ASDの中年男性の人生の生き方。ときどき投資。 -27ページ目

ASDの中年男性の人生の生き方。ときどき投資。

シェアハウスで社会不適合者たちと暮らしています。発達障害(ASD)だから社会に適応できません。どうやら唯一トレードが好きだから、ひたすらトレードしてるかなぁ。

最近は大自然の中で農作業が主です。生きることは難しい。

私が生まれた1980年代には『発達障害』という概念はなく、小学校で授業中に走り回る子がいましたが当時はADHDという概念もないので、単に「落ち着きがない子」で済まされていました。そして毎日宿題を忘れてしまう子に対しても、公開処刑のようにみんなの前で教師から説教されていました。

 

 

2000年中期になり、ようやく日本社会に『発達障害』という概念が登場し始め、だんだん認知度もあがり今に至ります。

 

私の世代は“犠牲の世代”とも言われているらしく、まったく支援制度もなければ認知もなかったのでひたすら苦しみの連続でしたね。

 

私も幼い頃は自閉症で見られる典型的な症状があり、その場でクルクル回ったり、壁や地面に頭をなすりつけたりする常同行動や、音声チックや動作チック、強迫性障害、他人との距離感が分からないので警察が介入するほどの人間関係のトラブル…まぁ色々と経験しました。

 

成人になってから『発達障害』という言葉が出はじめましたが、まさか自分が当事者とも思わなかったですねw

 

私がASDという確定診断に至ったのは30代後半でして、つい最近の話になります。

 

それまでは自分の障害に気づかずに、違和感を抱きながらも人間社会に精一杯適合しようとしていました。

 

ま〜いろいろ過程を省きますが、結論を書きます。

 

今になり遺ったのは二次障害で病んだ心と、「社会に適合できなかった」という諦められた気持ちでした。

 

個人的には後者の経験を得られたのは大きく、そこは精一杯努力してきて、自分に対して気後れしない自負はあるので良かったと思っています。

 

ただその代償で、解離性障害やら複雑性PTSDやらうつ病やら…そういう負の遺産を抱えることになりました。

 

 

 

 

続く

投資の小噺をひとつ。


よく投資の釣り広告に「このあと株価は上がる?下がる?」という風にチャートを見せますが、あんなもんの答えは「知るか馬鹿!」に尽きるでしょう。


「上がるか?下がるか?」なんて考えは投資初心者や投資のプロでもやり始めの頃は誰しもが陥る思考ではありますが、究極的には上がるか下がるかなんて誰にも分かりません。ガチで。


上がるか下がるかは分からないから、予想なんて一切しなくていいゲームが投資です。それでも予想してしまうのは「なるべく多く稼ぎたい」「損はしたくない」という欲があるから、余計な要らない思考をしてしまうのでしょう。


よく投資界隈では『予想はよそう』なんて格言(?)がありますが事実その通りでして、上がったのを確認して買う、下がったのを確認して売る、とか事実確認をして対応するだけになります。


そもそも値動きはなぜ動くかといえば、必ず買いたい人と必ず売りたい人がいて売買が成立する、それの連続があるからです。


つまりは「上がるでしょ〜」と思う人もいれば「下がるでしょ〜」と思う人がいて、その多数決が大きい方へ価格は動いていきます。


その多数決は予めの数が決まっていることもありますが(指値や逆指値の注文)、たいていはその場その場で決まります(成行の注文)。


だから相場なんてどう動くか知ったこっちゃないし、予想しても外れてしまうのは当然です。


自分の好みのインジケータのサイン(マイルール)に従って、大前提として何回でも売買しても破産をしない程度での金額を市場に放り込みましょう(大数の法則に基づいた確率のゲームをしましょう)


めっちゃ稼げる手法があったとしたら、それはいずれは破産を招くやり方ですし、あんまり稼げない手法ならばチキンすぎて建玉数が少なすぎたりします。


必ず上がる(下がる)ならば、そこの場面では投資家たちがみんな買い(売り)を入れて売り(買い)がないから“約定”するわけもないから、値が付きません。


あくまで確率的に考えていきます。

「買いに優位性がある局面だから買う」

「売りに優位性がある局面だから売る」


あくまで優位性(エッジ)だから外れもしますし、時間が経つと優位性も消えたりするので、賭け金全部突っ込むなんて愚かなことはできるはずもありません。そんなやり方をしていたらたった一回のトレードで破産してしまうこともあります。必ず外れる前提を第一に、損切り幅も逆指値注文とかで入れちゃいましょう。


