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 古書店で見つけたから読んでみたのだけれど、船井さんの既読本の中で読んだことのある内容が多く、殆ど復習のような読書だった。本書の口絵に写真付きで掲載されているイヤシロチは、新潟県の豪農の館(北方文化博物館)、宮古島の新城定吉さんの庭、十和田湖の奥入瀬、石川県の白山比咩神社と金劍宮、そして富士山。2004年2月初版。

 

【イヤシロチ】
 人の心が癒されるために、一番大切なのは「本物の『場』」です。それをわかりやすくいいますと、地磁気があるレベル以上に高く、マイナスイオン数が多い場所ということになるでしょう。こういう土地をイヤシロチといいます。(p.30)
 この記述は物理的な指標で語り得る土地のエネルギーの定義だけれど、イヤシロチ化を達成する上で、地磁気やマイナスイオンよりも大きな影響力を持つモノに、人間の“想念”がある。
    《参照》   『地球と人類を救うマクロビオティック』 久司道夫 (文芸社) 《後編》
              【土地のエネルギー】
    《参照》   『自分に魔法をかける本』 船井幸雄 (サンマーク出版)
              【イヤシロチとケガレチ】

 “想念(意識)”と“磁場・電場”の関係については下記。
    《参照》   『レインボーチルドレン』 滝沢泰平 (ヒカルランド) 《前編》
              【電場と磁場:自然放射能と人工放射能】
              【意識の吸引力】

 

 

【ケガレチ化した農地のイヤシロチ化】
 1950年(昭和25年)ころまでの日本の農業は人力中心の重労働によって支えられていました。少年時の農作業の大変さ、苦しさを良く知っている私は、除草剤や農薬、化学肥料が使用されだした1950年代、実感として本当に、ビックリしたものです。その後、耕耘機などの農業機械が導入され日本農業は、農作業という点では、本当に楽になりました。
 しかし、それとともに農地は急速にケガレチ化しはじめたのですが、私がこのことに気づいたのは1985年ごろです。このことについては、いまだに多くの農家や農業関係者は気づいていない状態と言えるでしょう。(p.48-49)

 一般に農薬や化学肥料は、地磁気を弱め、マイナスイオンを減らし、プラスイオンを増やすといっていいようです。(p.30)
 有機農法は化学肥料を使わないからそれなりに効果はあるけれど、土地の磁場を変えるまでの力はない。土地の磁場を変えるには、直径1m深さ1mの穴を掘り、その底に30cmほど炭素質(活性炭)を入れ、堀った土を埋め戻すだけでよい。これで周囲15mの範囲の磁場が改善されることが記述され(p.97)ている。

 

 

【イヤシロチ化する農法】
 トマトが3~5倍も実ったとか、冷夏でも平年並み以上の収穫が得られたという、かの有名なEM農法のことが詳細に書かれている。この農法はほぼ全国的に用いられたらしいけれど、微生物を永続的に繁茂させる環境維持までは配慮されなかったか、化学肥料会社とつるんだ農協や県職員によって、「それほど効果はない」と判定した地域が多かったらしい。EM農法以外に、以下の農法が一覧で記述されている。
・生体エネルギー農法   佐藤政二さん
・BMD農法       近藤和子さん
・ピロール農法      黒田与作さん
・シアノ・バクテリア農法 中村津由美さん
・グラビトン農法     畠中卓明さん
・光触媒農法       末廣淳郎さん
・不耕起農法       岩澤信夫さん
・サーフセラ農法     佐々木学さん
 これらの農法は、手法はそれぞれ異なりますが、見事に農地をイヤシロチ化します。(p.67)

 

 

【すべての人を癒す富士山】
 私は自然が大好きです。とはいえ、いつ見ても、どこから見ても、富士山は実物そのものはもとより、その写真や画までもが、常に私を元気づけ癒してくれるのです。そのような存在は、大自然の中にもそんなにありません。特別な存在だと思っています。(p.115)
 「写真や画までもが」とあるけれど、それに関する方が紹介されている。
 彼女(ろうけつ染めの名人・中村今代さん)の染めた富士山の画は、一枚だけ玄関に掲げると、その家や会社が、イヤシロチになるといわれています。
 また、富士山の写真しか撮らないといわれる 
ロッキー田中さん とも親しくなりました。彼の「赤富士」や「光輪」は、すごくエネルギーを与えてくれ、心身をまっすぐ健康にしてくれるように感じます。(p.115)
 なんといっても富士山は地球のサハスラチャクラに相当する最重要ポイントなんだから、パワフルなのは当然。というとこは、今この時代、日本は「富士山という強烈な“両刃の剣”を保持している」ということになる。

