先日出産準備に入っていた、京都水族館のキア。
とうとう出産したそうです。
本来喜ばしいことですが、早速問題が発生している、とのことです。
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本当は命の誕生は素晴らしく、喜びたいのですが、水族館はやはり違いました。
10月9日に、水族館の真ん前の梅小路公園で、野外フェスが3年ぶりに開催されます。
有名なアーティストが参加するのでファンの方は楽しみにされていると思います。
野外フェス自体には何の反対もないし、ゴミ対策でコンポストを設置したりと、環境への配慮はされています。
今回いつもと違うところは
「キアが数日前に、頑張って頑張って頑張って、赤ちゃんを産んだんです!
キアの赤ちゃんも、お腹の中にいるときから、頑張って頑張って頑張って、生まれたんです」
過去の私の投稿を見ていただいてる方は、同じ気持ちだと思います。
水族館とイベント主催者側に、電話にて問合せしました。
主催者側は、水族館にヒアリングも過去よりしており、コンサートの騒音は問題ないとの事。
よって今回、出産も知ってますが特別に防音の対策はしません。
主催者側は、水族館がよしなら、それまでで、仕方ありません。
水族館側は、過去の開催よりライブの音に対して動物達を観察した結果、影響なかったので、特に問題なしとの回答でした。
そこで、
私「産まれたばかりのイルカの赤ちゃんがいる状況は、過去ありませんでしたが、それでも飼育員は問題なしとの判断ですか?」
水族館「はい、そうです」
イルカの赤ちゃんは、生後すぐに鳴音を発します。
母もその音で状況を確認しながら、授乳やハプニングをくみ取ります。
野生でもいろんな音はあるでしょう。
しかしここは、海ではなくコンクリートの狭い狭いプールです。
まだまだ問題がありすぎて、書ききれません。
みんなが、そしていろんなことが心配です。
両者の話を聞いて、イベント主催側には問題ないと私は思いました。
問題なのは、京都水族館。。。でもありません。
水族館に行く人、水族館を応援する人、新たな水族館を望む人、水族館の生き物の達の尊厳を考えるられない人、無関心な人、みんなです。
今後、わたしももっと活動を頑張らないといけないと思いました。
今日の朝の太地町のイルカ追い込み猟も、みなさん見られたと思います。
出来る事を一人一人がやるしか、動物達の犠牲を無くす事はできません。
一緒にみんなで、がんばりましょう。
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赤ちゃんが産まれたばかりというのに、水族館の目の前で野外フェスが開催される、とのことです。
イルカが泳いでいる目と鼻の先で、大爆音のライブが行われるということですね。
さすがは水族館。これを問題なし、と判断しているそうです。
我々人間でさえ、聞きたい人はいいでしょうが、聞きたくない人からすれば、この大爆音に数時間耐えろというのは酷です。
イルカからすればただの騒音。
時には爆発音に感じるものもあるでしょう。
その中を、赤ちゃんイルカと、子育て中の母キアは耐え続けなければなりません。
改めて水族館という場所は、動物の事がどうでもいい人たちの集合体だと理解できますね。
さらに気になるのは、いまだに出産を公表していない点です。
実は京都水族館は、前回のキアの妊娠・出産関連の記事を全て削除しています。
コラム欄にあったはずの、2020年11月頃の妊娠の記事、2021年8月頃の出産の記事などがありません。
批判を恐れて、徐々に隠蔽体質になってきているようです。
出産を公表してから死亡したとなると批判が大きくなるので、
元気に育っているのを確認してから公表する、という腹でしょうか。
赤ちゃん生きているといいのですが。
また、投稿にもあった通り、昨日は追い込み猟によってイルカが追い込まれました。
水族館のイルカは、和歌山県太地町のイルカ追い込み猟によって捕らえられます。
バンガーと呼ばれる、この鉄の棒を
カンカンと叩いて、イルカの不快な音を海に大音量で流します。
イルカはこの音から逃れようとします。
この性質を利用され、徐々に入り江まで追い込まれ、
捕まってしまうのです。
昨日は、15頭のイルカが追い込まれました。
詳細なレポートです。
***************引用***************
2022年10月4日、午前5時30分、11艘のバンガーボートが港を出港(1艘は珊瑚漁)。
午前7時46分、6艘のバンガーボートが一列に並んでイルカ達を追い込み始めたことを確認。
必死に泳ぎ、なんどもなんども逃げようとしてグルグル回り、その方向を探っていたが
