機械として生まれた女の子 | チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

愛猫チロとツグミ、愛犬のメリーと暮らしています。
主に、動物問題について書き記します。
超偏食&料理経験なしでしたが、畜産の悲惨な実態を知ってから、ヴィーガンになりました。

卵を食べている方は、以下の動画をご覧ください。

 

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日本人の卵の消費量は1人あたり、年間337個。

世界で2番目に多く卵を食べている国民です。
そして卵は、日本では価格の優等生とも言われ、戦後から価格が変わっていない異常な食べ物でもあります。

安すぎる卵の価格を保つために、私たちの多くの税金が投じられ、

人口よりも多い数の鶏たちが死んだ方がマシだと言われる環境で不毛な一生を送っています。

卵をこんなに多く食べる必要はありません。
卵を食べなくても健康上、全く問題はありません。

卵をできるだけ安く、できるだけ多く食べたいという消費者の欲求が、

人間のために毎日卵を産み続けている鶏たちを苦しめ、絶望の淵に追いやっています。

 

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と殺場で逃げ出した子は、生まれてから何の楽しみもない一生を過ごし、

最後は、意識があるまま首をひねられて殺されました。

 

仮に逃げなかったとしても、と殺場で、意識があるまま首を切られて殺されていました。

 

もしあなたがこの子なら、どちらの運命を望みますか?

 

 

今世間では、飼料高騰と鳥インフルエンザの影響で、卵の価格が高騰し、そのことが度々ニュースになっています。

日本人は日頃、感謝して頂くなどと言っていますが、結局みなさんが関心あるのは価格ばかりです。

逆になぜ今までこのような異常な安さをキープできてきたのか。

そこに関心を抱く人はごくわすか。

 

異常な安さは、異常なほどの大量生産がなされているからです。

 

そして、なぜ異常なほどの大量生産が可能かと言えば、

鶏を生き物ではなく、機械として扱っているからです。

 

 

・冒頭の動画は、孵化場の映像から始まりました。

 

卵をひなへと孵化(ふか)させる農場を、孵化場といいます。

孵化場は、孵卵機という人工的に卵を孵化させるための機械を使って、卵を温めます。

 

そして、ヒヨコを孵化させるのです。

 

 

・冒頭の動画に、男の子と女の子が分けられる、とありました。

 

ヒヨコが孵化すると、オスとメスの選別作業が行われます。

 

人間が食べる卵を産むのはメスだけです。

オスは卵を産まないのでお金にならず、人間にとって存在価値はありません。

そのため、オスの雛は生まれて間もなく殺されます。

 

殺し方は、袋に入れて窒息死、ガス殺

animal.outlook

 

圧死

 

生きたままシュレッダーで粉砕など、残酷な方法で殺されます。

 

Animal Equality

 

 

孵化場では、ヒヨコが機械で運ばれる際に、機械のローラーなどに巻き込まれ、

体に傷ができたり、ちぎれたり、死ぬことがあります。

次々と柔らかな身体は潰される

 

メスであっても、弱っている子や、起立困難な子は、処分されます。

養鶏場での虐待を告発

 

採卵鶏のオスが殺されている数は、世界では、毎年およそ60億羽

日本だけで、毎年およそ1億羽です。

 

 

孵化場で孵化したヒヨコは、全国の養鶏場へ出荷され、養鶏場で人間が食べるための卵が生産され続けます。

 

 

・冒頭の動画に、ケージに入れられ二度と出られない、とありました。

 

採卵鶏は、主にバタリーケージという、非常に狭いケージの中に、ぎゅうぎゅう詰めにされて一生のほとんどを過ごします。

イセ食品の実態

 

1匹あたりA4サイズ以下の面積で、拘束されるのです。

狭いし やることは何もありません。

これが一生続くのです。

 

バタリーケージは鶏にとって、危険が多く、

このように、隙間に挟まったまま動けなくなってしまう鶏もいます。

 

 

ケージはホコリや糞尿にまみれ、不衛生で、病気になりやすく、

 

 

 

骨折や脱臼に苦しみます。

 

 

死ぬことは日常茶飯事です。

 

 

 

90%以上の養鶏場で、この虐待飼育を行っています。

 

 

・冒頭の動画で、と殺場で逃げ出した鶏は首の骨を折られ殺されました


鶏の首をひねる行為は、養鶏場でも行われます。

 

奇形、歩行困難、病弱の鶏や、卵詰まりや成長不良などで卵を産まなくなった鶏は、

と殺場に送ることなく、職員自らが農場内で殺します。

 

