定期運用延長終了まで、1ヶ月を切り。
遂に京葉車両センターに疎開されていたBe-05編成もいよいよ廃車回送を開始。
ここからは、いよいよこれまでの記録の蓄積が重要になってくる。
特に今年のGWは、乗るのも撮るのも異例の熱量でこなした。
機会は少なかったが、新宿から房総方面の特急に乗る、ということもそれ。
これからは格段に乗り鉄目的の利用も増えてくるだろうから、ベストタイミングだったろうか。
【16年越し〜シリーズの写真について】
今回は、往路の新宿→安房小湊間は
4月29日・5月6日の2日間、同じルートと
同じ列車で乗車移動しております。
従いまして「新宿さざなみ号」の写真は
進行方向基準に先頭側→4月29日撮影①
同最後部側→5月6日撮影②
の写真が混在します。
勝浦到着以降は、初回の撮影を基準にして
撮影位置を変えるなどしています。
予めご了承、ご承知おき願います。
さんざん乗り慣れた路線ではあるけれど、乗る車両変われば見慣れた風景もなんとなく変わる。
16年前、どんな思いで自分は安房鴨川に向けて旅立っていったんだったろう?
いや、あくまで仕事の研修だからそんな高揚感は一片たりともありはしなかっただろうか?
さてまずは、渡り線、短絡線が好きな人には堪らないだろう場所を2度も通過する。
線形の関係もあり速度はグッと下がり、本領には程遠いが…
まずは、御茶ノ水駅手前で中央快速線から緩行線へ。
4月29日の時は前展望はカーテンが閉じられ、眺めるのは不可能であった。
そのかわり、聖橋を思わず撮ったカットが存在する。
今回の運転期間中、何人かの友人もこのポイントで聖橋上から当列車を狙ったそうである。
「新宿さざなみ号」を含む定期・臨時の全特急列車は、今年3月ダイヤ改正から秋葉原駅通過に。
東京南北方面との連絡は、錦糸町駅にまとめられることとなった。
そして、まだゆっくりと隅田川を渡る。
朝の隅田川は、実に静かな雰囲気を漂わせていて好きな風景だ。
朝7〜8時台に山手線の東側に居ることも珍しく、早起きしたなと思わせてくれる。
そして、今度は総武快速線へと転線。
平面交差で総武快速線東京方面行きの線路を跨ぐため、またグッとスピードが落ちる。
加えて快速線千葉方面の線路をさしてスピードを緩めずに接近する電車が。
その存在に少しドキッとさせられるが、
そちらは錦糸町駅隣接の電留線にそのまま入っていく、回送列車であった。
こちらのポイントに支障することなく、どちらもスムーズに錦糸町駅に到着となった。
「しおさい」のE259系化により、総武快速線錦糸町〜幕張間は約1ヶ月半ぶり。
同時に、自分にとっては千葉まではもっとも馴染み深い区間に入っていく。
総武快速線内は、両日とも3月9日の時のような不穏な空気は無い。
新宿駅で急いで調達しておいた朝食を取りつつ、これから先の計画を思案する。
事前にしっかりプランは練ってあったが、もしもの想定も怠りなく。
船橋8:21着。
秋葉原通過と引き換えに、今回のダイヤ改正から停車するように。
「しおさい」全列車と、総武快速線を走行する成田エクスプレス以外の臨時特急列車が発着。
これまでは高速で走り抜けるばかりだった255系の、束の間の新しい風景である。
まだまだ旅は序盤。
いつかは消えゆく走りを、たっぷり堪能していく。