昨日同僚と仕事帰りに食事♪


会議の後だったのでお腹ぺこぺこでした(笑)


なので春にOPENした職場近くのイタリアンカフェへ行きました


お店に入るとアットホームな雰囲気の中にシンプルなインテリア


私達2人はたまたまジーンズではなかったけど


女性はジーンズだ気劣りするかも


男性ならジーンズでも大丈夫かなぁ・・・


かといって気取るのも場違い


って感じの微妙な雰囲気(笑)





メニューはちゃんと価格が書かれているもののコースが無い


コースは無いのですか?と尋ねると予約しないと駄目らしい


ってことで何時に終るかわからない私の仕事では予約は無理


前菜から次々択んでいって



サラダ まずはイタリアンサラダ


美味でした♪ドレッシングもイイ


残念ながらメインにめぼしい物が無くて(本日のお勧めも含み)


ピザとパスタを頼んで分けて食べました













ピザ ピザはゴルゴンゾーラ他4種のチーズ


これも美味!だけどとてもヘビーで


油がしたたり生地にも染み入っていました









パスタ パスタはチェリートマトとアサリの白ワイン風味


美味しいけれど可も鳴く不可も無く・・・


ピザを頼んでなければ物足りなかったかも




そんな会食でしたが同僚はとても気に入ってたみたい


私は・・・来てもいいけれど来なくてもいいかも・・・(笑)


ってこれまた微妙な感じ


でも職場から近いのでまた来ると思います


ランチのセットがあるので今度はランチを試してみたいですね


源泉素材を使用ってメニューに書いてるのに


魚介類の少ないメニューも物足りなさのひとつだったのかも





今回の会食は車運転の為ノンアルコールだったこともあって1時間程度


ボリューム的には「メイン頼まなくて正解」って言えるほどの満腹


とにかく楽しかったです♪


Beer Garden 札幌のビアガーデンを満喫してきました♪


北海道の夏はここにアリって感じですね(´▽`*)


冷静に考えると「お祭り屋台」の方がよっぽと食べ物美味しい


だけどなんだか盛り上がっちゃう♪








乾杯! 結構なペースで720mlのジョッキをグイグイ2杯


黒ジョッキを2人で1杯飲んで


気分上々°。゜(# ̄ ▽、 ̄#)°。゜あっは~♪


とりわけ面白い事を話すわけでもなく


ただ屋外でテーブルに座ってビール飲んでるだけなのに


楽しい♪


シャン♪"Φ( ̄▽ ̄Φ)シャン♪シャン(Φ ̄▽ ̄)Φ"シャン♪


↑気分はこんな感じ♪


他のブースでは「トレイントレイン」がガンガンかかってて


皆さんやたら頭振って踊ってました(笑)






TV Tower 大通りを堪能した後


散歩がてらふらふらとノルベサ へ向かう


その途中札幌テレビ塔がキレイにライトアップされてて


信号待ちの皆さんは皆携帯片手にパチリ


そのキレイさをまんまお伝えできなくて非常に残念です(´・ェ・`)


信号待ちの皆さんが見とれて画像撮ってるので


青信号になっても皆歩き出さないという不思議な現象も見つつ(笑)


心地よい涼しさの中散歩を続けました







NORBESA ノルベサに到着


ノルベサには屋上に観覧車があって


そこでもビアガーデンをやってます


ここはグッとムード満点だし


ジンギスカン食べ放題(生ビール飲み放題)もやってて


美味しそうでした(。・_・。)


今度はジンギスカン食べに行こうかな(笑)?


ノルベサには何だか縁があって


数々の思い出ができています


いつも遠くから眺めてただけで


実際足を運んだのはつい最近の事ですが・・・






黒も美味 それにしても・・・


屋外で飲んだり食べたりってどうしてこんなに美味しいんでしょうね(笑)?





