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「この手の本は、いくつも読んできたので、もうイイヤ」、との思いで、古書買い置き書架に置かれっぱなしだったのだけれど、「もうそろそろ『闇の支配者=カバール=ディープステート』達が、年貢を納めるべき時になってもいいだろう」という期待もあって読んでみた。2007年4月初版

 

【まえがきに書かれていること】
 アメリカのある勢力が日本支配を完成させつつある ―― 。
 これはスパイ小説やSF映画の話ではない。
 今の日本社会でひそかに、しかし確実に進行している現実である。・・・中略・・・。
 今となっては周知の事実だが、ほとんどの不良債権にはヤクザや“エセ右翼”が関係している。・・・中略・・・。こうした連中の多くは、CIAなどのアメリカ政府関係、その背後にいるアメリカの特定勢力から指示を受け、カネを貰って活動していたのである。・・・中略・・・。
 ヤクザや“エセ右翼”のやっていることをよく見るといい。彼らは北朝鮮を叩く、ロシアを叩く、中国を叩く、しかし、アメリカについてはほとんど叩かない。口で愛国心を叫びながら、日本の国益のために働く政治家やジャーナリストも“抹殺”する。一つも日本のためになることはやっていない。(p.8-9)
 警察も検察もCIA指揮下の組織だから、ヤクザやエセ右翼が関わった犯罪は、「捜査なし」なのは言うまでもない。
    《参照》   『日本がアルゼンチンタンゴを踊る日』 ベンジャミン・フルフォード (光文社)
              【先進国では例がないほど深い闇社会と支配層の癒着】

 アメリカの意向に沿わない人物は、冤罪を作り上げ留置場にぶち込む。警察や検察はそのために存在するのである。その実態はCIA指揮下の公設暴力団だから。
 そのような「闇の権力」によって殺された人や、留置場にぶち込まれた人々(チャンちゃんも、そのうちの一人)の事例は、過去の読書記録の中にたくさん書き出してきたけれど、この本にもたくさん記述されている。

 

 

【オランダという国】
 リップルウッドなどが中心となった投資組合は、これだけ濡れ手に粟のボロ儲けをしておきながら、日本にビタ一文の税金も納めていない。・・・中略・・・。そもそも、投資組合「ニューLTCBパートナーズ」は名目上のペーパー組合で、リップルウッドの傀儡団体にすぎない。この投資組合、なぜかオランダで作られたことになっている。そうすれば、日本で儲けても税金を払わなくて済むことに気がついたからだ。
 日本とオランダとの間で結ばれた条約によれば、オランダの会社が日本で行った株式取引で利益を上げた場合、その課税権はオランダにあると定めている。・・・中略・・・。
 しかも、である。オランダ国内の現行法では、自国の法人が、外国での投資で利益を上げても、課税しないことを定めている。つまり、リップルウッドは新生銀行で巨万の富を荒稼ぎしたにもかかわらず、どこの国にも税金を納めなくても済むのだ。(p.33)
 オランダは、ビルダーバーグ会議を主催してきた、「闇の権力」の中枢となる王族の地である。
 ヨーロッパ諸国の経済格差を広げ、世界を混乱させ、戦争をも企画している連中の中枢となっている国である。
 アルシオン-プレアデスの動画 を見ている人にとっては、実に分かりやすい内容だろう。
 破綻させた長銀を安値で買収して新生銀行を作ったリップルウッドに関しては、暴利を貪るだけではなく、日本経済の復活阻止こそが主たる目的だった。
    《参照》   『経済大国なのになぜ貧しいのか?』 苫米地英人 (フォレスト出版) 《中編》
              【日本経済の発展を阻む「長期貸付の仕組み喪失」】

 

 

