だいぶ時間が空いちゃいました
前回
ユウガオのピクルスをブログに載せたら
イベントでの試食の依頼がありました
の続きです
イベントで好評だった
ユウガオのピクルス
かんぴょうの原料のゆうがお(ふくべ)をこんな風に食べられると
知っていただくいい機会となりました
同じ頃
かんぴょうの生産も本格的に始め
農業法人にもなり
農家と問屋のハイブリッドなかんぴょう屋になりました
戻したり調理する手間がかかるかんぴょうとは違い
もっと手軽に食べられるものを作りたい
その頃農産物を使った六次産業化事業推進の風潮もあり
2016年には六次産業化のチャレンジ事業にも応募し
約一年で新商品開発することとなりました
六次産業とは
農林漁業の6次産業化とは、1次産業としての農林漁業と、2次産業としての製造業、3次産業としての小売業等の事業との総合的かつ一体的な推進を図り、農山漁村の豊かな地域資源を活用した新たな付加価値を生み出す取組です。
農林水産省HPより
農家になりユウガオの実(ふくべ)はたくさんある!
どんなものを作ったらいいか
作るためにはどうしたらいいか
色々試してみました
割とこの辺まではトントン拍子
すぐにでも商品化できるんじゃない!?
と気軽に思ってました
しかしその先が長かった
篠原商店は乾物問屋なので作る方面は全く素人
六次産業化の定番、
キズモノで廃棄予定だったリンゴを使ったジュースや
パッケージを変えて売り方を変えたいちご
そういった商品開発やブランディングについての
セミナーや勉強会にも参加させていただきました
ただ!
かんぴょうの原料のユウガオの実って
かんぴょう剥きするのでB級品がない
ユウガオの実を食べたことがある人がとっても少ないので
パッケージをどうしたら伝わるのかナゾ
どこの勉強会で講師の先生にハナシを聞いても
知らない
食べたことがない
味が分からない
勉強会でユウガオをご存じの講師の方にお会いすることはなかったし
かんぴょう巻き以外の食べ方があることを知らない先生もいらっしゃいました
ユウガオの話を聞きに行っていても
かんぴょうの販売方法の話をされたり
参加されている人が農家の方ばかりで
私のように半農半問屋って珍しく
かんぴょう農家の人だと思われていたらしい
その先生たちがどう、というのではなく
そんなプロをしても認知度が低いものを
どう販売したらいいのかプランが立てられない
トマトやいちごなど他の成功事例からは
かけ離れた食材だといまさらながら気づく
いろんな人に会いました
アイデアをいただいたり
ダメ出しされたり
浮かれたり、凹んだり
それでも今まで試作した中から
反響の良かったものをピックアップし進むしかない
最終目標は販売できるものだったので
色々試したものの最後の段階で
篠原商店には製造所がない
製造所を作っても通常業務もあるので専任できない
外注するとロットが合わない
思った形でないものならできるけどそれでは意味がない
など
ないないずくし
六次産業化のチャレンジ事業の締め切りも迫り
どうしよーーーーーーっ
かなり切羽詰まった2016年年末から年明けにかけてのコト
今でもよく覚えています
このチャレンジ事業ではほんとうにたくさんの方々にお世話になりました
特に締め切り直前なのにまったく完成の見通しがつかない状態の
私をサポートし続けていただいたこと、今でも忘れません
次回いよいよ最終回(・・・やっと)
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