中央線で読む新書 -33ページ目

幕末の天皇

なぜ幕末になって天皇が息を吹き返したのか。
光格天皇による儀式その他の厳密な復古にはじまる
天皇の復権劇。

【つまみ読みにGOOD】 1994年
藤田 覚
幕末の天皇

新・民族の世界地図

読む疲れるほど中身が濃い。

9.11以降の情勢を踏まえた改訂版で、インドネシアやチェチェンなどでは
「テロとの戦い」名目であれば、いかなる弾圧にも国際社会が介入できない
雰囲気になった点が随所に書かれている。

バイクレースで有名なマン島。ここは自治権を持った英国王室保護領で、
「グレートブリテンおよび北アイルランド連合国」には含まれていないと
知る。外交・軍事は英国に委任するが議会と政府は独立し、通貨もマンク
ス・ポンドが独自に流通。

小乗仏教とは蔑称で、1950年の世界仏教徒会議第一回世界大会で小乗仏教と
いう呼称は使わないと言う決議が採択。

先日、カジノを運営するアメリカの先住民がハードロックカフェを買収。よくわから
ない話であったか、1988年に「インディアン保留地ゲーミング事業法」によって州法
でギャンブルが認められていなくても、保留地にカジノを作ることが認められたための、
先住民のカジノ運営会社があると知る。

米国先住民のひとつにチェロキー族。白人との平和的共存を望みキリスト教を受け
入れた。この血を引くのが「ダンスウィズウルブス」を撮るケヴィン・コスナーであり
キム・ベイシンガー、プレスリー、ティナ・ターナー、ジミヘンとのこと。

【書物としてGOOD】 2006年
21世紀研究会
新・民族の世界地図

両さんと歩く下町

「こち亀」の扉画に描かれた下町エッセイ。素晴らしい。
荷風の随筆好きにお勧め。それに匹敵する代物。

東京スタジアム(82巻「光の球場!の巻」)の素晴らしいこと。

【書物としてGOOD】 2004年
秋本 治
両さんと歩く下町―『こち亀』の扉絵で綴る東京情景

ある北朝鮮兵士の告白

まあ、想像通りの内容。
脱北のノウハウは面白い。

【わざわざ読むほどのものではない】  2006年
韓 景旭
ある北朝鮮兵士の告白

大政翼賛会に抗した40人

副題に「自民党源流の代議士たち」。
自民党の機関誌「自由民主」の連載をまとめたもの。
政党を解散し、翼賛会になだれ込む状況の中で、それに
抗して院内交渉団体「同交会」を中心に議員活動を続けた
代議士列伝。

鳩山一郎・片山哲・芦田均・大野伴睦・世耕弘一etc。

【読んで面白いものではない】 朝日選書 2006年
楠 精一郎
大政翼賛会に抗した40人―自民党源流の代議士たち

プレイバック1980年

当たり。1980年代を年ごとに上手くまとめている。

なぜか村田晃嗣だが、問題ない。泉麻人あたりのお誂え向けで
ないところに、志を感じる。

しかし、抜け落ちもある。「ウイークエンド」などサブカル雑誌はもとより、
「フライデー」「フォーカス」「エンマ」などメインラインの写真週刊誌が
抜けている。(たけし事件で出ては来るが。)

それから村西とおるも出てこない。

しかし、些細なことを大げさに書いたりしない姿勢-小林信彦やら坪内
祐三と違う点だ-のお陰で、ストレスなく読むことが出来る。

【書物としてGOOD】 2006年

村田 晃嗣
プレイバック1980年

陸軍中野学校

「昭和史発掘 幻の特務機関『ヤマ』」(新潮新書)
「昭和史発掘 開栓通告はなぜ遅れたか」(新潮新書)
と同じ著者である。

これらも本書も、面白そうなテーマながら、ちっとも面白くなかい。

とにかく読ませるチカラがない著者である。。

【読みづらい】 2006年

斎藤 充功
陸軍中野学校 情報戦士たちの肖像

思ひ出55話 松竹大船撮影所

大船撮影所のスタッフ-製作・演出部・撮影部・照明部etc-の55人のエッセイ。

西河克己のは、一篇のすぐれた短編小説である。

スチールカメラマンの金田正、「砂の器」で、後ろ向きのポスターは認められない
だろうと、適当にとったところ、絞りを間違えた。それがポスターで採用されることと
なる。

【つまみ読みにGOOD】 2004年
森田 郷平, 大嶺 俊順
思ひ出55話 松竹大船撮影所

日本の外交は国民に何を隠しているのか

日本は国連分担金の恒常的滞納国である。
常任理事国入りを主張する際に、枕詞として言われる
「日本はちゃんと(アメリカと違って)分担金を払っている」は
嘘であったのだ。

また日本はアメリカ追随と思われがちだが、人権問題に関して
は、国連の場で特定の国の人権問題を批判することを独自に
反対してきた。(南アフリカのアパルトヘイトがその一例)

そして今、拉致問題に関して人権問題として国連の場で同調を
呼びかけているのだが。

【通勤用にGOOD】 2006年
河辺 一郎
日本の外交は国民に何を隠しているのか

セレブの現代史

「第五章 アートとセレブ」「第六章 ファッションとセレブ」が面白い。

【つまみ読みにGOOD】 2006年
海野 弘
セレブの現代史