あ、あれこれ書きすぎました。


このくらいで。

検索リテラシーが決して高くない私ですが、情報化社会と言われ久しい世の中でも玉石混淆の中から正しい情報を仕入れる自信はあります。


今回はこれについて書こうと思う。


まず大前提として、何かしらの情報を集める際は、何かしら必要に迫られている、困っているという事態に出くわしているという状況だと思います。


そして人間の歴史であなたと同じような目に遭ってきている人なんて、すでにたくさん存在してきました。あなただけが今の困っている状況に置かれているわけじゃないです。「自分だけが…」と孤立する必要なんてないです。


すでにあなたと同じ目に遭った先人たちがいてるので、なんとか救済する情報は世の中にすでに存在しています。



じゃあ調べましょう!



たいていの人はネットで調べると思います。


ここでネット上の情報の真偽を見抜く力がある人はそれでもいいのですが、その能力に欠ける人はどうしたらいいか?


答えは簡単で、ネットではない情報源から摂取します。


具体的には書籍や行政に置かれてるパンフレットとかですね。(行政の職員に直接尋ねるのは一旦ストップ。理由は後述)


ネット上から調べるにしても、必ず発信者の身元を確認します。YouTuberで顔出しで身元がハッキリしている人や、SNSでキチンと身分が証明されている人(ハッキングされているアカならダメですが…それはさておき)からの情報を取ります。


X(旧Twitter)とかから情報取るのは、事実ではなく憶測で話していたり、個人が勝手な思い込みや憶測で悪意がなく誤った情報を載せてしまっているからダメですね。


書籍は出版社の校閲をクリアした内容が世に出回るものだし、何より体系付けされた構成になっているので理解がしやすい傾向にあります。


一方、ネット上からの情報は内容が断片的であり、よっぽど内容が充実されていないとカテゴリー別の分類もされていないので全体的に俯瞰すると「この情報はどの位置に置かれたものだろう?」と判別ができず、局所的な情報が絶対と思い込んでしまい危険です。



あと前述した「行政の職員に直接尋ねるのは一旦ストップ」と書いたのは、水際作戦に遭うからです。 


生活保護や障害年金といった情報は、当事者にとっては命に関わる制度なのに、職員はお構いなし。


職員でさえ誤った情報を相談者に伝え、諦めさせるなんてこともあります。酷い話ですが事実です。


これは自治体の立場で考えると分からなくもないです。国から与えられた予算の中で遣り繰りして、なるべく出費は避けたいものですからね。イジワルな職員もいるでしょう。許せないけど、これも事実です。


だから生活保護や障害年金に関しては、まず書籍で正確な情報を掴んで理論武装をしてから臨むのがセオリーになるでしょう。当事者一人では水際作戦に憚れたのに、NPO団体の人に窓口に同行をしてもらったらガラっと職員の態度が変わり生活保護の申請にこぎつけたというケースもあります。


これは「行政ガチャ」という言葉もありますが、あなたの自治体の職員がどういう人かはわかりませんが、まず理論武装する必要はあるでしょうね。



話が逸れましたが、何事も情報は誤った内容が先行しがちで、それを鵜呑みにした人は本来活用できるはずの情報を活用せずに苦しいままで生きているのは勿体ないなぁと思う次第です。



懐かしい話を一つ。

 

この話は参考になる人がいると思う。

 

 

 

昔クローズ(障害開示せず)で働いていたとき、障害者手帳を持ってる状態で退職しました。

 

んで、240日間だったかな?無職の状態でハローワークに月1回通い、失業手当をもらってました。

 

そして、その240日間が終了する間際に、障害者用の職業訓練校へ入校をして、さらに300日間引き続き失業手当をもらって、結局就職せずに卒業した経緯があります。

 

“障害者”だから、そこらへんは一般人よりは優遇されて給付日数が長く利用できました。

 

(『特定受給資格者・特定理由離職者』やら『就職困難者』を駆使したので優遇措置が取られました。日数も曖昧ですがだいたいそのくらいでした(雇用保険被保険者期間と年齢により給付額や給付日数は異なります)。要するに使える制度はフル活用してなるべく長くダラダラ金をもらえる手続きをして生きてました。)

 

 

 

 

入校した直後はマジメに就職目指してたんですよ。

 

経理事務科だったかな?