 

 

【場所と人】
 本物サプリメントとしてパパイアを原料にしたカリカPS-501のことが言及されている。
 同じパパイアを使った発酵食品となれば、一般の方には同じに見えます。でもPS-501とは全く効力が違う。なぜならPS-501はフィリピンのある島で採れるパパイアのみを主原料としているからです。
 この島で採れるパパイアは、他の土地で採れたパパイアとは明らかに効力が違う。(p.129)
 つまり、カリカPS-501の主原料を生産しているフィリピンのある島は、イヤシロチ化(=本物化)しているということになる。
 また、それを扱う人の想念も本物化にとって大きな影響力を持っているから、製造販売する人の心・想念・意識も重要である。例えば、同じ麻の服でも、「何処で採れた麻か」、そして「誰が作ったか」でも、その効果は違ってくることになる。
 人々の心と行為が正しければ、その人たちが住んだり使用する土地は「イヤシロチ」になるようだ・・・と気付いて十数年たちます。(p.148)
 カリカPS-501の驚異的な効能について数ページにわたって記述されているのだけれど、これを読んだら誰だって試してみたくなってしまうだろう。
 読者の皆さんも、ぜひ研究して、よろしければ「カリカPS-501」とお付きあいください、
(なお 
「カリカPS-501」の製造・発売元は ㈱済度 です。) (p.133)
 100包入りをまとめ買いしても一袋250円と安くないけれど、病院が供給する副作用タップリな薬にお金を費やすくらいなら、このような本物サプリの方が遥かにいいだろう。

 

 

【金劍宮と山ノ神奥宮】
 金劍宮とこの山の幸彦が祭られている富士吉田の「山ノ神奥宮」の両方にお願いすると、ビジネスの望みが早く叶うとのこと。石川県と山梨県に離れ離れになっている親子が、力を合わせて願いごとを聞いてくださるからなのでしょうか。山ノ神奥宮は富士吉田の浅間神社のすぐそばにあります。(p.216)
 金劔宮 は 白山比咩神社 の北北西約2kmほどの所にある。
 金劍宮の祭神はニニギノミコトであり、山ノ神奥宮の祭神である山の幸彦は、ニニギのミコトとコノハナサクヤヒメの間に出来た子。

 

 

【イザナミと菊理姫】
 私の解釈では黄泉の国から逃げ帰ってきたイザナギの尊をあたたかく迎え、その傷心を癒したのが菊理姫だと思うのです。したがって、イザナミの尊は、菊理姫に何千年も強い嫉妬心をもやしていたと思えてならないのです。
 それは、主としてスサノオの尊とイザナミの尊を主祭神とする熊野大社系と菊理姫を主祭神とする白山大社系の神社は、ともに全国に何千社とありますが、あまり仲がよくなかったように思うのです。相次いで両系統におまいりすると、歓迎されないのです。特に熊野大社系のお宮さんが怒ったように感じたからです。
 ところが最近、日本のためにというか、よい世の中を創るためにイザナミの尊と菊理姫は仲直りをしたように思えるのです。
 そのお礼を兼ねて2003年11月に出雲の八雲村にある熊野大社におまいりしました。ここは熊野三社に匹敵する熊野大社系の本宮といっていい大社です。出雲大社の兄貴格の大社です。(p.219-220)
 下記リンク内容とピッタリではないけれど、大筋は同様なことが書かれている。
    《参照》   『神の仕組み 神界再編と世界変革』 佐田靖治 (光泉堂) 《中編》
              【神仕組みの完成図】
              【「天の安河のうけひ」に隠された真実】

 「何でイヤシロチの話なのに、日本神話の神々の話になるのだろうか?」 と思う人がいるかもしれないけれど、先に書いたように、イヤシロチを定める因子としては、物理的な因子より人間が発する想念の因子の方が大きな影響力を持っているからである。神話の内容には、神々の“確執の様相(=想念)”が込められている。つまりカルマとしての因子が、イヤシロチ化に影響しているのである。国土の創生に関わった神々は、日本のみならず世界中のエネルギーグリッドの位置を知りながら、それらのある位置の支配権を巡って様々な確執をしてきたのだから、神々の和解は、日本のみならず世界中のイヤシロチ化に大きく影響する。
 そして日本は世界の雛型だから、日本神界を統括する日本人シャーマンさんたちやライトワーカーさんたちの様々な活動こそが、日本と世界の趨勢に大きく作用していたはずであり、今後も、してゆくはずである。
    《参照》   『神の仕組み 神界再編と世界変革』 佐田靖治 (光泉堂) 《中編》
             【雛型国家・日本】

 

 

 

 

<了>