ある春の日


「こんにちは!千夜さんの病棟で働きたくて希望したけど通りませんでした」


弾むような元気いっぱいの声で挨拶してくる初々しい新人


ケイはその年に入社した新人だった


彼女とは以前交流があって


その交流とは彼女の臨地実習・・・看護学生の実習の時であった


そう彼女は学生で私は指導者


私の様な人間でも人の前に立って背中を見せていたことがあったのだ


そのケイを数ヵ月後に

私が看取るとは思いもしなかった・・・





「うはぁ(笑)!元気いっぱいね!新しいこと大変だけど頑張れ!」


私の精一杯のエールに満面の笑み


その時の彼女は先輩ナースについて歩くのが精一杯で


多分廊下さえ自由に歩けなかったであろう


通りすがりで見つけた馴染みある私の顔を見て


思わず緊張が解けて声をかけてしまったという様子であった


数メートル先で配属病棟の先輩ナースが待っている


慌てて追いかけるケイ


私は先輩ナースに軽く会釈する・・・忙しいのに悪いねという意を込めて


先輩と言えど私から見れば後輩ナースも軽く会釈をする・・・いいえ全然という意を込めて






彼女と最初に会ったのは彼女が看護学校の3年生だった時で


卒業論文を書かなければならない様な時期


学生として一番頑張っている時期である


この頃の学生は寝る間も惜しんで勉強を重ね


そして実践の場である病棟実習に挑んでくる


中には緊張のあまり倒れたり吐いたり泣き出したり


色々なハプニングも起こる





「はい!こんにちは!今日から担当の千夜です


約束事は3つ


1.私に言っちゃいけない事は無い


2.できないことも無い


3.だけど真剣にやらないと患者様に失礼です


どんなことも守ってあげるから安心して実習しましょう


だけど真剣じゃなければ厳しくいきますよ!


・・・・・緊張は必要ありません


私は学生時代落ちこぼれだったし


実習点は最低でしたから皆さんの方が優秀なはずです(笑)」


緊張していた学生達5人は薄っすら笑った


薄っすらしか笑わなくても貧血で倒れるよりマシであった





そんな挨拶が幸したのか


学生達は色々な悩みを打ち明けてきた


「毎日受け持ち患者さんの所にいくのですけど・・・私は何をしてあげたらいいのかわからなくて」


そんな悩みを持ってきたのがケイであった


学生からのこういった悩みは珍しくない


「ケイは失恋したことあるの?」


「え?あ・・・はい」


「その時友達に打ち明けて救われなかったかい?」


「はい・・・友達って大切だなって思いました」


「家族には言えないでしょ?病気も一緒なんだよ・・・誰かに聞いてもらったり


居てもらうと楽になるの」


「はい・・・」


「患者さんは毎日来てくれるケイのこと待ってるよ


きっと楽しみにしてるよ」


「わかりました!」


ここからケイはどんどん変わり


他のメンバーにも良い影響を与えていく事となった







・・・つづく










つい先日髪を切りました


長年通ってた美容室に納得がいかなくなって


今回は初めてのお店に行きました


それは私にとっては実は大きな冒険であり


そして小さなストレスでした




前から気になってた駅前の美容室


ネットで調べて予約の電話・・・しようか?・・・しない?


そんなくだらないことでいつまでも電話できません


でもいつまでも髪を切らないわけにはいかない・・・


『どんだけ悩むんだ?』って苦笑しながらも


意を決して電話


人気店らしいその美容室は


平日なこともあってすんなり予約できました





担当になったのは若いお兄さん


とてもカッコイイおにいさんでした


具体的に言うと


自分の立ち姿とか傾げる首の角度とか


そういった事に気を抜かないヒト


そんな印象


そして毎日積み重ねた努力がカレになっている


そんなカッコヨサ





「後はお任せします」


自分の譲れない所だけ告げて


あとは委ねますとオーダーをいれ


どうなるか見守っていました


彼は客のほうからベラベラ喋らないタイプは苦手らしく


話題を探すのに苦労していた様でした


私はそれを判っていながら


数々の質問に短い返答で応え話は続きませんでした


何故って?


カッコイイから(笑)


意地悪ですね(笑)


それにオフの時間は仕事の話題等


あれこれ話す事を好まない方なので


私はいつも親しくない人には


好まない話題は逸らす傾向にあります





彼の趣味のお話に耳を傾け賛同しつつ


髪はカットされていき


前髪をパツンと・・・


パツンと彼は切りました


『あ』


一瞬びっくり


そんなに短い前髪って久し振りで


顔が全体によく見えます(笑)


どのくらいかしら?


aikoさんくらい?エビちゃんくらい?


aikoさんくらいかしら?眉毛は隠れる程の幼いイメージの前髪


何年か前まではそんな前髪だったので抵抗はなかったけど


少し気恥ずかしい


カラーも変えてかなり印象が変わりました


仕上げのセットは巻き髪に





「ふふふ・・・恥かしい」


「え?そうですか?似合ってると思うんですけど駄目でした?」


「すごーく若作りしてる感じがします(笑)」


「あ・・・年齢聞いてませんでした・・・聞かないことにしてて(笑)」


年齢を告げると彼は一応驚いた風


そして一緒に笑ってました


それは彼が見せた初めてホッとした顔





私はなんだか最近


周りにどんどん変えられていってる


環境だったり関わる人だったり髪型だったり


多分・・・良い意味で





きっと





留まっていたいけれど





変わらなくちゃいけない時なのかな・・・?










