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 だいぶ前から、農業に興味を持っているスピ系のみなさんから、「アートテン」という言葉を何度か聞いていたのだけれど、スピ系に関して何の知見もなさそうな知人が農業をするという話を聞いたので、今頃になってこの本を読んでみる気になった。農地を持ちながら、それをほったらかしにしていたチャンちゃんのようなグータラな人たちが、この本を読んだら、何かを作ってみたくなることだろう。2015年10月初版。

 

 

【アートテン農業】
 農業に必要な何十種類(水田用は600種類)もの宇宙情報を入れたセラミックやカードを作り、畑の四隅に埋めることでアートテン農業はスタートしました。そこには土壌に必要なものを取り入れ、不必要なものを除去する情報が埋め込まれています。その結果、気候や害虫に影響を受けず、しかも・・・中略・・・おいしい作物が穫れるのです。(p.28-29)
 スピリチュアルに関して、何の知識もないような人なら、「宇宙情報を入れたセラミックやカード」などという記述を読んだだけで、モロに眉唾なんだろうけど、色霊、形霊などに関する理解がホンの少しでもある人なら、巻末に付いている4枚のカラフルなアートテンカードを見ただけで、モロに得した気分になることだろう。
 この本には、『カタカムナ』文献でおなじみの楢崎皐月さんが言っていた「イヤシロチ」という単語は一度として出てこないのだけれど、アートテン農業は、イヤシロチ化を含んで、さらにそれ以上のパワーがあるような気がする。
    《参照》   『イヤシロチ』 船井幸雄 (評言社)
 

 

【アートテンの名前の由来】
 そうした農法をアートテン農業と名付けたのは、かつて陶芸家であり料理人であった私の敬愛する北大路魯山人が、自然の味こそ天が作る芸術作品だとして「天味」という言葉を使っていました。本当においしいものは天の味なのです。私はそこから、おいしいものを作る自然農法を「アートテン」と名付けました。(p.29)
 アートテンは、「芸術&天」 ⇒ 「天の芸術」 と理解しておけばいいだろう。
 本書の全編を読むと、著者の高橋呑舟さんは、すご~~~いシャーマンさんであることが分かるけれど、そんな高橋さんが作ってくれるアートテンの「宇宙情報入りセラミックやカード」を、土地に埋め込むことによって、宇宙エネルギーが降ろされるのだろう。

 

 

【アートテン農業の難しい側面】
 アートテン農業が難しい側面もあります。それは創る人の意識に作用されてしまうことです。いいものを作ろうとすると一生懸命努力している人にはいい結果をもたらしますが、結果だけを気にしている人、あまり世話をしない人にはいい結果が出ません。さらに花咲じいさんのような心根の人柄こそ、本物を作ることができます。これは直接ご本人にお話することもできず、その点はじつは困りものです。自ら気づいてもらうのがいちばんです。(p.33)
 アートテンが宇宙の叡智・情報(宇宙意識)を地上にダウンロードしていても、その場に係る人間の意識の周波数が低いと、せっかくの高い周波数の宇宙意識が活きなくなってしまう。粗雑な波動は繊細な波動を容易にダイナシにしてしまうのである。こういうことはスピリチュアルな世界に馴染んでいる人は体験的に知っているだろうけど、そうでない人は殆ど理解していない。
 そのような人は、木村秋則さんの『奇跡のリンゴ』を読んでも、「微生物豊富な自然状態のフカフカの土」という点だけ理解して、木村さんが、「リンゴの木に、愛情を持って話しかけていた」という点を全く見ていないのである。
    《参照》   『すべては宇宙の采配』 木村秋則 (東方出版)

              【言霊】 【奇跡のリンゴを可能にしたもの】

 アートテンを活かすノウハウを簡単に言うなら、「宇宙を信頼し、超技術はアートテンに任せ、人は愛念に徹して努力する」と言うことだろうか。

 

 

