さて、ここまで続いてきた2024年GW255系だらけの旅!
新 宿 7:51
↓臨時特急「新宿さざなみ1号」9041〜9043M
館 山 10:06 / 10:36
↓普通ワンマン3129〜3228M
安房小湊 11:29
そして「わかしお5号」1055Mと「わかしお12号」1062Mの交換を撮ったところまで。
ルート的には、両日ともこの後安房鴨川駅まで向かう、というところは同じである。
但し、4月29日は後続の普通3237Mまで待ち、5月6日は「わかしお5号」を先行利用。
これは、安房鴨川駅で255系の入換作業を見る目的があったからだ。
従ってここでは、5月6日の写真から出していくことにする。
「わかしお5号」は11:59、安房鴨川駅に到着した。
先に普通列車で通り過ぎてはいたが、ここでようやく名実共に16年ぶりの再訪に。
…だが残念ながらGWと言えど利用客は少なく、パラパラと各車から降りていくのみ。
今回に限らず、数ヶ月255系の記録に歩き回っていて、5両編成で統一されてしまうには十分な
理由と実状があるのだなということを、この時点で身を以て実感させられたのであった。
京葉線だってその要因がきっとあるのだろうが、なんとも気難しいものだなと…
ただ、事実真実は現場にこそある。
それを踏まえての現実であるはずで、批判ありきでは事は進まない。
関係者諸兄は、その辺りを踏まえて発してもらいたいものだと常日頃から思っているのだが。
そして今回「わかしお5号」は安房鴨川駅2番線に到着。
改札口のある1番線が空いているにも関わらず、階段とエレベーターの上下移動が伴う。
こういった細かい配慮の足りなさにも、客離れの要素が見え隠れしないだろうか?
これこそ、現場を実際に見てみての実直な感想である。
1番ホームと2・3番ホームは位置が1.5両分ほどズレており、勝浦側でしか編成を撮れず。
到着から10分。
12:09、内房線館山(太海)方に移動開始。
駅西側にある「太一号踏切」の踏切上で停止し、速やかに3番線側の電留線に転線。
ポイント角度がキツイために徐行で、ゆっくり入ってくる。
最終的には、西側4番線に6番線留置中のE131系と並ぶ形で留置された。
ここで、15:42発の「わかしお16号」で発車するまでの間しばらく“昼休み”となる。
…さて、4月29日はもうしばらく安房小湊駅に留まり、3237M普通木更津行きに乗車。
ほぼ1時間に1本、ここではE131系同士の交換がある。
255系同士の交換を撮る場合、どうしても1時間近いタイムロスが避けられないのが悩み。
かと言って近隣の店で昼食を、というには少しばかり時間が足りない。
この日は近くのコンビニには寄ったが、当てもなくしばらく暇を持て余すこととなった。
まぁ、やはり新型車両というのはそれなりに快適ではある。
鉄道ファンには意見が分かれるところだろうが、日常利用客には歓迎できることなのだろう。
ただ、千葉支社管内共通項であるが、車体の汚れはE131系でも同じなのはいただけない。
そのあたりの手抜きぶりが、房総半島の鉄道の魅力を半減させてしまっている。
ちなみに、4月29日に安房小湊→安房鴨川間で乗った車両は線路モニタリング装置付き80番台。
車内の一部が機器スペースで潰され、変則的な座席配置に。
12:46、3番線に入線。
この時点で既に255系は4番線に入換が完了、4月29日にはパンタグラフが下されていた。
安房鴨川では12:58まで停車するため、255系留置編成をホームで撮影することは不可能。
停車の間に、東京から「わかしお7号」が12:52に1番線に到着してきた。
こちらは改正後もE257系のままであり、現実そんなに利用客は多くはない。
こちらも太海、館山方面に乗り継ぐには階段、エレベーターでの移動が必須。
6分の乗り継ぎ時間はあるが、バリアは免れないのが課題か。
全体利用からすれば、乗り継ぎ客なぞ極めて微々たるものかもしれないが…
そのあたりの配慮があれば、僅かながら隠れた需要も掘り起こせる期待もあるのではないか。
そんな気難しい現状を垣間見ながらE131系を見送り、ようやく駅の外へー。