雪の中で過ごしたカッツの誕生日は


今では忘れる事の無いであろう思い出になった





月日は過ぎ


私は一人で部屋を借りるようになった


古いが鉄筋4階建ての3部屋ある賃貸マンションだった



ある日かかってきた1本の電話


「もしもし千夜ちゃん?わかる?カズヤの母ですけど」


それはカッツの母からであった


この頃には私はカッツの両親とも兄弟とも随分仲良く交流を持ち


カッツが居なくても家に呼ばれるほどになっていた


だが母親から直接電話がかかってくることは滅多になかった


「カズヤ全然帰ってこないし・・・仕事にも随分出てないんだけど


そちらにお邪魔してないかと思って」


「え?仕事に出てないってどういうことですか?」


母はやはりと言う口調で訳を話し始めた


もう1ヶ月以上仕事に出てないこと


たまに着替えに帰ってくるらしいが


家族の居ない時間帯で隠れるようにまた家を出て行くこと


そんな事は今回だけではなく


これまでも繰り返してきた事


しかし最近私と付き合うようになって


真面目に働いていたので喜んでいた矢先であったこと・・・


「だから千夜ちゃん今度会ったら仕事に出るように言ってちょうだいね


それとお金あげたり決してしないでね・・・迷惑かけちゃうからね」





カッツはというと数日前に来てはいたが


仕事が忙しいといって


仕事の時の格好をしていた


仕事の話もしていた


いつもと何等変わりなかった


私はそんな彼が恐くなった


平気で嘘をつける彼・・・





「ユウタ?カッツどこにいるの?働いてないの知ってるんでしょ?」


狐に騙された気分でユウタに電話してみる


「あ?知らないよ?でもまた仕事出てないんだ?」


ユウタもまたカッツが仕事にでなくなりフラフラ遊び回ることを知っていた


私だけが知らなかった


何故皆教えてくれなかったのか?


聞かないから?


私と会うようになって真面目になっていたから?


私の知らないカッツ・・・というより


嘘の表側を見ていた私は


メッキが剥がれていくカッツと


どう接すればいいのか判らずとまどっていた





でも


カッツはそう時間をおかないうちに会いに来た


いつもの様に仕事でクタクタに疲れて






・・・つづく







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日付が変わって数時間後に仕事から帰宅した私は


へとへとに疲れ


短い夜闇を楽しむことも無く眠りについた





昼前に薄っすらと覚醒するが体を動かしたい気分でもなく


「起きなくては」と


言い聞かせる気持ちに反発する様に


ベッドの中で濁った液体の様に身を捩じらせる





喉が渇いてる


やらなくてはイケナイこともある


今ヤラナキャダメ?イインジャナイ?


そんな戦いをしばらく続けた後


喉の渇きが勝利した




冷蔵庫を開け欲しい侭に水を飲み


トイレに行ったり歯を磨いたり


自分の欲求をひととおり満たした頃には


すっかり目覚めていた




ヤラナキャイケナカッタ事


ヤリタカッタ事


ひととおりヤッツケた頃には


遅く起きた朝はもう暮れ始め


ソファに腰を下ろした頃には夜だった






花火 「あ・・・」


開け放たれたベランダから聴こえる小さな音


去年も聴いた花火の音


今年も偶然聴く花火の音


私は知っていたけどベランダに出る


花火が見えない事など知っていたけれど


ベランダに出て空を見つめた





見えるはずの無い花火


だけれど私にしか見えない去年の私


音の彼方には去年の私が見えていた


彼と一緒に花火を見たい私


人に知れるのが嫌な彼


界隈を一緒に歩くことは望んでもできなかった


例え歩いてもいつも人目ばかり気にしていた


彼から送られてきたメールには


大きな花火が舞っていた


新しくできたイベント会場


「行ったけど面白く無かったよ」


私はそんな言葉を聞きたい訳じゃなかった


ダッテドコダッテタノシイ・・・フタリナラ





「遠くに行けば・・・」


「人に見られなかったら・・・それなら・・・遠くに行こう」


一人呟く


でもそれも叶わなかったから


私達の心は遠く離れてしまった






今そばに居たのなら


一緒に歩いてくれてますか?


