ようやく寒くなってきました。
これから、衣替えをされる方、防寒具を購入される方が増えていくと思われます。
その中には、ダウンジャケット、ダウンコート、羽毛布団などを購入される方もいるでしょう。
そういったダウン・フェザー、羽毛製品の購入を予定している方は、以下の動画をご覧ください。
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ガチョウは生涯つがいと共に生き、パートナーの死を悼むこともある繊細な動物です。
しかし、羽毛産業で虐待され殺されるガチョウは、自然な行動の機会を奪われます。
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ガチョウは、一夫一婦制。
浮気をせず、パートナーと生涯を共にする生き物です。
ケガや病気で飛べなくなっても離れようとせず、
亡くなれば悲しみに暮れ、未亡人のまま生涯を終えるガチョウも多いのです。
そのような素晴らしい生き物を搾取するのが、ダウン・フェザー産業です。
ダウンは、水鳥の胸に生えているもので、陸鳥(ニワトリなど)にはありません。
フェザーは、水鳥の翼部分の羽根です。
水鳥は大きく分けて2種類。
グース(ガチョウ)と
ダック(アヒル)がいます。
ダウンとフェザーの最大の輸出国は、中国とハンガリーです。
水鳥の体から羽を取る方法は、生きた鳥からむしり取る方法と、死んだ鳥から取る方法があります。
生きた鳥から手でむしり取る方法は、ライブハンドプラッキングといいます。
家畜として飼育されている水鳥たち。
毛が生えそろうと、首をつかまれながら、作業場に連れていかれます。
そして、足を縛られ、
羽根を引きちぎられるのです。
鳥への痛みは一切無視して、胸から腹にかけて引きちぎっていきます。
鳥たちは痛みのあまり、終始、悲痛な叫び声をあげます。
鳥が暴れないようにするために、首を踏みつけながら作業を行う作業員もいます。
このため、骨折や窒息をする鳥もいます。
鳥たちは皮膚が裂けるほどの傷を負い、血を流すことがあります。
傷を負った鳥は、獣医師資格のない作業員たちに、麻酔なしで針で傷口を縫いつけられます。
傷を負わされた痛みに、さらに針で縫われるという痛みが加えられるのです。
こうして数十分間、痛めつけられた後に、ようやく解放されます。
作業員の手から離れた鳥たちは、痛みや恐怖から逃れようと、その場から走って隅の方に逃げます。
作業後、あまりの痛みにピクピクと痙攣しうずくまって動けない鳥もいます。
暖の役割を果たす羽を奪われた鳥たちは、水の冷たさや寒さから身を守ることができず、死んでしまう鳥もいるのでしょう。
生後12~14週間で1回目のプラッキングが行われ、
およそ4~5年の間、約6週間おきにこのハンドプラッキング作業が繰り返されます。
羽毛を生産できなくなった鳥は、
屠殺工場に運ばれ、フックに足を掛けて逆さに吊るされ、首の動脈を切られ、出血多量で死亡します。
ダウン・フェザー製品を購入される方は、しっかりご覧ください。
屠殺後は、食用もしくは飼料用として出荷されます。
死んだ鳥から取る方法は、手で取る方法と、機械で取る方法があります。
それぞれ、ハンドプラッキング、マシーンプラッキングといいます。
肉、卵、フォアグラのために繁殖させられた水鳥。
食肉用の水鳥は生後1~3ヵ月くらい、フォアグラ用では4ヶ月足らず、採卵用の鳥はおよそ数年で、
生産性が下がって用済みになり、と殺場へ運ばれます。
そして、フックに足を掛けて逆さに吊るされ、首の動脈を切られ、出血多量で死亡します。
Alicia Silverstone Helps Uncover the Cruelty of Down
この殺された鳥たちが、プラッキングマシーンという機械で毛を取られます。
見た目はあれですが、すでに水鳥は死んでいますので、この時には痛みは感じていません。
いわゆる副産物です。
副産物だからといって虐待にならないかと言えば、もちろんそんなわけがありません。
主産物の生産自体が虐待に満ちているからです。
鳥肉、フォアグラ、卵などの動物利用産業はすべて、
