ヒルズ黙示録・最終章
新書はなかなか絶版にならない。ストックされるものである。
書店に行けば、1960年代に初刊が出た中公新書がいまだに
手に入る。90年代に出た新興の新書も、そうした伝統に従い
書店にいけば創刊直後のものが手に入る。
新書とはそういうものだろう。単にサイズが新書サイズという
だけでなく。
本書は現在公判中のライブドアと村上世彰についてである。
「ヒルズ目次録」(ハードカバー)の続編である。
なぜこういう現在進行中のものを朝日新聞社はわざわざ新書で
出すのか。創刊直後のための話題作りは明かである。おまけに
ハードカバーの続編ときたもんだ。
新書文化を汚すものである。
【愚】 2006年
書店に行けば、1960年代に初刊が出た中公新書がいまだに
手に入る。90年代に出た新興の新書も、そうした伝統に従い
書店にいけば創刊直後のものが手に入る。
新書とはそういうものだろう。単にサイズが新書サイズという
だけでなく。
本書は現在公判中のライブドアと村上世彰についてである。
「ヒルズ目次録」(ハードカバー)の続編である。
なぜこういう現在進行中のものを朝日新聞社はわざわざ新書で
出すのか。創刊直後のための話題作りは明かである。おまけに
ハードカバーの続編ときたもんだ。
新書文化を汚すものである。
【愚】 2006年
-
- 大鹿 靖明
- ヒルズ黙示録・最終章
格差社会の結末
話があっちにいったりこっちにいったりで、編集者の工夫のなさが
読む意欲を失わせる代物。
また出てくる指標が格差ものではだいたいが同じなのでつまらない。
そういう意味で、あっちこっちから様々な指標を持ち出してくる外資系
証券会社のエコノミストの方が、この手の論議には期待がもてる。
たとえばJPモルガンの北野一。
北野はJPモルガンのレポートにて、2003年度から3年連続で付加価値
労働生産性が著しく悪化している点から「日本企業は、必ずしも効率的
に付加価値を生み出せるような体質にはなっていないということである。
ただ、その付加価値の分配においては、労働者よりも資本家に手厚く
している分、社外からの評価が急速に高まっているということなのでは
ないか。」とし、付加価値労働生産性が低下する一方で逆に株主配当が
増大していることより、「「もの言う株主」が増え、「春闘」が死語になる
時代を象徴している数字である。格差「感」が広がるのも理解できる。」
と結んでいる。(2006.9.8)
【わざわざ読むほどのものではない】 2006年
読む意欲を失わせる代物。
また出てくる指標が格差ものではだいたいが同じなのでつまらない。
そういう意味で、あっちこっちから様々な指標を持ち出してくる外資系
証券会社のエコノミストの方が、この手の論議には期待がもてる。
たとえばJPモルガンの北野一。
北野はJPモルガンのレポートにて、2003年度から3年連続で付加価値
労働生産性が著しく悪化している点から「日本企業は、必ずしも効率的
に付加価値を生み出せるような体質にはなっていないということである。
ただ、その付加価値の分配においては、労働者よりも資本家に手厚く
している分、社外からの評価が急速に高まっているということなのでは
ないか。」とし、付加価値労働生産性が低下する一方で逆に株主配当が
増大していることより、「「もの言う株主」が増え、「春闘」が死語になる
時代を象徴している数字である。格差「感」が広がるのも理解できる。」
と結んでいる。(2006.9.8)
【わざわざ読むほどのものではない】 2006年
- 中野 雅至
- 格差社会の結末 富裕層の傲慢・貧困層の怠慢
1968年
1989年、ルーマニアでは民衆のデモが拡大し、独裁者チャウシェスク
政権が倒れた。そのデモは10代の子供からが参加したものであった。
指導者層の40代の大学教授は「怖れていてはいけない」と10代の娘に
