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 日本が世界の中心となって世界を救済してゆくための必須条件が記述されている、極めて重要な本。
『タオ・コード』(徳間書店)、 『ガイアの法則』(徳間書店) (=『ガイアの法則[Ⅰ]』(ヒカルランド)) の続編として読むべき著作である。この3冊は、すべての日本人にとって必読書だろう。長い読書記録を書いたけれど、この読書記録を読んでも作品に流れている最も重要な意識の波動を感受することはできない。必ず御自分で購入して読んでください。2012年1月初版。

 

 

【新たな人類史を構築するために】
 「どうしたら天のリズムに乗れるのか」
 「新たな人類史を構築できるとしたら、何をすることが必要なのか」
 こうした『ガイアの法則』で多くの方々が知りたいと思ったであろう問いに、本書は回答を与えることになるだろう。
 個人の生き方にとっても、人類全体にとっても、本書の内容は、これから先、必要となる本質を提供するものとなるだろう。(p.14)
 ここに書かれている通りである。極めて重要な本質が書かれている。

 

 

【過去の文明と同じ過ちを繰り返さないために】
 ともすれば、人間は焦点期にある時には自分が優位に立つことに甘んじてしまうものだ。そうして、過去のほとんどの脈動点に位置した文明は、その栄光を自らのものとしてしまった。
 しかし、そうした自身のための繁栄は、周期が過ぎれば無に帰し、繁栄の分だけ衰退も大きく訪れることになる。
 地球の命のリズムは、地球全体のためにあるものだ。 ・・・(中略)・・・ 。
 135度への転換は、その聖なるリズムの中でも最大の節目の一つである。
 この転換に合わせて、人類は、今までにない調和を実現しなくてはならない。そのためには、あなた方日本人が、過去の文明と同じ過ちを犯さないことだ。(p.27)
 ガイアの法則によって、現在、脈動点(焦点期)となっている135度文明の日本は、自国の繁栄だけを考えるようなら、天意(愛)に沿えないことになってしまう。日本という国は、世界の繁栄のためにこそ育まれてきた国であることを忘れてはならない。
   《参照》   『日本民族の役割』 助安由吉 (エイト社)
             【日本民族に運命づけられていること】
「135度への転換は、その聖なるリズムの中でも最大の節目の一つである」とあるけれど、この類稀なる時期に日本人として生きていることの重要性を、決して軽く見過ごしてはいけない。

 

 

【『聖なるリズム』を主導する日本人のスピリット】
「あなたがたは今後、今までにない急速な統合性への転換を体験することになる。そしてそれを本質的に主導するのは、『聖なるリズム』が示している通り、あなた方日本人のスピリットの変化なのだ。これは法則の一結果として起こることだ。日本人本来の潜在性が、スピン焦点の力によって表面化され、世界の表側に現れることになる。その変化は、あなた方個人の力を越えた力に支えられた変化であり、すでに確定している未来だ。ただし、その時期は早まることも遅れることもある。大地のリズムに遅れるほど、あなた方の摩擦は大きくなる」 (p.120)
 『聖なるリズム』が発現するメカニズムについては、この読書記録の一番最後に記述しておいた。

 

 

【アジアの変化】
 今は清潔感のないアジアのさびれた小都市も、この半周期である2030年頃には、非常に美しい芸術性を備えた都市となる。
 そしてアジアの人々は、自身への自信を取り戻しながら、既存の経済体制を越えたアジアらしい社会を求めるようになるだろう。その変化の源泉は、政府や行政ではなく、民間から湧きおこり、国家はそれに従わざるをえなくなるだろう。まず、アジア全域の民間に対して新社会への流れを与える人々が、日本にあふれるようになるだろう。
 ・・・(中略)・・・ そうして、多くの日本の民間人が民間レベル、意識レベルでアジアをリードするようになる。これが、2030年までに急速に生ずる変化である。(p.132)
 「日本の民間人が意識レベルでアジアをリードするようになる」と書かれているけれど、現在の世界情勢、アジア情勢からは、そんなに容易にことが成就するようには思えない。しかし、以下のように書かれている。

 

 

【問題を解決してしまう生命そのものの次元上昇】
「あなた方が現在、乗り越えることが困難と思っている物事、あるいは絶対に解決不可能と思っている問題さえも、あなた方は乗り越えることになる。
 その時、あなた方はそれを奇跡と感じるだろう。 ・・・(中略)・・・ 。
 あなた方は、生命そのものの次元をその時期に上昇させることになる。 ・・・(中略)・・・ 」

 生命そのものの次元を上昇させる?
 人間そのものが変わるということなのだろうか?