 

簿記やオフィス系のソフトを学ぶコースで。

 

そこである訓練生と出会いました。

 

障害者用の訓練生だからといって別にお互いの障害を開示する必要はないですが。

 

ただ、そこで決定的に分かってしまったんです。

 

「この人絶対にASDじゃん。あ〜…こりゃ就職ムリだわ」と。

 

まるで自分をありのままに客観視した姿がその人でした。

 

俺は社会で健常者に精一杯擬態して生きてきたけど、その人は擬態もせずにASDのまんまを表現してたんですね。

 

「表向きはこの人みたいにはならないけど、内奥ではこの人そのまんまだな、俺」と。

 

しかもそれが入校して30日目で出会って悟ったもんだから、残りの300日間は金をもらうためだけに通い続けたんですね。当時はキャッシュフローの関係上で現金が必要でした。だから時折メンドクさくて休みながらも、通い続けたのが苦痛でした。片道90分もかかったし。

 

その人も決してヤル気がないとかじゃないのですよ。障害特性上、パーソナルスペースは簡単に侵害してくるし、処理動作値が低いせいか何をやってもトロいし、興味がない課題に対しては取り組むことができずに眠ってしまう。

 

ハッキリ言えば人間社会でやっていけない人間ですよ。それでも訓練生っぽい振る舞いができない人だったんでしょうね。

 

私も私で自分の今までの人生を悟り、「ああ…俺の本性もまたこの人なんだ」と思いました。

 

同族嫌悪のせいか見てるだけでイライラもしてしまいますし、その人がいるだけでムカついてしまったんですよね。

 

でもそれがその人だから仕方ない。

 

ムカつく俺も仕方ないわけです。

 

誰も悪くない。

 

 

 

 

というわけで職業訓練校へ行ったのに、絶対に就職はしないと決めさせてくれた人との思い出でした。

 

あの人就職できたんだろうか…

世の中には強欲な人っていますね。

 

あれ欲しい!これ欲しい!

 

それが良いか悪いかはさておき、よくそんなに欲があるなぁと感心してしまう。

 

欲というより、興味なのかな?

 

 

 

一方で、生まれてから私はそれとは無縁。

 

これは発達障害のASDのためだろう。

 

興味があるなしが極端であり、生活に支障が生じることもあった。

 

幸いなのは、金がかかるものに関しては一切興味が沸かず、興味があるとすれば知識欲だった。

 

欲…とは違うくて、興味。

 

強迫性障害めいたところまで突っ走る人もいて、過集中で一週間丸々のめり込み寝食を忘れぶっ倒れて入院した人も世の中にはいる。その感覚は共感する。

 

あ〜俺がブランドものや車や腕時計や、ラグジュアリー的なものに興味がなくて良かった。

 

持ち前の収集癖が止まらなかったかもしれない。

 

もし興味を持っていれば、浪費癖だったかもしれない。

 

ま、何がどう幸せの基準かは人それぞれで、正確には脳それぞれって感じかな。

 

投資で何百万円、何千万円と損したことはあるけど、なんかよく悔しさというのが分からないのだ。

 

どうせ使わない金だし、なんか資産管理のために節税やら相続やらのあれこれ頭のリソースを割くことで気が休まらなかった。

 

あれはあれで、今にして思えばあの資産を売却して一時的には税金がのしかかるけど、ま〜そうしておけば良かったなぁとか思う。

 

ま、金を増やしたければ、またコツコツ投資すりゃいいんだし、自分が生きていく分さえあればいい。

 

ただ投資するには元手は必要だから、その分は貯蓄するけどさ。

 

ま、いざとなりゃ生活保護あるし、心配するのもアホらしい。

 

俺に家族がいれば、お金の捉え方も変わるんだろうけど、ずっと独りだったし、これからも独りだろう。

 

ASDという普通ではない脳みそなので、感覚を共有しづらい。100人に1〜2人の割合のASD。

 

人生を語れば、一般的なASD人が歩む人生で出くわす苦難は当たり前に経験してきたから、あれだから。ま〜とにもかくにも生きづらいよ。この脳のせいでw

 

 

ま〜金の価値も、普通の人とは違う捉え方してるんだろう。みんななぜそんな欲するのか?

 

金を使うときは10円単位でも安いほうを買うくせに、投資ではそんなの関係なく一回のトレードで数十万稼いだり、損したり。もはやよくお金が意味がわからず、数字としか見ていない。

 

「お金は大事だよ」

 

意味が分からない。これも全て脳のせい。