その殺処分方法の1つが、頸椎脱臼といい、

鶏の首をひねって、頭蓋骨と脊椎を分離させ総頚動脈を切断・破裂させて殺すというものです。

 

以下は、頸椎脱臼によって殺される鶏の映像です。

 

職員が、鶏の首をひねりました。

 

この子は、頸椎脱臼が行われてからも、ピクピクと足を動かしており、動かなくなるまで2分もかかりました。

 

全く安楽ではない頸椎脱臼ですが、養鶏場の殺処分方法の中では、まだ苦痛の少ない方だと言われています。

 

 

また、と殺場で逃げなかったとしても、最後は麻酔なしで首を切られ、出血多量で死亡します。

日本での鶏のと殺は、気絶処理なしで首を切ることは珍しくありません。

卵を食べる方、鶏肉を食べる方は、しっかり映像を見て、鶏たちの最後を見届けてください。

あなた方には、その責任と義務があるはずです。

と殺映像も見ずに、感謝して頂きますと日々つぶやいて謙虚な気分を味わうなど虫が良すぎます。

 

 

このように鶏を大量に産みだし、大量に殺し、大量に監禁し、大量に産ませ、

鶏を機械のように扱った末に、異常なまでの安さが実現されていたのです。

 

高騰、高騰と言いますが、鶏の苦しみを考えれば、それでも激安と言わざるを得ないでしょう。

 

卵は鶏の生理です。

 

鶏がたった1個の卵を産むのに、要する時間は24時間です。

 

鶏たちは1日がけで、苦しい思いをしながら卵を産んでいます。

 

鶏は本来、年間に数10個しか卵を産まないのですが、

品種改良により、300個以上産む体にされてしまっています。

animalrightscenter

 

年中、生理がくる体にされているのです。

 

卵の殻にカルシムを必要とするため、大量に卵を産みだす体にされた採卵鶏はカルシウム不足となり、骨からカルシウムを移動するようになってしまいます。

 

そのため、骨粗鬆症になり、骨がもろく折れやすくなっています。

採卵鶏を苦しめる「品種改良」

 

2004年には、80~89%の採卵鶏が骨粗鬆症で苦しんでいると推定されました。

 

 

採卵鶏は、卵を繰り返し産まなければならないことで、生殖器にダメージを受ける鶏が多くなっています。

 

キューピーへの卵の納入業者は、鶏たちを生きたままゴミのように捨てる

 

 

卵の産みすぎで、卵詰まりを起こして死亡する鶏もいます。

卵が総排泄口に詰まる

 

 

卵管と卵巣の使い過ぎで、きちんとした分泌も排泄もできず卵管に卵材料がたまってしまいます。

 

また、卵巣ガンも多発します。

人の卵巣ガンの研究の実験動物として利用されているほど、卵巣ガンになりやすいのです。

 

いずれの場合も、腹水がたまり、腹部が膨張する原因となります。

 

 

以下は、腹部に液体の溜まった、保護された廃鶏。

 

 

以下は、腹部が膨張し、卵を産めなくなったため淘汰された鶏。

 

廃鶏の約9割は卵巣か卵管に疾患があります。

卵にカルシウムを奪われ続けた影響で、どれだけカルシウムを摂取しても、カルシウムの備蓄機能がうまく働かなくなってしまう鶏もいます。

 

採卵鶏は、品種改良によって卵を産むマシーンと化し、結果、病気のリスクが増大した鶏という事です。

 

 

こうして苦しい思いをして産んだ卵が、最高値と言われる今でも、

1個あたり、たったの25.8円。

人間は数分程度の食事のために、この卵を何個も使い、値段が高いと文句をつけているのです。

 

 

卵の価格が上がった原因が、飼料高騰と、そして鳥インフルエンザ。

 

わずか2週間前の時点では、鳥インフルエンザによる殺処分対象の鳥は1235万羽でした。

約1235万羽が殺処分

 

この時点で、殺処分対象の採卵鶏は、全採卵鶏の9%にあたるそうです。

 

今農林水産省のページを改めて見てみると、1478万羽まで激増していました。

令和4年度 鳥インフルエンザに関する情報について

 

わずか2週間で、243万もの鳥が新たな殺処分対象となったのです。

 

高病原性の鳥インフルエンザが発生した原因は、養鶏場の過密飼育です。

 

つまり、安い卵を食べながら、鳥インフルエンザで死ぬ鶏たちを可哀相などと言う人がいますが、

その可哀相の原因を作っているのは、まさにあなたなのです。

 

 

