起立性調節障を
経験した
子どもたちの声を
聞いて。
なぜなら
お父さんお母さんに
話せないことも
たくさんあるから。
はなちゃんが
「あの体調の悪さは
うまく説明できない
くらいつらいのに。」
「よく頑張ったね。」
と言いましたよ。
そしていちろうくんは
「でも1週間くらいで
撃沈した。」
「登校途中フラフラ
しながら歩いていたら
バタンと倒れちゃってさ。」
「たまたま近所の人が
見つけて
家までかついでくれたんだ。」
するとごうくんが
「でもそんな風に
なるまで
登校したのはえらいよ。」
「僕なんか
一日だけ休もうって
腹を括ってたのに
そのままずるずる
休んじゃったもん。」
と話したんですよ。
そしてはなちゃんが
こんなこと言いました。
「朝起きられないから
夜どんどん眠れなく
なっていくでしょう?」
「夜中いろんなこと
考えちうよね。」
するとごうくんが
「走馬灯のように
嫌なことが
ポンポン映像化
されるんだよね。」
と話しました。
そしてたいようくんが
「学校に行けなく
なった時
親の態度は
どうだった?」
と聞きましたよ。
ごうくんは
「俺が学校に
行けなくなってから
担任の先生に
会いに行って。」
「俺が学校に
馴染めないという
話をしてくれたんだけど。」
「担任の返事は
『お母さん本人が
もっと強くならないと
いけないのでは
ないでしょうか。』」
「しかも俺に向かって
『『お前もっと
がんばれよ。
お母さんを
苦しめるな。』」
「それでもうここに
来るのは無理だって
つくづく
感じちゃったんだ。」
と話しました。
いちろうくんは
「俺は路上で
倒れたものだから。
母親がすぐに
病院に連れて行って
くれてさ。」
「その病院で
起立性調節障害と
診断されて
母親はパソコンで
調べてた。」
「その後は担任と
連絡をとりあって
『行ける時に行く』
みたいなスタンスを
とってくれた。」
と言いましたよ。
ということで
起立性調節障を
経験した
子どもたちの声を
聞いて。
なぜなら
お父さんお母さんに
話せないことも
たくさんあるからです。