中央線で読む新書 -34ページ目

道教の房中術

読み通すとへとへとになる。

【つまみ読みにGOOD】 2003年

土屋 英明
道教の房中術―古代中国人の性愛秘法

グリム童話の世界

キリスト教以前の「古代ゲルマン信仰」に基づく民話に、ナポレオンに負けた
ドイツ人の文化ナショナリズムが呼応、それがグリム兄弟による童話収拾
であった。

【つまみ読みにGOOD】 2006年
高橋 義人
グリム童話の世界―ヨーロッパ文化の深層へ

ハリウッドで勝て!

新潮新書らしく聞き書きによる。
新潮新書らしく中味が薄い。

石坂浩二と一瀬隆重の出会いくらいしか読みどころがない。
編集権について、もっとページを割いてもよかったろうに。

【凡】 2006年
一瀬 隆重
ハリウッドで勝て!

満州と自民党

がっかりもいいところ。
さすが新潮新書。

同じ著者の「満鉄調査部 」平凡社新書と
参考文献で再三登場する原彬久「岸信介 」岩波新書
を読んだ方がよい。

新書1冊読むか、2冊読むかの違いしかないのだし。

【駄】 2005年
小林 英夫
満州と自民党

インドビジネス

90年代よりインドに関わってきた著者による。
宗教・政治・歴史・文化の多岐に渡る。

【つまみ読みにGOOD】 2006年
島田 卓
インドビジネス―驚異の潜在力

ヤミ市幻のガイドブック 

まあまあ。

【時間潰しにGOOD】 1995年
松平 誠
ヤミ市幻のガイドブック

「かわいい」論

どこがどうと言われても困るが、いい本です。

【つまみ読みにGOOD】 2006年
四方田 犬彦
「かわいい」論

夢と魅惑の全体主義

五十嵐太郎「新宗教と巨大建設 」(講談社現代新書)と併せて読みたい新書。

ムッソリーニ、ヒトラー、スターリンの都市建設。
一方、彼らと違い、「日本ファッショ」時代は、鉄鋼の使用規制のため、霞ヶ関
に木造のバラックの官舎が建ち並んだ。

画家志望時代のヒトラーの画は人物よりも建物に寄っていたことより、ヒトラー
の非人間的性格をそこから引き出そうとするのを度々目にするが、井上はそれ
を否定。もともと建築家志望であったヒトラーが建物を書くのは当然だろうと。

そしてそのヒトラー、都市建設に邁進するのである。

もっと写真が欲しいところである。

【つまみ読みにGOOD】 2006年
井上 章一
夢と魅惑の全体主義

あの戦争になぜ負けたのか

「文藝春秋」での討論会(半藤一利・保阪正康・中西輝政・戸高一成・福田和也・
加藤陽子)の再録。

日中戦争中に、ドイツは国民党に軍事顧問をおくり、武器も輸出した。日本軍は
それに苦しめられた。でありながら、ドイツが快進撃をはじめた短期的な情勢から
日独伊三国同盟を結ぶ。軍人の多くがドイツに留学していたから(そこで現地妻を
提供された)から、曖昧な理由でしかない。

一方で、かつては軍艦を英国から買い、イギリスまで引き取りに行き、訓練しながら
日本に軍艦ごと戻っていた。そうしながら海軍は世界を見ていた。しかし軍艦を自国で
作れるようになってからは、そうした機会が当然なくなった。それも日本の軍人の見識
を下げた一因となった。

第一次世界大戦で潜水艦が登場するが、日本はそのありがたみ・脅威を知らずにいた。
そのため兵学校の卒業成績(ハンモックナンバー)の低い者が潜水艦乗りとなった。
それは兵站もおなじで、陸大の成績下位の者が兵站参謀となった。

補給兵站を軽く見る風潮がインパール作戦をうみ、また敵の輸送船を攻撃しても得点と
ならなかったため、攻撃しなかったのである。

国際政治的にもだが、軍事的発想においても、潜水艦・兵站を軽視するという点において
取り残されていたのであった。

また大正デモクラシー。
福田が原敬から犬養の時代、国会議論の質の高さをあげ、原が暗殺されなかったらと言い、
それを受けて加藤が「原敬の国家統合スタイルとは、制度化されうるものではなく、原敬個人
の資質によるところが大きいんじゃないでしょうか」。
また二大政党制であったために腐敗の暴露合戦となり、院外団が生まれ、政治への失望が
皮肉にも国民に生まれた。

【通勤用にGOOD】 2006年

半藤 一利, 中西 輝政, 福田 和也, 保阪 正康, 戸高 一成, 加藤 陽子
あの戦争になぜ負けたのか

統計数字を疑う

シンクタンクの経済波及効果や政府によるマクロ統計などの
統計数字を疑い、それらの癖などを解説。

地下経済にBRICsにも触れられており、新書乱発の門倉貴史の
集大成的新書でもある。

NT倍率の意味は知っていたが使い方がわからなかった。
NT倍率が上昇する局面は内需よりも値がさハイテク株が買われており、
低下する局面は内需株が買われている局面。
N、つまり日経225が値がさ株の寄与度が高いのに対して、T、つまりTopix
は時価総額が大きい銘柄の寄与度が高いため。
思わぬところで勉強になった。

【つまみ読みにGOOD】 2006年
門倉貴史

統計数字を疑う なぜ実感とズレるのか?