養鶏場の虐待や虐殺は、まだまだあります。

 

鶏は本来、一日に15000回地面をつついて過ごす生き物です。

過密飼育では、欲求不満から仲間をつつくという行為に発展します。

 

腫れて炎症起こした子

 

↑↓ともに、平飼い養鶏場の鶏が仲間につつかれ、腫れた時の写真です。

目を突っつかれてパンパンに腫れていた

 

これを防ぐために、生後10日までに、デビークといって、ヒヨコのくちばしの先を切断されます。

採卵鶏のクチバシの切断

 

クチバシには神経が通っており、当たり前ですが痛みを感じます。

 

その後も、慢性的に痛みが継続します。

卵生産の裏側

 

日本の養鶏場の80%以上で、この虐待が行われています。

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採卵鶏(卵を産む鶏)は、産卵を開始して、約1年が経過すると、卵質や産卵率が低下します。

 

この時点でと殺する養鶏場と、

強制換羽を行って、さらに長期利用しようとする養鶏場があります。

 

強制換羽とは、2週間程度、絶食などの給餌制限をおこない栄養不足にさせることで、新しい羽を強制的に抜け変わらせることです。


 

換羽期に羽毛が抜けかわると再び卵を産むようになるという鶏の生態を利用し、

卵の質を均一にし、生産効率を上げるために行われています。


ショック療法の強制換羽では、死亡率が上がります。

 

さらに5%の採卵養鶏農家は、絶食させるだけでなく、絶水までさせています。

このような方法を行って、最大2年くらいまで卵を産ませてから殺すのです。

 

 

これらの苦しみを経て、1~2年で、生産率が落ち、使い物にならなくなれば、カゴに詰め込まれます。

 

動画の通り、乱暴に、雑に、叩きつけられながら、詰め込まれます。

 

 

 

仕事を早く終わらせるべく、詰め込むことしか考えていない従業員たちは、

作業が雑になり、鶏たちは様々な事故にあいます。

 

このように、コンテナとコンテナの間に、首がはさまってしまったり

 

animal.outlook

 

 

コンテナとコンテナの間に、足が挟まり、足がもげてしまうことがあります。

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そして、ぎゅうぎゅう詰めにされ、トラックで屠殺場へ運ばれます。

 

 

と殺が翌日に行われる場合は、ぎゅうぎゅう詰めにされたまま、夜間、放置されることがあります。

 

当然、餌も水も与えられません。

 

どうせ殺すわけですから、生きてようが死のうがどうでもいいわけです。

 

品種改良によって卵を産む機械とされた彼女たちは、この状況でも卵を産みます。

 

下にいる子達は、卵で体が汚されていきます。

 

何も身動きができませんので、ただじっと耐えるだけです。

 

痛かろうと苦しかろうと、ただただ惨めにうつむき、耐えるしかありません。


 

これが1~2年もの間、人間が欲する卵のために、体を酷使し、尽くしてきた鶏たちへの最後の扱いです。

 

 

そして最後は、足を吊り上げられ、首を切られて殺されるのです。

 

鶏は、日本だけで1日あたり約175万羽が屠殺されています。

しかし、上記はあくまで屠殺数でしかありません。

 

それ以外にも、

採卵鶏のオスの雛の処分、農場での淘汰、品種改良による淘汰。

他にも、PSのオスの処分、GPのオスの処分、それらの淘汰。

多くの場面で、凄まじい数の鶏たちが、人間の欲のために殺されているのです。

 

 

こうした、数々の苦しみと、犠牲のもとに生みだされたのが、卵です。

 

日本人はすぐに、感謝していただいています、とか言いますが、

このような悲惨な一生を送っても、感謝されたら許しますという変人の方がいらっしゃったら、ぜひ申し出てください。

 

感謝とか、いただきますなんて、誰でも言える中身のない建前の言葉であり、

そのようなセリフを言ってる時点で、思考が停止しており、感情のある命と何も向き合っていない証と言えるでしょう。

 

 

消費者の安く食べたいという欲が、暴力と虐殺を生みだしています。

鶏たちの環境は、奴隷承認と同じ、戦場と同じです。

 

彼女たちは機械ではありません。

犬猫と同じ、感情も個性もある生き物です。

 

 

人間は、卵を食べなくても生きていけます。

 

・ 菜食の始め方

 

・ タンパク質は組み合わせが鍵

 

・ 人間の体と食べ物 

 

 

以下、卵風料理、代替卵の商品をまとめておきました。

 

たまごサンド? | チロ・ツグミ・メリーと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

 

 

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