《前編》 より

 

 

【御稜威(みいづ)】
 神道を学び始めた頃、「みいづ」 と聞いて、「何それ?」 と思わなかった人はいないだろう。
 御稜威は、礼拝することによって初めて流れてくる。礼拝するとは、頭を低くすることである。(p.114)
 「頭下げて低うなって見なされよ、必ず高いところから流れてくるぞ。高くとまっているから流れて来んのじゃ、神の恵みは水のように淡々として低くきに流れてくるぞ」 (『極め之巻』第16帖) (p.115)
 辞書を引けば、「稜」 「稜威」 「御稜威」 のいずれも 「威光」 という意味になるけれど、「威光 = 神の恵み」 と理解していいのだろう。
 鎌倉幕府が定めた武家の根本法である “御成敗式目・第一条” はこの御稜威を表現している。
 「神は人の敬によりて威を増し、人は神の徳によりて運を添う」
   《参照》   箱根の写真 箱根神社境内の看板
 だから、神国日本の国民は、謙虚さを尊ぶ文化を有しているのである。

 

 

【日月神示】
 大石憲旺先生は、日月神示の重要性についてこう言及している。

「世間には日月神示のことを宗教の一種のように見る人もいるが、とんでもない間違いです。日月神示は宗教書ではなく科学書です。 “宇宙科学” のことが書いてある、宇宙レベルの書物なのです」

 日本を滅亡の淵から救い上げ、大難を小難にまつり変える “鍵” ともなるのが、第一に日月神示を広めることだという。(p.296)
 それも一つの方法かもしれないけれど、出口王仁三郎さんがなした神仕組みの継承者が行う神事に参加・協力できればベストだろう。
 “富士の仕組み” をなした出口王仁三郎さんの秘儀を継承し、最も強力な(タイトルにある)大禊祓いそのものである “鳴門の仕組み” なしているのは深見東州先生のはずである。予言的なことはめったに語らず、専ら人の育成や企業活動や社会福祉や芸術活動に力を注いている方だけれど、出口王仁三郎さん霊力の継承者として抜きんでた秘儀を行えるのは間違いなく深見先生のみである。道院紅卍字会も深見先生が継承されている。香港は閉じてしまっているし、台湾でも道院紅卍字会の霊統は既に失われていると語っていた。深見先生については、下記参照のこと。
   《参照》  『地球維新 天声会議 宇宙の黙示録』 監修・中今悠天 (明窓出版) 《後編》
           【小泉大志命先生が会われた3人】
           【小泉大志命先生が深見先生に言ったこと】

 著者は、文献的な紹介者としての役割なのだろう。『日月神示』の神(真)意は、神仕組みの継承者のみが正確に語り得るはずである。

 

 

【身魂磨き】
 下記の記号 ◎ は、本文中では ○ の中に ゝ の記号が書かれたものであり、神道系教団では一般的に 「ス神」 と読んでいる。宇宙の中心にある神、というような意味である。
 日月神示の冒頭に記されている有名な言葉を思い出して欲しい。そこにはこうある。
 「富士は晴れたり、日本晴れ。◎の国のまことの◎の力をあらわす代となれる、仏もキリストも何も彼もはっきり助けて、しち難しいご苦労のない代が来るから、身魂を不断に磨いて一筋の誠を通してくれよ。
 いま一苦労あるが、この苦労は身魂をみがいておらぬと越せぬ、この世始まって二度とない苦労である。このむすびは神の力でないと何もできん、人間の算盤ではじけんことぞ。日本はお土が上がる、外国はお土が下がる。都の大洗濯、鄙(田舎)の大洗濯、人のお洗濯。こんどはどうもこらえてくれというところまで、後へ引かぬから、そのつもりでかかって来い。◎の神の力を、はっきりと見せてやる時が来た。(『上つ巻』第1帖)(p.310-311)
 “身魂磨き” については、関英男博士は “洗心” と言っていたし、中丸薫さんも同様のことを常々述べている。

 

 

【イエローストーン】
 上記の日月神示の文章の中に、「外国はお土が下がる」 とあるけれど、フリーメイソンが製作したという映画では、アメリカのイエローストーン国立公園が、破局の引き金のように噴火して、大地が次々に崩落して行く様子が描かれていた。
   《参照》   『2012年へのカウントダウン 闇の権力 フリーメイソンの大分裂』 中丸薫 《後編》
            【映画 『2012』 】
 キリスト教世界の終末願望を含め、一応、科学的なデータも踏まえて創られていたのである。
 北アメリカ最大の火山地帯に位置するイエローストーン国立公園では、ここ数年間で半径数キロにわたり、地面が大きく隆起しているという。(p.360)
 もしもマグマ溜まりが地下二千~三千メートル付近にまで上昇していたら憂慮すべき事態だったが、現在は地下1万メートル付近に留まっており、「その心配は払拭された」 という。〈ナショナルジオグラフィックニュース〉 (p.361)
 イエローストーンがどうであれ、また近未来の世界がどうなるかなど関係なく、清く正しく生きることに一意専心していればいいのである。そのよう人々が多ければ、世界は大した異変もなく、大きな問題も徐々に改善しつつ、素晴らしい文明へと進んで行くはずである。


 

  《関連参照》  『まもなく世界は5次元へ移行します』 エハン・デラヴィ&中丸薫 (徳間書店) 《前編》
              【日月神示】

 
<了>