【これからは宇宙化時代】
 アートテン農業は、太陽系の惑星や銀河宇宙と星座群などの星から情報を得て、それをデジタル暗号としてカードに入力し、耕作地に埋没して使用しています。そこにはコンピュータ管理を上回る天候不順や、自然災害に対応できる情報を入れて対処しています。そういった意味では、アートテン・テクノロジーは宇宙化時代の最先端技術のひとつです。その目的は、安心して食べられるおいしいおいしいお米が無事に育ってくれることです。
 これからは宇宙化時代になります。いかに宇宙情報を取り入れていくかによって技術は大変化します。(p.36)
 高度にスピリチュアルなシャーマンさんたちって、いつの時代も宇宙情報と繋がっていたのであるけれど、ダークサイドの宇宙存在たちは、全ての人間が高度なシャーマン的資質を持ってしまわないように、「唯一神を超えることはできない」とする教えの宗教を使って、長年にわたって人類を支配してきたのである。
 しかしもう、そのような暗黒時代は終わろうとしている。ところが、せっかく終わろうとしていても、宇宙に意識が向いていないと、アンテナが無いのと同じで、宇宙意識に繋がることはできない。意識に関するこういったことは、量子物理学で得られている成果を知っている人の方がよく理解しているだろう。
 日本と世界を良くしようとする上で、大切なのは、宇宙意識を封印するために地上でなされてきた積年の「洗脳」からとっとと出て、宇宙化時代に対応した開かれた意識を持つこと。少なくとも、それらを否定しないこと。
 見えない世界を否定すると、次の発展がありません。じつは見える世界は見えない世界から作られています。私はそれが10のマイナス20乗なのか、10のマイナス30乗なのかわかりますし、それを消去する形状が星座からの情報で得られます、
 私が取り組んでいるヒーリングは、いわば量子医学であり、私がやっている農業は量子農業だという人もいます。今はそういう宇宙スケールの時代です。そうした医療には薬も注射もいりません。(p.46-47)
 現在の地球の科学力では、捉えることのできない非常に繊細な波動帯域は、まだまだいくらでもある。そのようなことは、従来の科学の延長線上に、当たり前に考え得ることで、下記リンクのような著作は昔からいくつもあった。しかしながら、観測できないからというだけで、正当に評価されることなく、活用もされてこなかったのである。
    《参照》   『新ミレニアムの科学原理』 実藤遠 (東明社)

 しかし、宇宙は、そのような繊細な波動帯域の量子波で満ちているのだから、宇宙化時代とは、それらを活用するようになる時代なのだということ。

 今の日本には、宇宙意識(波動)をダウンロードができる人々が、少なからずいるだろう。著者の高橋呑舟さんの他に、テラヘルツ量子波で日本を救済しようとしている佐藤清さんも、その内の一人なのだと思います。
    《参照》   『なぜこれほど多くの病と不調が【テラヘルツ量子波エネルギー】で消えてしまうのか』 佐藤清

 

 

【宇宙が偉大だということを本当に、透明になるほど信じなさい】
 私は関英男さんの本から宇宙との交信方法を学びましたが、そのなかで関英男さんはこう言っています。
「宇宙が偉大だということを本当に、透明になるほど信じなさい」
 私は本当に、透明になるほど、そのことを信じました。 (p.48)
    《参照》   『プレアデス星訪問記』 上平剛史 (たま出版) 《前編》

              【神の力を招く方法】

 この読書記録の中にある関英男さんの著作をリンクしておきます。
    《参照》   『生命と宇宙』 関英男 (飛鳥新社)

 

 

【著者と三島由紀夫の縁】
 じつは私は、若い時に自衛隊で三島由紀夫さんと寝食を共にしていたことがありますが、前世で、三島由紀夫さん、リロさんと共にそこにいたらしいことがわかりました。三島由紀夫さんの本名は平岡公威といいますが、三島に降りたときにその地名を苗字として付け、そこから富士山の雪を仰ぎ見たことから、由紀夫と付けたのだ、とご本人から聞いたことがあります。私はその三島由紀夫さんにたいへん可愛がっていただいたのですが、それも過去世からのご縁だったということがわかりました。 (p.57)
 この話、なんか羨ましく思ってしまう。
 著者さん以外で、三島由紀夫との縁が深く、今でもそのことを著作に書いてくれているのは、美輪明宏さんや横尾忠則さんくらいだろうか。下記リンクの読書記録では、三島由紀夫のことばかり書き出している。
    《参照》   『ぴんぽんぱんふたり話』 美輪明宏・瀬戸内寂聴 (集英社)
 
 
【身体を改善するのに良い方法】
 神霊界にアクセスするかわりに、身体状態を改善するのに良い方法はないかと探していましたら、ありました。「あわの歌」です。「あわの歌」とは、「ホツマツタエ」に出てくる48音からなる歌で、イザナギ、イザナミが作ったと言われています。宇宙の自然の巡りに則っているこの「あわの歌」を歌うことで、病気にならないと「ホツマツタエ」には書かれています。 (p.91)
    《参照》   『カタカムナ 言霊の超法則』 吉野信子 (徳間書店) 《後編》
              【生命至上主義】
 なかでもオペラ歌手・柏田ほづみさんの歌う「アワの歌」は素晴らしいです。
 群馬マクロビオティックセンターを主宰されていた石田英湾さんは「この歌を唱和すればするほどわが身の生命の気が、宇宙生命の気と一体になっていく恍惚感を全身に感じられます」と言っています。(p.95)

   《参照》  『言霊アワ歌の力』 石田英湾 (群馬マクロビオティックセンター             

 
 
【ヤヌスホール】
 ヤヌスホールとは、目には見えない世界、地獄へ通じる大きな穴のことを言います。ヤヌスホールが口を開けていると悪の霊気が漂い、人は寄り付きません。原因が分かったので後は処置を施せば解決できることが分かりました。(p.103)
 ヤヌスホールがどこにあったのかというと天橋立。元伊勢籠神社や眞名井神社 があるところ。2014年9月に、著者さんがヤヌスホールを塞いでくれたそうです。
 また、日光東照宮は、天海がそこにあったヤヌスホールを塞ぐために建てたとも書かれている。

 

 

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