きっと認められないままでしょう


私はそれに押し潰されてしまった


この世で一番大切な人は


私と胸を張って歩けなかった


世間の目の方が大切だった


心はそれに押し潰された


あなたに映ってる私が


世の中の誰にも必要とされてない様に見えて


耐え切れなかった






私は弱かった






だけれど


あなた以外に


肉親さえ私には居なかった






空の向こうの見えない花火は


大きく大きく空に舞っていた









私達は真っ白な雪山へ車を走らせた






ゲレンデ ゲレンデに到着した私達は真新しいウエアに身を包み


真っ白な雪の中でシュプールを描いた


描いたと言っても私は子供の頃に何度か経験がある程度で


一つ一つの動作がモタモタしている


転んでも中々起き上がれなかったり


方向転換でアヒルの様に不恰好に足をバタつかせたり


ただ雪に恐怖心が無いため


思いっきり転んでは大笑いをしていた


それを見てカッツも大笑いしていた




カッツはというと


ものすごいスピードで滑り降りてくるのだけれど


筋力が続かなくなった頃に大転倒する


止る事を知らない男であった


そんな滑り方が好きらしく全身真っ白になって犬の様に喜んでいた




ランチを食べながらビールを飲んで


ゲレンデのイベントコーナーで焼いていた牛の丸焼きを食べ


カッツの気分は上々だった


私からのプレゼントを力いっぱい喜んでくれていた





遅めのランチを食べ


もう一滑りもすると


辺りはどんどん暗くなってきた


「あの!トイレ!滑ってていいよ?」


「ううん 休みながら待ってるよー」


トイレ休憩はおかしな事では無かったが


私は何となくドキドキしながら足早にカッツから離れる


そしてトイレを通り過ぎ駐車場まで重いスキーブーツで走り


ケーキを持ち帰ってロッカーに入れる




「はぁはぁ」


汗だくでカッツの待つ場所へ戻る


「走ってきたの?」


「うん 近いトイレ満員で」


おかしな子だと言いた気に笑いながら


私達はまた滑り出したが


そろそろゲレンデを出発しなければならない時間になった


「帰ろうかー」


「うん」


スキーを担いでどんどん歩き出すカッツ


「待って!・・・あのっ!あれだ・・・あの木の下で待ってて!」


私は大慌てでカッツを追い抜き


振り返っては待っててねと叫びながらケーキを取りに行った


何か素敵な台詞でも言って格好良くいこうと思ってたけれど


実際そんな余裕は私には全く無くて


いっそこのまま帰ってしまおうかとも思った






イルミネーション ケーキの箱を持って歩き難いスキーブーツでヒョコヒョコ不恰好に駆け寄る


イルミネーションされたピカピカ光る木の下でちゃんとカッツは待っていた


私は木の下に座り込み箱を開ける


そしてダボダボのウエアのズボンのポケットから


グラスを出して


ジャケットのポケットからワインを出した


「はぁはぁ・・・あの・・・お誕生日おめでとう(笑)あーーー恥かしい!ね?」


周りはホテルやラウンジに出入りする人々が行き交い


皆見ていた


私は恥かしくて格好悪くて


とにかく薄っすら泣きそうだった


「やっぱ・・・こんな所でケーキなんて食べられないよね(笑)?」


私は恥かしさのあまり早口で多弁になる





カッツはしゃがみ込んでローソクに火をつけると


立ち上がって大きな声で叫びだした


「みんな~今日はボクの誕生日なんだよ~!」


「冬だからってクリスマスじゃないんだよ~!ボクの誕生日!!」


周りの人は笑いながらも立ち止まり


おめでとうと口々に言ってくれた


そして「いいなぁ羨ましい」とか「かっこいい」とか


そんな言葉も聞こえて来た


その度にカッツは


「いいでしょう!」とか「羨ましいでしょう!」と嬉しそうに応えていた


私はとても恥かしかったのに


途端に恥かしくなくなって


はしゃいでるカッツを見て幸せに思った





そして一生忘れない思い出に


雪が降り始めると思い出す


多分カッツも天国で・・・





・・・つづく












                               Photo 「空」  by うどん

                                                                             
空 もう結構前なんですけれど


読者にさせて頂いてますtangey さんのブログに


拙いコメントさせて頂いて


ありがたい事にお返事頂きました




千夜が求める美しさとはなんですか?




