してください。
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「追い込み猟」は、イルカを生きたまま捕らえるための、生体販売が目的の猟です。
食用に捕らえることが目的なら、別に、「突きん棒猟」といって、泳いでいるイルカを上から突き刺して殺す猟があります。
以下は、イルカではありませんが、サメを上から突き刺している動画です。
食文化だと言うのであれば、突きん棒猟の方が、最初から殺して食用に捕獲する猟であるため、筋が通っています。
それに海の上で行う猟ですから、誰にも見られず批判されることもありません。
しかし、太地町の猟師たちは、あえて追い込み猟を行っています。
それは、生きたまま捕らえたいから。
すなわち、生体販売をしたいからです。
なぜなら、生体販売をすれば儲かるからです。
つまり、追い込み猟は伝統でも文化でもなく、金儲けのために行っているんですね。
金儲けのために行っているのは、水族館も、トレーナーも同じです。
だからこそ、クレームが入らない限り、妊娠したイルカをショーに出演させるし、
胸に傷があるイルカに乗っかってショーを行うのです。
水族館が儲からなくなれば、水族館がなくなります。
水族館がなくなれば、追い込み猟は終わります。
水族館に行き、イルカショーを見るあなた方が、この虐待産業を支えているのです。
一部の人間の金儲けのために、イルカは追い込まれ、殺されます。
仮に選ばれても、餌でコントロールされながら、芸を調教されます。
そして、狭い水族館で、人間好みの芸をやらされる一生を送ります。
犬猫の生体販売反対とか言いながら、水族館に行って、イルカの生体販売の支援をしていませんか?
悪徳ブリーダーを非難しておきながら、
水族館に行って、悪徳水族館、悪徳トレーナー、悪徳猟師たちの支援をしていませんか?
消費者がこの問題に気づかず水族館に行く限り、イルカ達の地獄は永遠に続きます。
イルカを閉じ込めたり、殺しているのは、水族館に行くあなたです。
水族館に行くのをやめてください。
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