「バンガーを叩く音」でパニックになり、方向感覚と距離感が麻痺し、筋肉には乳酸が蓄積し、疲労と共に呼吸が激しくなり、
次第に浅瀬へと追いやられ、畠尻湾手前で2手に分かれ、最後まで抵抗を続けたが、影浦湾に押し込まれてしまった。
捕まったのはハナゴンドウ15頭の家族。
中には子どももいた。
1頭は、スキッフボートのスクリューにより、激しい暴力を受け、背鰭を深く負傷した個体もいた(黄色い丸)。
15頭は、畠尻湾と影浦湾の入り口に網を張られてからも抵抗を続けたが
午前11時50分ごろまでにすべての個体がグレーシートの下に押し込まれ、尾鰭の根元をロープで固定される要領で捕獲され、
その後、金属製のピックで繰り返し噴気孔付近を突き刺され、家族全員が皆殺しにされた。
遺体は3艘のスキッフボートでそれぞれ、4頭、6頭、5頭に分けられて運び出された。
運び出される際に、口から血を吐いている個体もいた。
※下のYouTubeリンクでご覧いただけます。
太地漁港に運ばれた15頭の家族の遺体は、市場に引き吊りあげられ、頭を切断され、内臓を引き抜かれ、身体をバラバラに切断されて食肉となった。
親子や家族が皆殺しになる凄惨さを理解できない日本人が、この現実を放置し、また水族館にチケットを購入して入館する輩たちがこの現実の加害者であることは、以下を読めば、誰でも理解できる現実である。
※ 以下の動画の最後に、殺された子どものイルカが映っている。
※太地町の「鯨類追い込み網猟」は、1969年に「太地町立くじらの博物館」に生体展示をして客寄せをする目的で始められたものであり、伝統や文化ではない。
また、食肉を目的とした猟は「つきん棒猟という別の猟が行われており、
「追い込み猟」は、世界中の水族館にイルカショーに使われるイルカを生体販売することが主たる目的であり、
ドルフィントレーナーがイルカの選別作業に来れば生け捕りにされ、イケスに監禁されて調教され、生体販売されるが、
生体販売に不向きであったり、ドルフィントレーナーがイルカを購入しない場合は、追い込まれたイルカ達は皆殺しにされ、食肉にされる。
これが太地の「イルカ猟」の現実だ。
つまり、太地のイルカ猟を止めさせたければ「水族館にチケットを買って入場しない事」である。
すべての問題は需要と供給であり、これ以外の解決方法はない。
※どうぶつ園も、水族館も、どうぶつの監禁施設であり、人間の生活に必要がない。
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追い込まれたイルカは、水族館向きのイルカか、そうでないかを選別されます。
すなわち、生体販売用のイルカか、食用のイルカかが選別されるのです。
生体販売用に選ばれなかったイルカは、食用として殺されます。
— キリ (@Kiri36268982) October 4, 2021
殺すときは、こちらの金属性のピックを
ハナゴンドウ屠殺(イルカ殺害道具)
イルカのせき髄につき刺し、ねじり込みます。
のたうちまわり、痙攣し、やがて死に至ります。
先ほどまで一緒に泳いでいた仲間や家族が、目の前で殺されていきます。
水族館向きのイルカは、生体販売用として捕らえられ、
餌でコントロールされながら、芸をさせられ、一生水族館に監禁されて過ごすのです。
昨日は、追い込まれた15匹はすべて生体販売に不向きと判断され、赤ちゃん含め、家族皆殺しとなりました。
イルカが殺された後の海は、血で真っ赤に染まっていました。
殺されるまでに、ボートのスクリューに巻き込まれ、背びれを損傷したイルカや
パニックになり、網に絡まったイルカもいました。
昨年だけで、約500頭のイルカが追い込み猟によって殺されました。
キアは野生のイルカであり、追い込み猟によって家族を殺され、バラバラにされ、今、京都水族館にいます。
上記の画像では、キアとトレーナーが信頼関係があるかのように見せています。
しかし、トレーナーは全員が追い込み猟によりイルカが捕らえられていることを知っています。
そして、追い込んだイルカが生体販売向きかどうかの選別作業を行うのは、イルカのトレーナーたちです。
トレーナーたちは、自分達に選ばれなかったイルカが殺されることは知っています。
しかし、彼らのほとんどは追い込み猟に反対していません。
トレーナーはイルカ好きだと思っている方が多いですが、現実は違うのです。
以下は、昨年9月20日にトレーナーが選別作業をしている時の様子です。
殺されたイルカの血で染まった真っ赤な入り江の様子を、トレーナーは何もせず眺めていました。
— キリ (@Kiri36268982) November 13, 2021
以下は、昨年11月19日にトレーナーが、猟師と共にイルカを追い込んでいる様子です。