肩を押されたという。
こうした10代の子供からが主体となり得た革命が現実にあった今日、イデ
オロギーと党派性ばかりが目につく、このような書籍になんの価値があろ
うか。学生が国会の前に何万人集まろうが、何日間東大を占拠しようが、
ルーマニアの現実を前にすれば革命ごっこであり、インテリの夢想にすぎない。
【こんな本は今時出版してはいけない】 2006年
政権が倒れた。そのデモは10代の子供からが参加したものであった。
指導者層の40代の大学教授は「怖れていてはいけない」と10代の娘に
肩を押されたという。
こうした10代の子供からが主体となり得た革命が現実にあった今日、イデ
オロギーと党派性ばかりが目につく、このような書籍になんの価値があろ
うか。学生が国会の前に何万人集まろうが、何日間東大を占拠しようが、
ルーマニアの現実を前にすれば革命ごっこであり、インテリの夢想にすぎない。
【こんな本は今時出版してはいけない】 2006年
-
- 〓 秀実
- 1968年
昭和大相撲騒動記
相撲界のUWFと呼ぶべき、昭和七年の天龍による
独立相撲団体「大日本新興力士団」旗揚げ事件の顛末記。
この書物でわかるのは、枡席利権が大正時代の三河島事件
(力士が上野の旅館に立てこもり、協会に要求を突きつける)から
貴乃花親方の「相撲道改革論」(北の海理事長が口頭で注意)まで
なにかにつけて問題となっていることがわかる。
双葉山に寄せた方が、この独立団体や璽宇教など話題満載の
書籍になったであろうか。
【期待はずれ】 2006年
独立相撲団体「大日本新興力士団」旗揚げ事件の顛末記。
この書物でわかるのは、枡席利権が大正時代の三河島事件
(力士が上野の旅館に立てこもり、協会に要求を突きつける)から
貴乃花親方の「相撲道改革論」(北の海理事長が口頭で注意)まで
なにかにつけて問題となっていることがわかる。
双葉山に寄せた方が、この独立団体や璽宇教など話題満載の
書籍になったであろうか。
【期待はずれ】 2006年
論争 格差社会
総合誌などに書かれた格差論議をまとめたもの。
格差をなくせは、なぜ「サヨク」なのか?
いまさら格差を論じるのに「サヨク」を持ち出して何になる?
【わざわざ読むほどのものではない】 2006年
格差をなくせは、なぜ「サヨク」なのか?
いまさら格差を論じるのに「サヨク」を持ち出して何になる?
【わざわざ読むほどのものではない】 2006年
- 文春新書編集部
- 論争 格差社会
「小さな政府」を問いなおす
同じ著者・同じ版元の「日本経済を学ぶ
」の小さな政府版。
同じように増田悦佐「高度経済成長は復活できる 」(文春新書)の
指摘に基づき、田中角栄による社会主義革命によって日本は
「大きな政府」となり、経済は低成長となったと主張。
【通勤用にGOOD】 2006年
同じように増田悦佐「高度経済成長は復活できる 」(文春新書)の
指摘に基づき、田中角栄による社会主義革命によって日本は
「大きな政府」となり、経済は低成長となったと主張。
【通勤用にGOOD】 2006年
- 岩田 規久男
- 「小さな政府」を問いなおす
これも経済学だ!
最初と最後、第1章「経済学的思考のススメ」と
第5章「経済学は懐の深い学問」だけ読む価値有り。
だがスティーヴン・レヴィット「ヤバい経済学」と同じ
ようなことを言っており、であるなら「ヤバい経済学」の
方をすすめる。
第5章「経済学は懐の深い学問」だけ読む価値有り。
だがスティーヴン・レヴィット「ヤバい経済学」と同じ
ようなことを言っており、であるなら「ヤバい経済学」の
方をすすめる。
- スティーヴン・レヴィット, スティーヴン・ダブナー, 望月 衛
- ヤバい経済学 ─悪ガキ教授が世の裏側を探検する
- 中島 隆信
- これも経済学だ!