狭い環境に閉じ込めたり、麻酔なしで体の一部を切りとったり、強制給餌をさせるといった、虐待的な飼育を行なっています。
フォアグラはさらに、太いパイプを口にさしこみ、強制給餌を行うという、凄まじい虐待が行われています。
つまり、マシーンプラッキングで採取したとしても、その生産過程が残酷なので、
ライブハンドプラッキング同様、残酷なのは何も変わりありません。
副産物だから、このような残酷な扱いをされても虐待じゃない、と言うのであれば、
あなたは非常に共感力が乏しく、倫理観が壊れてしまっている方なのでしょう。
業界は、ダウン、フェザーの90%以上は、食用の水鳥などの死骸から取ったものであると主張していますが、
50~80%が、より儲かるという理由で生体からむしり取られたものだという推計もあります。
利益が絡み、平気で嘘をつく業界側の言うことなど、何のあてにもなりませんし、
結局はどちらも残酷極まりない生産過程をたどっています。
それにあなたの購入したダウン・フェザー製品が、
ライブハンドプラッキングによって採られたものか、マシーンプラッキングで採られたものかなんて、どうやって見分けるんですか?
仮に、販売側が、マシーンプラッキングによって採ったものと主張しようと、一体誰がその確認を行うんですかね?
そんなのいくらでも詐称できますよ。
販売側が仕入れ先に騙されている可能性だってあります。
実際、ダウンにはResponsible Down Standard(RDS)認証という肉用に殺した水鳥から得たと証明するマークがありますが、
動物保護団体の調査により、この認証を得た複数の生産農家が、
実はライブプラッキングを行なっていたことが明らかにされています。
利益の絡んだ側の主張とか、認証なんて、何の意味もないのです。
自然に抜け落ちた羽を拾い集めていたら、供給が全く追いつきませんし、儲かりません。
ダウン・フェザーが当たり前のように存在している時点で、大量生産している、つまりは虐待的に生産されているってことです。
つまり、あなたがダウン・フェザーを買うことは、あなたが鳥たちを虐待していることと全く同じです。
買わなければいい話です。
いくらでも代替素材があるのに、そこまで意地になって、ダウンやフェザーの商品を買う必要はないでしょう。
ダウン・フェザー商品を買うのをやめてください。
ダウンの代替品の1つを、TokyoVeganGirl Miyuさんが紹介されていました。
カポックというインドネシア原産の木には、画像のような木の実が300個ぐらい生えているそうで
この木の実の中に、ふわふわの綿が入っているそうです。
これを使ってダウンの代替製品を作っておられるのが、こちらKapok Knot(カポックノット)さん。
東京都渋谷区神宮前6丁目20−10 SOUTH 2F RAYARD MIYASHITA PARK にあるそうです。
動物性素材は、すべて虐待の産物です。
例外は一切ありません。
この素材の生産なら大丈夫、とかは一切ないんですよ。
大量生産、大量消費、多売薄利が基本の現代において、
動物に配慮して生産しているところは、生産量が落ち、利益が落ち、生活が成り立たず、廃業していきます。
振るいにかけられた結果、残るのは、動物に配慮せずに生産しているところのみです。
必ずそうなります。
動物性の素材を使用した物を買うのであれば、動物虐待、動物の殺戮を行っているのと同じ事です。
消費者がこの裏側に気づき、買うことをやめない限り、動物達の苦しみは一生続きます。
動物性のものは買わないようにしてください。
バッグ、靴、家具、車の座席の素材、ペットのおもちゃ、首輪なども注意してください。
基本は、動物性にしろ何にしろ、今あるものを限界まで使うことです。
最近は、エシカル(倫理的)消費が叫ばれていますが、
最大のエシカルは、「消費しないこと」です。
どうしても新しいものが必要な場合は、
アニマルフリーのブランドから購入するとか、
タグを見て、動物性素材が使われていないものを購入するとか
古着を購入するようにしましょう。
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