「そのうち記事にして下さいね」とコメント頂き


それから毎日の様に考えるのですが


どう表現すると伝わるのか悩んでいました




私の感情のまま伝わるかどうかわかりませんが


「凛としていること」


私は美しいと思うようです


そして憧れます




外見もそうですが


内面的に筋の通ってる様な


誰に何を言われても揺るがない様な


誰かに勝つとかそういう事では無いけれど


誰にも負けない位気持ちが強いこと


それはただ頑固なだけではなて


しかも無理をしなくても強く思える事





例えば


奥さんを愛していて


誰にも負けなくて


胸を張って言える


とか


仕事に情熱があって


それは生きてきて一番熱くて


時間も忘れてしまうくらい楽しい


とか


趣味でも何でもいいから


胸を張って主張できることがある


そんな人を美しいと思うし


外見的にも美しさが滲み出るのも事実だと思います





感情を文章に表現するのって本当に難しいですね


でもいつまで考えても「まんまの言葉」で表現できないと思い(笑)


今回UPさせていただきました






カッツは日付が変わる瞬間に私と一緒に居たかったらしい


「なんで前の日に用事入れちゃうの?前日からゲレンデのホテル泊まりたかったよ」


その言葉でガチャンと激しく電話は切られた






凍てつく朝の道のり


カッツの家まではアイスバーンの中30分位


途中寄り道しなければならなかったのでもう少しかかる


朝早く起きてゲレンデの準備と


料亭で着る服とメイク道具を車に積んで出発






ケーキ 「いらっしゃいませ」


開店と同時に入ったのは洋菓子店


「バースデイケーキを予約してました・・・」


朝9時に引き取れる様に前々から頼んであったケーキを受け取る


甘いものが苦手な私


ケーキの良し悪しもあまり判らない


なのに朝一番ケーキを受け取ってる自分は非常に滑稽に思えた


こんな事の為に昨夜電話をガチャンと切られた


だけどケーキは前日に受け取るわけにもいかず


そしてケーキを食べてもらえるかどうかも判らなかった


カッツが甘い物を食べている姿を見たことが無い


『迎えに行ったらまだ怒ってるのかなぁ・・・』


ご機嫌斜めだったらどうしようかと思案しながら車へと戻る


トランクの奥の方へ見えないようにケーキを隠し


カッツの家へと車を走らせる





『今日は怒ったり喧嘩したりしない様に・・・』


にっこり顔で迎えに行こうとずっとイメージトレーニング


・・・カッツの誕生日は多分私にとっても特別な誕生日だった・・・多分


私の小さな頃の誕生日はあまり良い記憶が無い


ケーキを食べたこともあったしプレゼントを貰った事もあったけれど


そこに愛情があった記憶が無い


大人になってからの誕生日は・・・


コウジ は素知らぬ振りで祝ってはくれなかったし


その後の誕生日も仕事をしていた


自分の誕生日の為に休みを取るわけも無く


夜勤であれば誰かと祝うことも無い


むしろ仕事であることに感謝していた


期待して落胆する心配が無くてホッとしていた





私は自分が欲しかった誕生日を


カッツに再現したのかもしれない


この事を思い出すときに何となくだけど


いつもそう思う





ぼんやり考えながらもカッツの家に到着


「おはよう」


部屋に入ると起きたばかりのカッツは一生懸命仕度をしていた


「おはよう」


ニコやかなカッツは冗談交じりで準備ができていない事の言い訳を始める


カッツの機嫌は直っているようだった


「夜はちょっと気取った所でお食事だからその準備もね?」


「何処で着替えるの?一度帰ってこないの?」


「お・ん・せ・ん・寄るよ♪超過密スケジュールだから帰宅する暇無し!」


カッツは子供の様に喜びを隠せない顔をしていた






間もなく私達は真っ白な雪山へ車を走らせた







・・・つづく






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