「その通りだ。
 あなた方は、近い将来、今よりもずっと超感覚的な存在となる。
 人々の和合は、その超感覚によって達成されることになる」 (p.136-137)
 「和」を保つ日本人の特性がいくら優れているとはいえ、現状の日本人の平均的な精神レベルでは、到底アジアを牽引することなどできないだろう。
「あなた方は、生命そのものの次元をその時期に上昇させることになる」とあるけれど、その時期とは、今年度末をピークとする宇宙的な特異な波動を受ける期間のことだろう。
 今年度末のアセンションは地球全体のイベントだけれど、元々最大融合極性という産土力を持つ135度の脈動点上にある日本人は、より強力に励起されることによって、超感覚的な存在となる人々が増え、その結果、日本人の精神性は飛躍的に高まるということだろう。どのような超感覚が付与されるかは、下記リンクの著作にあるし、リンクした動画集の中の一つでも語られている。
   《参照》   『神との対話 ③』 ニール・ドナルド・ウォルシュ (サンマーク出版) 《後編》
             【HEBとの間の違い】
   《参照》   『アセンション関連の動画集 《その1》』

 

 

【日本人の意識にある2つの円的シンボリズム】
「あなた方日本人の意識領域に円的シンボリズムが今も色濃く残っているのは、二つの要因からだ。一つは、日本列島の大地が地上で最も母性的なフィールドであり、それは円的エネルギーとして表出されているからだ。もう一つは、それにより、歴史的に円的シンボリズムを重視していた歴史が他民族より長く色濃いことだ。
 そしてそうした全体が、国旗に表れ、あなた方の国旗は、あなた方の天命を象徴しているのだ。それだけではない、国旗同様、あなた方の国の国名にも、あなた方の天命は象徴的に刻まれている。
 あなた方の国の最古の国名を思いだすがいい」

 私たちの国は、かつて倭の国と呼ばれていた。
 そうだ!
 やまとことばの「わ」は円概念そのものだ! (p.167)
   《参照》   『星言葉』 晴佐久昌英 女子パウロ会
             【日本語の「わ」】
   《参照》   『女神と鳳凰にまもられて』 暁玲華 (アメーバ・ブックス) 《前編》
             【日本の力 “和” 】
 「円という言葉は大陸伝来の漢語だ。あなた方の国では『円』という言葉以前に、円形や円形次元を『わ』という聖音で表した。
 太古のあなた方の認識では、宇宙の原点は『あ』であり、その現れた原形次元が『わ』であった。
 それゆえに村々を円形に配置され、国全体が円形に配置された」 (p.168)
 徳島県鳴門の渦(スピン)が出来る地名を阿波(アワ)の国というけれど、古代からある地名は伊達に付いているのではない。「鳴門と富士」は枢要な仕組みになっている。世界屈指のシャーマンさんたちはこの地で神事を行い、日本の危機を何度も救済してきたのである。

 

 

【象徴伝達の文化】
「論理伝達や直線的概念に生きる人間は、その傾向へと偏りすぎると、人間と宇宙との間に分離をもたらしやすい。あなた方の社会の歪みを、根本から是正するための最大の近道は、象徴伝達の文化を復活させることだ。これこそが遠いようで、最も近い調和社会への近道なのだ」 (p.197)
 日本人は、和歌などによって、象徴伝達をおこなってきたのである。
 「たとえば、『古池や蛙とびこむ水の音』というわずかな句に、あなた方日本人は、広大な宇宙を認識することができる。 ・・・(中略)・・・ 。
 あなた方の文化は本来、そのすべてが象徴伝達と言ってもよいものであった。
 あなた方が神道と呼ぶ文化の本質は、型にある。体を通した所作によって、言葉では限界のある次元を伝えるのだ。 ・・・(中略)・・・ 。
 論理伝達は、直線次元2の伝達であるが、象徴伝達は、一点から無限に広がる波紋のような、円的次元の伝達であり、それは、135度文明の開花に不可欠な要因となる」(p.208-209)
 神道では、中心となる神を「ス神」と呼び、その「ス」を「○の中心に点」を打った記号で表すけれど、それこそがまさに、円的次元の象徴伝達そのものである。 また、「十」が回転を始めると「卍」になり、それが更に回転を速めると「ス」になる、という象徴伝達でもある。
 象徴伝達による和歌と言う芸術を持つ日本人は、そもそも文化性が高いのだということを自覚すべき。
   《参照》   『本当の愛とはなにか?』 深見東州 たちばな出版
             【智恵証覚に秀でた日本人】
 下記リンクには、象徴伝達を可能にしている日本の地理的・風土的特異性が示されている。
   《参照》   『ほんのちょっとした違いなんですが』 池田和子 (タイムス) 《後編》
             【日本文化を成り立たせているもの】