【りそな問題の闇】
 実のところ、りそな問題はジャーナリストが扱う危険なトピックのベスト3に入る。この問題の“闇”を知り、追及した人たちは、ことごとく不審な死を遂げたり、微罪逮捕されたりするからである。(p.42)
 それは、りそな国有化が脚本・アメリカの“闇の権力”、出演・小泉純一郎、竹中平蔵による壮大なインチキ芝居で、戦後政治の地図が塗り替わるほどの大陰謀だったからだ。(p.45)
 殺されたのは、朝日監査法人会計士の平田聡さん。朝日新聞社の鈴木啓一さん。
 微罪逮捕ではなく冤罪逮捕は、国税調査官の太田光紀さん、と、言わずと知れた植草一秀さん。
    《参照》   『売国者たちの末路』 副島隆彦・植草一秀 (祥伝社)
    《参照》   『幸せを奪われた「働き蟻国家」日本』 ベンジャミン・フルフォード&カレル・V・ウォルフレン
              【小泉改革に乗じたトヨタ】
 ハゲタカらの外資系ファンドがバブル崩壊後から買い漁ってきた株式や企業の価値を、ここで一気に高め、放出し、巨万の富を得るために行われたのが、りそな銀行国有化だったのである。それはアメリカ政府との話し合いの結果行われたのである。
 植草氏はこの「外資系ファンド、国会議員、政府関係者」による“インサイダー取引”の解明を、メディアで訴え続けていたのだ。(p.50)
 夜のゴールデンタイムに放映されている池上彰の経済番組は、こういったことの真相になど決して触れはしない。それどころか9・11でさえ、未だに“テロだった”という呆れた情報操作に加担して番組を構成しているのである。
 このオッサンも、結局のところ自分の生活のために、「闇の権力」に阿って何でもする、ありふれたウンコ親父である。

 

 

【ウォール街の本音】
 『ウォールストリート・ジャーナル』は「郵政民営化が実現すれば、350兆円もの巨額資金が日本から流れることになる。そのうち1~2%ぐらいの費用を使って日本のマスメディアを買収し、広告を打っても惜しくない」と書いた。これが、ニューヨークの金融マンたちの本音というべきだろう。(p.82-83)
 9・11以降、日本国内テレビで、外資系保険会社の広告が非常に増え、今でもまったく減っていない。保険会社は、「闇の権力」を構成する金融資本家たちの露骨な牙城である。日本国内においても、保険料自己負担比率も、着々と増えつつある。「闇の権力」による日本支配は、確実に進行しているということの何よりの証拠である。
    《参照》   『姿なき占領』 本山美彦 (ビジネス社)
              【タイトル解題】
                ~【郵政民営化を狙ったUSTRの意図】

 

 

【安倍晋三をとりまく“黒い人脈”】
 岸首相の系譜である自民党の派閥、旧「清和会」そのものが右翼やヤクザと密接な関係にあることは、これまで書いてきた数多くの生臭い話からも明らかだろう。さらに最近、安倍首相本人が黒い人脈と深い関係にあることを示す証拠がいくつも報道されている。
 そのひとつは、統一教会=勝共連合との癒着である。
 内閣官房長官時代の昨年、霊感商法・合同結婚式で悪名高い世界基督教統一神霊協会(統一教会)の関連組織「天宙平和連合」の集会に祝電を送っていたことが発覚。そもそも、安倍首相の祖父である岸信介と父の安倍晋太郎は、ともに統一教会とは密接な関係にあった。
 岸は統一教会の政治組織「国際勝共連合」の創立に協力しているし、統一教会のさまざまな集会でスピーチを行い、カルト教祖・文鮮明後援会の主催者にまでなっている。(p.101-102)
 山口県(長州)人脈は、「闇の支配者」を介して、半島勢力とつながっているということを知っておきましょう。

 

 

