やはり房総半島は“因縁”なのか。
実は特に5月6日、再撮影の際には不可解なカメラトラブルに巻き込まれてもいる。
そしてそれは、現在に至ってもなお引きずっていたりもする。
地域的には16年ぶり、ようやく完乗した木更津〜安房鴨川間とともに、着いてもなお試行錯誤を
繰り返しながら動いていく、成果以上に疲労感の濃かった記録行脚はまだ前半戦ー。
【16年越し〜シリーズの写真について】
今回は、往路の新宿→安房小湊間は
4月29日・5月6日の2日間、同じルートと
同じ列車で乗車移動しております。
従いまして「新宿さざなみ号」の写真は
進行方向基準に先頭側→4月29日撮影①
同最後部側→5月6日撮影②
の写真が混在します。
勝浦到着以降は、初回の撮影を基準にして
撮影位置を変えるなどしています。
予めご了承、ご承知おき願います。
さて、自宅からだと約4時間。
第一目的地たる安房鴨川を越えて、ようやく今回の第二目的地になる
安房小湊
に到着した。
日蓮宗の大本山・小湊山誕生寺の最寄り駅でもあることから、観光需要もそこそこある。
特急「わかしお」以下の全列車が停車するが…特にコロナ禍以降利用客減少が顕著なようだ。
この安房小湊駅3番線には、土休日日中は「新宿わかしお1号」で安房鴨川にやってきた編成が
回送されてきていて、上り「新宿わかしお4号」の運転まで中休となる。
わざわざこの安房小湊駅までやってきたのは、現在の定期「わかしお」のうち、東京10:00発の
5号と安房鴨川11:41発の12号が255系で運用されており、その交換があるからだ。
ダイヤ改正前は5号がE257系使用だったため、今回が外房線内初の交換設定である。
この並びを撮るため、4月29日は2番線で、5月6日は1番線でポジションを取ることにした。
そんなこともあったが、4月29日は2番ホームで先ず5号の到着を迎撃。
11:48。
グッと減速して、ポイントを渡って車体を揺らしながら1番線に到着!
5月6日は、入線してくるところを1番ホーム先端で。
長い間同じ房総エリアで共演してきたE257系500番台との並び。
日常的に見られたこの並びも、そろそろ終わろうとしている。
それにしても、つくづく長いこと放っておいたものだと改めて頭を抱えてしまった。
位置的に相当行きずらかったことは確かだが、銚子と比べると扱いの差は歴然だ。
ただ、ここで幸いだったのは5号の停車時間が3分ほどあること。
2番ホームで撮影していても、安房鴨川側に回り込める余裕があった。
そのあたりは、ダイヤ改正前の総武本線旭駅も同様だったことを覚えている。
そして、11:50。
東京行き「12号」が入線!
こちらも両開きポイントであり、グッと減速してくるのがこの駅のセオリー。
3月15日まで旭駅でも見られたこの光景、こうして再び見られたことに胸熱!
…ただ、旭駅同様、停止位置が上下約1両分ズレてしまうのは致し方なし。
これによって、並びの撮影機会は旭駅の時と同様に限られてしまうこととなり…
4月29日は、両列車を見送って11:51に同時発車のところをギリギリ並びを収め。
E257系500番台との同一ホーム並びも。
3編成並びは、ギリギリ発車してしまったために失敗。
安房鴨川への5号ラストスパートも、無事に収めた。
一方で、5月6日の時は…
5号に、乗った!
ここで、両日の動きが少しずつ変わり始める。
この旅の目的は、まだまだ終わらない…