《前編》 より


 

【「祈り」に関する、欧米人の意識】
 欧米では「祈り」に対して私たちが想像する以上に研究が進んでいます。・・・中略・・・。
 医療の研究の論文が発表されているデータベース『パブメド』というのがあります。このパブメドでは「祈り」の研究だけで4万件以上の論文が発表されています。膨大な量の祈りの検証がされています。
 今やアメリカの医師の50%近くが患者のために祈っています。国立ヘルスケアリサーチ社の調査では。医療現場でアメリカの医師の43%が実際に「祈り」を使っているのです。また、アメリカ人の意識調査では、国民の82%の方々が祈りによる「癒し」を信じています。(p.110-111)
 パブメドにある検証データの中のいくつかが記述されている。
 日本語で「偽薬効果」と言われる「プラシーボ」は、「自分が治る」と信じることで発生する効果だけれど、「祈り」は、患者自身の思いとは無関係に効果が表れる。また、祈る人と患者の間の距離など全く関係ないのは言うまでもない。祈りの効果は、量子論の知見を基にすれば容易に語り得る。
 スピ系著作で言及される量子論的見解をなぞりたい方は、下記リンクに紐付くリンクを3つ目あたりまで辿ってください。
   《参照》  『テラヘルツ波エネルギーの神秘とその応用 第1巻 基礎編』 新納清憲(parade books)
            【全ては繋がっている】
 

 

【効果的な祈り】
 ヒーラーなどの祈りの専門家と一般人とでは、祈りの効果に違いが生ずる。
 「祈りの専門家」の方が、確信を持って明確に「意識の力」を使う事から違いが生じます。相手に対して意識のレベルで確信がありますから、集中力が違うのです。その集中力と明確さが違いに現れていると思います。(p.121)
 祈りの効果の違いは、「確信力」と「集中力」と「イメージ力」の差によるだろう。
 特に、「集中力」は、「祈り」という点を除いても最重要因子なので、下記リンクを付けておきます。
   《参照》  『地球を救う愛のスイッチ』 ペガサス (ヒカルランド) 《前編》
            【人生は何のためにあるの?】
   《参照》  『地球を救う愛のスイッチ』 ペガサス (ヒカルランド) 《後編》
            【「集中状態」の継続と“悟り”】
 

 

【観察者効果】
 私達は、「ゼロ・ポイント・フィールド」と呼ばれる量子の海の中にいます。量子の世界では、「オブザーバーエフェクツ=観察者効果」と言って、意識を持って観察した瞬間に、量子が収縮して普段はぼやけているものがはっきりします。
 これはどういうことかというと、意識を持って働きかけた瞬間に量子レベルでは変化しているのです。このことからすべての物質は「ゼリー状」であると言われています。(p.124-125)
   《参照》  『空 舞い降りた神秘の暗号』 Mana (三楽舎)
           【観察意識と物質化現象】

 

 

【被爆は、生命進化のチャンス】
 チェルノブイリで被曝した生物達は、進化してかなり強力な生命になっています。・・・中略・・・。
 だから、・・・中略・・・。
 生命の進化のチャンスを日本人はいただいているとも言えるのです。
 私達がこの経験を、飛躍のチャンスとして受け止める気持ちになれば大きな進化になります。
 特に日本人がこれを経験することに意味があると私は思っています。放射能から逃げるのではなく、受け止めるのです。私たち人類は、それだけのことを地球に対してしているわけですから、自分の問題として解消に向かわせる努力をすることです。(p.138)
 日本人は、被爆する=放射能を受け止めることで世界に奉仕している。このことは、日本民族のカルマにかかわることでもあるのだけれど、さらに地球進化(一体化)を修正的に司る役割のある民族として、地球生命系に組み込まれたのだということが、下記リンクに記述されている。
  《参照》  『ギャラクティックファミリーと地球のめざめ』 ジャーメイン&サーシャ(リサ・ロイヤル)《後編》
           【日本人と放射能問題】
           【一体意識への先導役】
           【日本人:地球を統合する使命】

 そもそも、放射能は意識によって無化しうるもの。
  《参照》  『これから10年「世界を変える」過ごし方』 滝沢泰平 (ヒカルランド) 《前編》
           【放射能汚染のポジティブな解釈】

 これを成しつつ、世界の一体化を促進させるという本来の目的を成し遂げること。
 これこそが日本人の役割。
 「今まで西洋人は個人が一番になることを目指してきました。でもそれは間違っていたのです。これからの人類は「ボンド」=絆の意識が大切なのです。あなた達日本人は既にそれを持っています。あなた達は、これからの人類のモデルなのです」 (p.161)

 

 

【世界中の宗教の祈り】
 私は映画『祈り~サムシンググレートとの対話~』を作ろうと思ったときから、毎朝、世界中の祈りをしています。
 神道の「とほかみえみため」「身禊祓」「ひふみのりと」「大祓」。
 ユダヤ教の「平和をつくりたもうお方」。
 仏教の・・・中略・・・。
 それぞれの宗教のことを学習して、それぞれの祈りをして気付くのです。
 祈りは皆、宇宙の根元に繋がるのです。
 例えば、神道の「身禊祓」などをしていると、自分が祓われて透明になり全てに満ちるような体験をします。
 キリスト教の「キリエ・エレイソン」を唱え続けると、キリストと一体化して宇宙との一体感を感じ始めます。イスラム教の「ラー・イッラッハー・イッララー」と我を折って唱え続けると、アラーと一体化して宇宙とひとつになっていく感覚になっていきます。それぞれの宗教を通じて、宇宙の根元と繋がるのが「祈り」なのです。 (p.150-151)
 ここまで真摯に、あらゆる宗教の「祈り」を実践している人って、一体全体どれほどいるのだろうか。
 あらゆる宗教の祈りを知らなくても、「自分の宗教だけが正しい」系の独善的宗教観念にとらわれているような気の毒な人でないなら、「愛に国境はない」ことなどごく普通に理解した上で「祈り」を実践している。
 「祈り」と「世界の一体化」は、互いを強固に結び付け、定着させる上で、最強の作法である。
  《参照》  『世界支配者vsライトワーカー』 サアラ×玉蔵 (ヒカルランド) 《4/4》
            【祈りの大切さ】


 

<了>