サクラとサクランボ
スペインの桜の名所、エストレマドゥーラです。遠くからだと薄緑色の山肌に白い綿が浮いているように見えます。近くで見ると、日本の桜との違いが分かります。木が低い!サクラの木って、昔結構一生懸命上ったよな・・・。と思うのですが、スペインの桜は幼児でも楽に上れそうなくらいの低さ。なぜかというと、低くなるように枝を切っていて、一定の高さ以上になったら抜いて新しい木を植えているからなのだとか。大きくなると、サクランボの収穫が難しいし、量もたくさんつかないからです。この地方ではサクランボの季節には、サクランボ料理のコンクールがあったり、盛り上がっていそうです。昔南スペインでホームステイしたときに、ステイ先のお母さんがサクランボを箱で買っていて、おじさんがとても豪快に食べていたのを思い出します。大きな片手に掴めるだけサクランボを掴んで、口に一気にバクッ。種はまとめて出す。贅沢なこった。サクランボはバルセロナでは旬の季節が短くて、果物のなかでは安くはないもの。市場に出てすぐは高いので、待っているうちになくなっているという現象が。ところが、待たずに早めに出たものを買ったほうが得だということが判明。おいしい甘いサクランボは遅い時期に市場に出て、なかなか高いのだそうです。今年は逃さずにたっぷり楽しみたいです。