中央線で読む新書 -32ページ目

歴史とは何か

書名ぐらいは誰でも知っている書物。

歴史とは何かが延々と述べられている。

【わざわざ読むほどのものではない】 1962年
E.H. カー, E.H. Carr, 清水 幾太郎
歴史とは何か

映像の演出

まあ、とくに読む必要はないでしょう。

【わざわざ読むほどのものではない】 1979年
吉村 公三郎
映像の演出 (1979年)

永井荷風の生き方

本書の新刊広告と著者の死亡記事が同じ朝刊に載ったという
トリビアつきの書籍。

同じ著者の「荷風ひとり暮らし」などの方が、よい。
妙に本書は新書なのにかしこまった印象を受けるが、それは
著者が死期を感じてのことだったのか。

【ほかによいものがある】 2006年

松本 哉
永井荷風という生き方

安倍晋三の力量

ほんとうにどうでもいい書籍。

「岸信介のDND」とうんざりするほど耳にしたが、
岸と安倍ではものが違いすぎる。
ただ血がつながっているだけで、それ以外になんの
共通点があろうか。

【愚】 2006年
塩田 潮
安倍晋三の力量

ネットvs.リアルの衝突

ウィニー、オープンソース、ガバナンス、ウェブ2.0。

ネットと政治について少々触れてある。
「加藤の乱」の際に、加藤紘一のもとには激励のメールが大量に舞い込んだが
加藤は敗れた。ここではネット世論とリアル世論が乖離した。
その後の郵政解散ではネット世論とリアル世論が一致した。で著者は「ネットに
『世論』と呼べるような空気が出現し、それがリアルの社会とダイレクトにつながる
ようになったのは、間違いない事実だった」と結ぶ。

しかし、前者は永田町内の政争であり、後者は国政選挙であるから、加藤を引き
合いに、世論とネットを論じるのはおかしなはなし。

【わざわざ読むほどのものではない】 2006年
佐々木 俊尚
ネットvs.リアルの衝突―誰がウェブ2.0を制するか

核戦争を待望する人びと

ジェームズ・ワット(レーガン政権の内務長官)は下院の委員会で
自然資源の破壊は大して気にならない。なぜなら「イエスの再臨まで
後何世代もかかるわけではない」と発言。(16)

ここまでくるとカルトである。

本書は、河野博子「アメリカの原理主義 」を読んだ後に読むことを勧
める。サブタイトルに「聖書根本主義派潜入記」。聖書根本主義とは
聖書を文字通り解釈し、預言書として現実に当てはめていく人たち。

ソ連を悪魔に見立てていた冷戦の時代、それは自由主義vs共産主義
である一方で、聖書根本主義vs無神論であったわけだ。

彼らはイエスの再臨を信じるため、地球の滅亡など気にしない。冒頭に
あげた環境破壊同様に、核戦争も怖れないのである。

冒頭の発言の主と同様に、レーガン大統領は「天啓的史観」を持っていた
ことが書かれている。

アメリカは本当に恐ろしい。

【話のネタ本としてGOOD】 朝日選書 1989年

グレース ハルセル, Grace Halsell
核戦争を待望する人びと―聖書根本主義派潜入記

テポドンを抱いた金正日

出たばかりだが、なにも目新しいものがない。
文章も下手。

この程度のものが出版されるのは金正日にスター性が
あるということか。

【愚】 2006年
鈴木 琢磨
テポドンを抱いた金正日

歴史を学ぶということ

英語がろくに話せないままに留学。そしてハーヴァードに。大学院に
行くために必要以上に数学を取り(英語力は関係ない上、日本の方が
数学の教育水準が高かったのでいい成績が取りやすかった)、奨学金
を得て、大学院に進み、周囲の協力で教授へとなる。(駆け出しの教授
の頃、「ジャパンアズナンバーワン」のエズラ・ヴォーゲルが英語を教えた)

一歴史学者の半生。

【時間潰しにGOOD】 2006年

入江 昭
歴史を学ぶということ

マネーロンダリング

繰り返し読んだ内容。

【-】 青春新書 2006年

門倉 貴史
マネーロンダリング―汚れたお金がキレイになるカラクリ

新書百冊

刊行直後に読んだのだが、再読。
と言うか、ブックガイドとしてめくる。

宮崎市定「雍正帝」(岩波新書 1950年 現在は中公文庫)
  天皇の学生時代の愛読書。
冨士正晴「中国の隠者」(岩波新書 1973年)
E.H.カー「歴史とは何か」(岩波新書 1962年)
吉村公三郎「映像の演出」(岩波新書 1973年)

を読むこととする。

【話のネタ本にGOOD】 2003年
坪内 祐三
新書百冊