【ベンジャミン・フルフォードさんの保険】
 実は、私はこれまでの取材過程で、複数の信頼できる筋から石井議員殺害を命令した政治家と実行したヤクザの名前を聞いた。揺るぎない証拠も手に入れた。しかし、現段階でそれを公開することはできていない。今の私にとってかけがえのない“保険”になっているからだ。
 この政治家とヤクザの名前、犯行の証拠は、ある場所に隠しており、私の身になにかあったら一斉にメディアに流れるよう、手配してある。今、私は日本人の疑惑を暴くよりも、欧米の“闇の権力”の実態を暴くほうに全精力を注いでいる。その過程でありとあらゆる敵から命を狙われている。しかし、私が殺されれば、石井議員殺害の実行犯がわかってしまうので、彼らも迂闊には手が出せない。読者の方には申し訳ないが、もう少し待ってほしい。“闇の権力”の実体を暴いた暁には必ず、石井議員殺害事件についても発言しようと思う。(p.118)
 特別会計に絡む情報を入手した石井紘基議員が、自宅の玄関前で刺殺された事件は、日本の深い闇を象徴している。
    《参照》   『経済大国なのになぜ貧しいのか?』 苫米地英人 (フォレスト出版) 《中編》
              【官僚利権】

 

 

【戦争の口実】
 事件を捏造し、それを口実に侵略を開始する。それは9・11事件だけではない。実は、アメリカ史を見てみればいくらでも前例がでてくる話なのである。むしろ。戦争の口実となる事件を捏造し、ウソの情報を流すことのほうが圧倒的に多いといっても過言ではない。(p.222)
 日本を第2次大戦に巻き込むために誘導された真珠湾攻撃はいうまでもなく、そのような事例は下記リンクのリンクにも記述されている。
    《参照》    『次元「超」突破』 エハン・デラヴィ×中丸薫 (ヒカルランド)《前編》
               【アンゴラ内戦の裏側】

 他に、リバティ号事件 (第3次中東戦争を長引かせるために、アメリカは自国のリバティ号を沈没させたのだけれど、現場をソ連に目撃されてしまい頓挫) や、ルシタニア号事件 (アメリカを第2次大戦に参戦させるために、ドイツに沈没させるよう意図的に仕組んだ客船ルシタニア号事件。こちらはまんまと成功) がある。

 

 

【イルミナティ大幹部が予言する世界の未来】
 “闇の権力”=“ニュー・ワールド・オーダー”が劇的な方針転換を遂げ初めていることを指摘した。
「いわゆる“ニュー・ワールド・オーダー”は2002年の段階で、既にチェンジしました。これまではアメリカが中心でしたが、2002年からの世界戦略はEUが中心です。・・・中略・・・。これからは、EUをメインにアメリカとバランスを取らせて、中国、日本を噛ませる。これ以上は言えませんが、そういう構想です」
 話は多岐に及んだが、とても活字にはできない話が多いので残念だ。(p.236)
 2001・9・11は中心移動の目的も含んでいた。
    《参照》   『聖書の暗号は知っていた』 伊達巌 (徳間書店) 《中編》
              【911の真の目的】

 先頃、レプティリアン中枢国家・オランダ発のマレーシア航空機がウクライナ上空で撃墜されたという事件があったけれど、これもミエミエの捏造事件である。すでに複数のインターネットのサイトで写真やビデオ付きで暴露されている。このようにバラされてしまうから、「闇に権力」たちは、戦争の引き金にするはずだったけれど全く予定が狂ってしまった。そして、「闇の権力」に支配されている日本のメディアは、後を継げなくなってしまっているのである。
 ネットで真実情報を即座に得ている人々は、間抜けな日本のマスゴミがどう報道するのか、その後の報道を楽しみに凝視しているだろうけれど、流石に尻切れトンボのように報道しないという手しかないようである。
 今また、イスラエルのガザ地区で流血が繰り返されているけれど、すべてリバティ号事件と同様に、戦争ビジネスを遂行するための「闇の権力」たちによる画策であることを確信しておくべき。
 安倍首相、オバマ米大統領、メルケル独首相などが集い日米欧が結束して、ロシアを制裁するための協調関係をアピールしている画像が、昨日(7月31日)にテレビで報道されたけれど、世界を混乱させるために邪悪なことをいろいろ画策しているのは、まさにこの連中である。

 

 

 

<了>