イルカ達がパニックを起こしたり、乱暴に運ばれるのを横目に、トレーナーたちは選別作業を行いました。
命を犠牲にすることに慣れきったトレーナーたちは、
選別作業の際も緊張感はなく、笑いながら和気あいあいと作業を行っています。
以下は、生体販売用のイルカを運ぶ際、
イルカの頭を、足で踏んづけるトレーナーです。
野生のイルカは死んだ魚を食べません。
なので、 トレーナーたちは、イルカに死んだ魚を食べさせることから調教します。
その際、無理やりタオルで口をこじ開けられることがあります。
日本の映像です。
イルカが嫌がって鳴いている様子が見てとれます。
シャチなどの大型になると、鉄の棒でこじ開けることもあるそうです。
死んだ魚は水分を含んでいないため、口にチューブをさしこみ、水分を与えます。
業界は補液などと呼んでいますが、こんな事をしなければならない時点で、
イルカたちにとって、水族館という環境がいかに不自然なのかが分かります。
水族館のイルカは薬漬です。
****************引用****************
日本のある水族館でイルカに使用している薬品等の種類は、61種類でした。
ビタミン剤 5種類
カルシウム剤 1種類
飼料(微量栄養素含有) 1種類
眼薬 1種類
胃腸 15種類
肝臓薬 1種類
尿 1種類
抗生剤(抗菌剤) 22種類
抗真菌薬(カビ) 1種類
抗炎症 解熱鎮痛剤 3種類
貧血 2種類
鎮痛剤 3種類
止血剤 4種類
不明 1種類
薬漬けです。
胃腸系の薬と、抗生剤が飛び抜けて多いことから、
イルカたちが胃腸の疾患と、細菌による感染症に苦しめられていることがわかります。
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死んだ魚を与えられることにより、ビタミン不足になり、
1日65kmを泳ぐイルカは、水族館の狭いプールの不自然な環境や、やりたくもないショーの調教などによって、常にストレスを抱え
体調を崩しやすく、免疫が下がり、感染症にかかりやすくなります。
そのため、ビタミン剤や、胃腸薬や、抗生剤などのあらゆる薬が必要になります。
また、プールの水の中には感染対策のために塩素が大量に入れられています。
野生のイルカ、繁殖したイルカに関わらず、
水族館という不自然な環境に合わないイルカ達は、
ストレスから免疫力が下がり、病気になり、衰弱し、水族館の中で次々死んでいます。
水族館での出産1年後の赤ちゃんイルカの生存率は20%。
すなわち、死亡率は80%。
いおワールドかごしま水族館のイルカの赤ちゃんの生存率は、なんと11%。
つまり、死亡率は89%です。
水槽から転落したり、人工岩に激突する事故なども起きています。
これらから分かるように、イルカのトレーナーは、イルカ好きではないんですよ。
本当にイルカが好きな人たちは、この現実に耐えられず、トレーナーになるのを断念します。
専門学校まで進んだにも関わらず、トレーナーが搾取であることに気づき、専門学校を辞めた女の子。
罪が大きいことを感じて辞めた、元イルカトレーナー。
水族館用に選ばれなかったパイロットホエールが殺されるのを何もせず見ている
— VALKANN (@VALKANN1) September 21, 2021
イルカトレーナー。
イルカトレーナーの仕事はイルカ好きじゃ出来ないよ。
自分はイルカ好きでイルカトレーナーになったけど
人間の罪が大きすぎることを感じてやめました。 pic.twitter.com/lh72gtZBQF
トレーナーを続けている人は
イルカと触れ合う自分が好きなだけの人
イルカを利用してお金稼ぎをしたい人
罪悪感を感じつつも行動力がない人。
そういう人たちが割り切ったり、都合の悪い部分から目を反らしたり、言い訳したりして、続けていきます。
しかし、彼らを責めても特に意味はありません。
結局は、消費者が水族館に行き、イルカショーのチケットを買うから彼らが存在しているにすぎません。
彼らを責めて、誰かが辞めたとしても、儲かる以上は代わりの誰かがイルカトレーナーになります。
すなわち、根本的には、イルカの虐待、虐殺を支援しているのは、水族館に行き、イルカショーのチケットを買う人たちです。
水族館が儲からなくなれば、追い込み猟がなくなり、トレーナーもいなくなります。
逆に言えば、水族館がある限り、イルカ達の地獄は永遠に終わりません。
すべての動物問題は、消費をなくす以外に解決はありません。
イルカショーのチケットを買わないでください。
水族館に行かないでください。
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残念ながら、本日もイルカが追い込まれたようです。