どんぐりを食べて育ったイベリコ種の豚の生ハムを、ハモン・イベリコ・デ・
ベリョータと言います。
(全然関係ない写真ですが)
スペイン産の生ハムが全部これかというと、全然違います。
ハモン・イベリコ・デ・ベリョータは、松阪牛とか神戸牛みたいな、高級
生ハムです。
イベリコ豚の生ハムでもどんぐりを食べてなかったり、イベリコ豚は黒豚
なのですが、白豚の品種でどんぐりを食べたりしていても、できる生ハム
の味はかなり違います。
いろいろ食べてみると、その違いってほんと大きくてすぐわかります。
どんぐりを食べたイベリコ豚の生ハムは、植物っぽい香りがするので。
これ、ほんとに。
肉、肉って感じじゃないの!
正確に言うと、生まれてずっとどんぐりを食べるわけじゃなくて、最初は
母豚のミルク、その後、エサ、その後草原で草やらどんぐりを食べると
いう工程です。
どんぐりを食べるのは、かなり大きくなってからで、生ハムになる前の
数か月。
その数か月に食べたものが、その後の身(生ハム)の味に多大な影響
を与えるのです。
人間もそうかもしれませんね。
母乳で育ったか粉ミルクで育ったかよりも、ちゃんと選んで食べられる
年齢になってから、何を食べてきたか。
こっちのほうがとても大切。